

2025.11.12 掲載
茨城県からは15枚の応募があったよ。その中から3枚をご紹介。
久松師範よろしくお願いします!
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水戸市「逆川こどもエコクラブ」 |
水戸市「逆川こどもエコクラブ」 |
笠間市 |
逆川こどもエコクラブ「地球温暖化と持続可能なスキーについて考える」を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
環境について論ずる際、生きものや気候の変化から考えることが多いと思います。この壁新聞では、"スキー"という視点から出発したことで、新しさを感じる内容でした。
スキーを楽しむ人にとって、雪が有るか無いかは、最も重要なことでしょう。近年、雪が少なくなってきていると感じる人は、多いと思います。私も、子どものころと比べて、雪の降る日が減ったと感じますし、その量も少なくなったと思います。これら感じたことを、スキー場の営業日数から、具体的な数字として傾向を導き出そうと試みたこと、素晴らしいと思いました。
自然をいろいろな視点から、さらに客観的な視点から見ていく姿勢を身につけていってください。
それから、壁新聞では、表や写真が効果的でした。特に2017年から2024年まで、毎年の様子が分かる写真は、成長の様子がうかがえました。
とっておきのゴシドウ★
スキーを行う視点から温暖化について考えたことが、分かりやすくまとめられた壁新聞だと思います。データをまとめる際、考えてほしいことを以下に示しましょう。
スキー場の営業日数の表がありました。気温との関係が見出せそうですね。しかし、営業には人的要因、例えば降雪機の使用の有無や営業利益のことも絡んでくるかもしれません。いろいろな原因が考えられることは、認識しておいてほしい事です。
それから、スキー場の開発と環境についても、論じてくれました。スキーヤーにとっては、ちょっと耳が痛い話なのかもしれませんが、正面から考えてくれたと思います。そもそもスキーは、雪の中で活動する道具と考えると、ゲレンデで行うだけではないと思います。ゲレンデを自然と一体化させたり、バックカントリースキーを整備したりする中で、スキーを行うことも、これから考えていかねばならないかもしれません。寒い冬の自然を体感するアイテムのひとつとして、スキーの行われ方についても考えていってください。
逆川こどもエコクラブ「みんなでつなげっぺ茨城の自然」を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
日本環境協会賞受賞、おめでとう!逆川こどもエコクラブのみんなが作成した壁新聞を、何年か見てきましたが、その中でも最も秀逸な作品にひとつとして仕上げることができたと思います。
まず、実際の新聞のようにレイアウトされた構成で、記事も多岐にわたり、さらには写真や図を効果的に使うことができました。このまとめ方のおかげで、かなり文量が多いのですが、2024年に行った活動の記事をしっかりと読むことができました。記事には、分かりやすい見出しも付けてあるので、記事の内容も予想できました。
記事の中で最も目を引いたのは、皆さんの活動拠点を紹介した「ぼくたちのフィールド逆川」のコーナーです。大きいスペースを割いたので、力を入れたところだと思うのですが、中央の茨城県の地図に目が行き、周辺の様子が分かるとともに、あわせて逆川の様子、特にホタルの活動について分かりやすくまとめることができました。
その他スケッチも素晴らしい出来に仕上がりました。
とっておきのゴシドウ★
1年間を振り返ると、2024年も充実した取り組みが行えました。皆さんの活動に、本当に敬意を称します。茨城県下でもっとも活動しているエコクラブといえるでしょう。ただ、皆さんの努力ばかりではなく、サポーターなどの方々の支援を忘れてほしくはありません。今年の活動にさらなる発展があることを願っております。
さて、今後の活動を考えるとき、どのようなことをしていくか悩むことも出てくるかもしれません。茨城県には、国の研究施設や大学がたくさんあります。また県の施設には、茨城県生物多様性センターや霞ケ浦環境科学センター、ちょっと遠いですがミュージアムパーク茨城県自然博物館などもあります。このような機関との関係を持つことで、新しい発想が生まれてくるかもしれません。さらに、活動の輪を広げ、これからの活動に活かしていってください。期待しています。
いなだこども園いなだっこエコキッズのみなさんへ
師範から一言!
こども園から壁新聞道場への応募をいただき、どうもありがとうございます。園児の目線で壁新聞がまとめられており、とても好感が持てました。絵や写真が効果的に配置されました。園児の皆さんが一生懸命に絵を描く様子や、行事に楽しく取り組む様子が、目に浮かびました。
記事を見ると、"のやまさんさく"、"ほたるかんさつかい"、"おこめづくり"などの活動を通して、園児に皆さんが自然と触れ合う様子を伺うことができました。また、"はいざいあそび"では、リサイクルの意味を感じ取ったのではないでしょうか。
いなだこども園では、さまざまな活動を行っていることを、ホームページで知りました。それぞれの活動が有機的につながり、子どもたちが健やかに育っている様子を知ることができました。壁新聞へ活動をまとめることを通して、1年間の振り返りを行い、園の運営に反映していってほしいと思いました。来年も、ぜひ応募してください。期待しています。
サポーターへのとっておきのゴシドウ★
日々、子どもたちの対応に追われている中で、壁新聞を作成して応募いただいたこと、本当にありがとうございます。先にも記しましたが、壁新聞にまとめると、活動を見直すきっかけになったのではないでしょうか。それが先生方の大きな成果といえるでしょう。
壁新聞のまとめ方を見ると、こども園の活動の様子が、一目でわかるように仕上げることができました。絵や写真を通して、子供たちが成長する様子も伝わります。個人的な要望としては、もう少し園児の壁新聞への取り組みが見たいと思いました。例えば、字を書けるようになった年長さんの参加があると、より子どもの壁新聞であることが伝わります。次の作成の参考にしてください。
さらなる活躍を期待しております。
久松師範、ありがとうございました!次回はどこの地域かな?お楽しみに!
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2024年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202412272024.html
2023年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202403312023.html
2022年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202303310000.html