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ユースTOPICS

2016年度「ユースが行く!!」No.3 ~新松戸幼稚園 みっちん編~

2016.06.20 掲載

みっちん編「新松戸幼稚園」
All Japan Youth Eco-clubのメンバーが、各地のクラブなどがどんな活動を行っているかなどを取材・体験して、全国に発信する「ユースが行く!!」。
今回は、関東のみっちんが千葉県松戸市のしんまつど幼稚園を取材し、レポートしてくれました(^^)/

材クラブ:新松戸幼稚園
活動場所:千葉県松戸市
メンバー:約350人 (同園を卒業した小学1年生も今年から登録!)
活動開始:2014年~

『今回は、学校法人松本学園しんまつど幼稚園の寺田美子園長先生にお話を伺いました!』

◆活動のきっかけ取材.jpeg
松戸市内を流れる坂川は、昔は水が綺麗でホタルが多く生息する川だったそうです。しかし、だんだん汚くなり自転車などの大きなゴミも捨てられているような川になってしまいました。そこで、市の河川を管理する部署の方と一緒に船を出し新松戸幼稚園の先生たちが川の清掃に参加することにしました。このきっかけから、ホタルの住める環境へという思いから環境活動へ目を向けるようになったそうです。

 普段の活動は、主に自然とふれあったり、ひょうたんづくりをしたり幼稚園児でもできる活動です。寺田先生は幼児教育はエコや環境につながっているものが多いと話します。そのことを、大人が 気がつきエコ活動として認識して保育をするか、別物としてみるかという違いがあり、エコにかかわらずいろいろなことにつながっていることに気づくことが大切だそうです。


◆エコパーティー 6月11日 土曜日工作様子.jpeg
新松戸幼稚園では、毎年親子や地域の方々が参加できる「エコパーティー」を開催しており、今回第14回目のエコパーティーにおじゃましました。 

 園児達が日頃行っているエコ活動を展示し、父兄や地域の方々にご覧いただいたり、育てているホタルの暗室での鑑賞、生態紹介、ミミズコンポストの作成コーナーなど魅力的なものがたくさんありました。特に、ホタルの生態をクイズやストーリー風の絵で紹介してあり、とても分かり易かったです。 また、子どもたちは不要になったペットボトルなどの中にドングリを入れて、オリジナルの楽器も作りました。子どもたちは作った楽器持ちより、ホールで開かれた「リサイクルでリサイタル」で、園を卒園したお姉さんからなる「新松戸少年少女合唱団」と地域の「松戸ブラスオルケスター」の皆さんと一緒に楽しく演奏をしました。

活動写真.jpeg 工作.jpeg ミミズコンポスト.jpeg

◆活動を通じて
多くの子ども達は、ポイ捨てをしてはいけないということをルールとして知っていて、ポイ捨てをしない子がほとんどです。ですが、しつけとして知っているのではなく生物の生態などを通して循環、ストーリーとして子どもたちが学ぶことで理解して行動することが大切だと寺田園長先生は考えているそうです。

 エコや省エネといっても子どもたちだけでなく大人でも難しいイメージを持ちやすいものです。しかし、身近な空き箱の再利用や生物の生態を知ることでエコに興味や関心を持つ子どもが増えます。

 興味関心は遊びの中で学び、その延長線上にエコにつながることを知ることで、環境についてだけでなく様々なものへの探究心が生まれると考えています。

 そんな探究心を持った子どもたちが、これがエコだということではなく、ごく当たり前のように環境に良いことを行えるようになっていくと嬉しいとおっしゃっていました。


◆寺田園長先生からのメッセージ
 「環境活動」と難しくならず、日頃の保育の中でもできることを取り入れて、無理なく行うことが大切だと思います。

 「何をしたら良いか」「これからどうしたら良いのか」というのは、子どもが教えてくれることがあります。きっかけは大人たちでも、その活動へのヒントは子どもたちがくれます。子どもの目線からヒントをもらい続けていくことの大切さに気づきました。まずは活動をすることにチャレンジしていって欲しいです。


★編集後記
エコパーティーでは、多くの園児や卒園生たちが楽しそうにドングリで楽器を作っている姿やミニミミズコンポストを作って嬉しそうにしている姿を見ることができました。自分たちが楽しく学んでいるというのは子どもたちにとっても続けやすいことだと思います。

 寺田先生とのお話の中で興味深い取り組みを聞きました。年長組の子ども達が先生となり、保護者に環境への取り組みを説明するという取り組みを行っているとききました。例えば、エコバッグを持ってお買い物をすることを説明するため、保護者の人にはお客さん役、園児たちにはお店の人の役をするそうです。

 これらのことをはじめとして、子ども達が学んだこと感じたことを大人に話すことで大人の環境に対する意識も変わっていくように感じました。

 また、メッセージにもあった「ヒントは子どもがくれる」という言葉も大人が気づかないことやできないと思っていることでも、子ども達のちょっとした気づきが何かにつながるという意味でもとても大切な言葉だと思いました。(みっちん)

 

ユースが行く!! 2016年度 No.3 みっちん編.pdf

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★バックナンバー
2016年度
No.1 くみ編「『こどもエコクラブ全国フェスティバル2016』に参加したよ!」(東京都新宿区)
No.2 なーさん編「大阪市内での活動するこどもエコクラブを取材したよ。」(大阪府大阪市)

2015年度
No.1 ゆっきー編「調布こどもエコクラブ」(東京都調布市)
No.2 あまちゃん編「片瀬少年少女探検隊」(神奈川県藤沢市)
No.3 ゆっきー編「MIYASHIROエコ☆スターズ」(埼玉県宮代町)
No.4 みっちん編「中央エコキッズ」(東京都中央区)
No.5 めぐ編「豊明エコキッズ」(愛知県豊明市)
No.6 あまちゃん、めぐ、いっしー編
「オイスカ『子供の森』子ども親善大使×こどもエコクラブ交流会in谷津干潟」
(千葉県習志野市)
No.7 みっちん&ゆっきー編 「高尾の里山で会いましょう!」(東京都八王子市)
No.8 アミィ編「岡山ハッケンジャー」(岡山県岡山市)
No.9いっしー編「SAITAMA環境フェア&こどもエコフェスティバル」(埼玉県)
No.10みっちん編「国連気候変動枠組条約第21回締約国会議(COP21)」へ行ってきたよ!(フランス パリ)

◆こどもエコクラブHP「ユースTOPICS」はこちら

 

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