壁新聞道場! バックナンバー

壁新聞道場!

【2025 壁新聞道場!】たのもーーーう!鹿児島県 その5

2025.10.08 掲載

鹿児島県からは13枚の応募があったよ。その中から2枚をご紹介。
宮川師範よろしくお願いします!

鹿児島県 その1 その2 その3 その4

鹿児島市「阿室小中学校エコクラブ」

阿室っ子かんきょう・文化新聞
25-46-02.JPG
SDGssdg_icon_11_ja_2.pngのサムネイル画像sdg_icon_15_ja_2.pngのサムネイル画像
阿室っ子新聞
25-46-03.JPG
SDGssdg_icon_11_ja_2.pngのサムネイル画像sdg_icon_16_ja.pngのサムネイル画像
万博イヤーにちなんで「暮らしたい未来の環境について」みんなからのメッセージ
わたしたちが新聞にまとめたことが、奄美の自然や文化を大切にし,守っていくことにつながると思います。そして,新聞にまとめたことで、多くの人に知ってもらうことができると思います。 わたしたちが大人になったときに, きれいな海や川、奄美の楽器やすもうが受けつがれて残っている未来にくらしたいです。 
奄美には長い歴史をもつ文化や伝統があります。 どれも先人達の努力によって、今も残っているものです。 世界自然遺産に登録された今、私たちは、人々のこれまでの思いを受け継いで残していかなければいけません。 たくさんの人に奄美の魅力を知ってもらい, 一年中、観光地や伝統行事でにぎわう島であってほしいです。 

阿室っ子かんきょう・文化新聞のみなさんへ
師範から一言!
今回の壁新聞では、奄美のようかい・ケンムンのお話を通して、奄美の自然や文化の魅力をとても楽しく伝えてくれました。ようかいが土地のくらしや人のすきなことをあらわしているという見方は、とてもおもしろく、わくわくしながら読みました。
4つのお話はどれも奄美らしさがあふれていて、しゃしんやしりょうのおかげでとてもわかりやすかったです。ようかいのお話は日本だけでなく海外にも伝えられていて、ちょうどNHKのドラマでも小泉八雲のことが紹介されていましたね。みんなの新聞も、同じように地域の大切さをしっかり伝えてくれていて、とてもすばらしい発信になっていました。
そしてさいごの『言い伝えを守るには自然や文化を大切にしないといけない』という気づきは、大人にとっても子どもにとっても、とても大切な発見です。今回の壁新聞は、みんなの力が一つになって生まれたすてきな作品で、読んでいてとても誇らしい気持ちになりました!

とっておきのゴシドウ★
今回の壁新聞では、全体のテーマもすばらしかったのですが、一つ一つの記事もとても丁寧に作られていましたね。家族へのインタビューや歴史の調べ、一年を通した作業など、どれも引き込まれる内容で、最初にテーマで興味を引き、そのあとにくわしい情報で読み手を納得させる、とても完成度の高い新聞でした。
ここからさらに良くするために、2つだけアドバイスをします。ひとつ目は、全体のテーマである「ケンムン」についてです。4つの言い伝えで特徴を伝えてくれましたが、ケンムンの姿やどんな場所に出てくるかなども書かれていると、もっと読み手が想像しやすく、親しみがわくと思います。
ふたつ目は、記事の中に情報がたくさんある分、読む順番が少しわかりにくいところもありました。どの流れで読んでもらいたいかを考えて写真や資料を配置したり、縦書きや横書きを内容に合わせて使い分けたりすると、さらに読みやすい新聞になると思います。

地域事務局からの応援メッセージ【鹿児島県】
ケンムンの言い伝えに関わる奄美の自然文化について幅広く学習してきたのですね。 これからもケンムンの言い伝えを守るため奄美の自然文化を大切にしていってください。 

阿室っ子新聞のみなさんへ
師範から一言!
今年の『阿室っ子新聞』は<島の歴史編>ということで、たくさんの思いが記事から伝わってきました。特に『人々が紡いできた歴史~次のバトンは私たち』というメッセージには、自分たちが受けつぐ責任まで書かれていて、とても心に残りました。『過去があって今がある』からこそ、奄美の魅力が生きているのですね。
また、歴史といっても、文化・自然・スポーツ・産業・遺跡といった、さまざまな面からまとめられていて、みんなの視点がとても活かされていました。私も奄美大島の出土品の豊かさには驚きました。古代から海を通じて交流する大切な場所だったことをあらためて感じました。
なにより、この新聞全体から「自分たちが地域を大切に思っている気持ち」がしっかり伝わってきて、とても力強く、読んでいてわくわくしました。こんな新聞を作れるみんなのことを、とても誇らしく思います!

とっておきのゴシドウ★
歴史をテーマとする壁新聞は、地域の歴史を紹介する記事が多いのですが、今回のみなさんの新聞では、奄美の歴史を未来にどう受けわたすかということがしっかり考えられていて、そのための工夫や具体的な調査が行われていました。とてもすばらしい内容で、全国のこどもたちにも見てもらいたい新聞だと思いました。
記事の中には、とても大切で魅力的な内容だからこそ、奄美を知らない人にも伝わるように少し説明を加えると、もっとよくなる部分もあります。「もう二度とくりかえさないように」では、平家の落人のお話を事前に知らないと理解が難しいかもしれません。また「今あるくらしは、ノロの存在があってこそ」では、ノロの神話を少し紹介してから書くと、記事のメッセージがより深く伝わると思います。全国に向けて発信するには、このような工夫がとても大切ですね。
まだ多くの人が奄美の歴史をよく知らない中で、こうして新聞にまとめて発信したこと自体がとても貴重です。ぜひ、全国のこどもたちにもしっかり伝わる工夫を重ねながら、これからも奄美の魅力を発信していってください。とても楽しみにしています!

地域事務局からの応援メッセージ【鹿児島県】
奄美の歴史について幅広く学習してきたのですね。 人々が紡いで きた奄美の自然や文化を未来につないでいくために、 これからも たくさん学習していってください。 

宮川師範、ありがとうございました!次回はどこの地域かな?お楽しみに!

interviewhidari-e.pngのサムネイル画像

鹿児島県 その1 その2 その3 その4

ご意見ご感想もお待ちしております!
〒101-0032 東京都千代田区岩本町1丁目10-5 TMMビル5F
公益財団法人 日本環境協会
TEL:03-5829-6359 FAX:03-5829-6190
Email: j-ecoclub@jeas.or.jp

師範紹介ページはこちら! その① その②

2024年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202412272024.html
2023年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202403312023.html
2022年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202303310000.html