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【2025 壁新聞道場!】たのもーーーう!茨城県 その3

2025.09.03 掲載

茨城県からは15枚の応募があったよ。その中から3枚をご紹介。
久松師範よろしくお願いします!

茨城県 その1 その2

水戸市「逆川こどもエコクラブ」

特定外来生物 キョン 茨城に現る 
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サケのひみつ
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外来種って悪者?
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万博イヤーにちなんで「暮らしたい未来の環境について」みんなからのメッセージ
歩く歩道が道にびっしりつまって おり階段もすべてエスカレーター に入れかわっている、リニア中央新幹線 につくばと北千住が入っている。
サケがたくさんいろいろな川にいるせかい。どんないきものでもくらしやすいせかいになってほしい。
ちきゅうおんだんかがとまり、プラスチックなどを食べてしんでしまう動物がいない未来にしたい。

特定外来生物 キョン 茨城に現るを書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
茨城県の外来種の現状を、特に侵入が懸念されるキョンに的をしぼり、分かりやすく壁新聞にまとめてくれました。
まず、キョンの一般的な特徴や生息地をまとめ、それを受けて茨城県の最新の話題を提供、そして特定外来生物につて解説しました。自分の紹介したい内容を、筋道立った構成でまとめたと思います。特に、茨城県での確認事例などは、具体的な情報で、よく調べましたね。また、キョンを使った食べ物やグッズなどの紹介は、私たちとキョンとの関わりについて、今後の方向性も示唆する内容といえるでしょう。最後に感想を述べてくれました。ここでは、外来生物の由来は、すべて人が関わっていることを確認しました。外来生物と付き合うとき、"生命尊重"と"生態系維持"の両価値観が交錯し、どのように折り合いをつけたらよいか、判断ができないこともたくさんあります。永続可能な世の中を目指し、これからも環境について考えていきたいですね。皆さんの活動、応援しています。
それから、キョンの図にモフモフ毛を張り付けたアイディア、とてもよかったです。

とっておきのゴシドウ★
最近の話題を取り上げながら、外来生物の問題を、うまく表現してくれました。
逆川こどもエコクラブならではの記事にするために、ひとつ提案をします。自分たちの活動の中から出来事を取材して、記事にまとめてみてはどうでしょうか。オリジナルな壁新聞に仕上がると思います。例えば、キョンの肉を実際に食べてみて、そこから外来種の扱いについて論点を深めていくと、独自性が高まります。具体的に、いつ、どこで、誰が、食べたかなどの記述も大切です。逆川こどもエコクラブの皆さんの活動が記事になること、期待しています。


サケのひみつを書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
大好物のサケについて調べて、壁新聞にまとめてくれました。改めてサケを調べ、新しく分かったことが、たくさんあったのではないでしょうか!
この壁新聞を見て、茨城県でのサケの遡上の現状を知ることができました。特に、令和になってからの来遊数の推移を見ると、極端にその数が減少しており愕然としてしまいました。昔、といっても十数年前だと思いますが、那珂川でサケの遡上を見たことがあります。元気なサケの姿を見ていただけに、今の状況にはびっくりです。水温の上昇が原因として考えられるようですが、身近な川の魚にも、地球温暖化の影響が及んでいるのですね。海を回遊する魚種に変化がでてきたとなども、報じられています。それらとも、関係がありそうですね。
それから、図や写真、表を使い、一目で内容がわかるように工夫されていました。調べたデータの出典も書かれていたので、信頼度もアップしました。とても分かりやすい壁新聞に仕上げたと思います。

とっておきのゴシドウ★
サケの遡上数の減少や、福岡県に鮭神社があることなどの事実から日本におけるサケの現状をまとめ、地球規模の環境変化にも思いをはせることができました。
ところで、ひとつ加えてほしい内容があります。それは、逆川こどもエコクラブの皆さんが行っている活動のことです。皆さんは、これまでに那珂川や桜川で、いろいろな調査を行ってきました。皆さんが自ら調べてきたことの中には、サケに関することもたくさん蓄積されていると思います。その内容の一部でも紹介していってほしいと思いました。
元気なサケが、那珂川に戻ってくること願っています。これらからの活動の、さらなる発展と、より一層の広報を期待しています。


外来種って悪者? を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
外来種とは、もともとその地域にいなかったけれど、人間の活動などで他の地域から入ってきた生きもののことですね。魚や昆虫、雑草などいろんな種類がありますが、茨城県では「外来種データブック2023年」で、県内での状況を知ることができます。
さて、外来種の中には、その地域の自然や在来種(元々いた生き物)に悪い影響を与えてしまうものもあるので、悪者としてイメージされることが多いですね。しかし、そうでない外来種もあることを気づかせてくれたのは、この新聞の大きな価値だと思います。新聞では、シロツメクサやセイヨウミツバチの例を紹介してくれましたが、私たちがふだん食べているジャガイモやトマトなども南米が原産の植物です。
外来種と接するとき、生態系への影響も考える一方で、私たちの都合で分けるのではなく、自然を形成するかけがえのない生命であることも分かっていきたいですね。この壁新聞は、いろいろな事を考えさせられるきっかけを、つくってくれたと思います。

とっておきのゴシドウ★
逆川こどもエコクラブの皆さんが活動している千波湖にも、アメリカナマズやミシシッピアカミミガメなど、たくさんの外来種がすんでいますね。それらは、現在どのようの暮らしているのでしょうか?在来種との関係は、どのようになっているでしょうか?壁新聞を見ながら、知りたいことがたくさん湧いてきました。これまでの皆さんの活動を生かして、千波湖の記事を充実させていってください。
それから、外来種を釣って捕獲している活動を、写真で知ることができました。どんな種が捕獲できて、それらをどう処理したかなど、興味ある内容です。新聞のように、いつ、だれが、どのようにしたかなどを記しながら、情報を発信してほしいと思いました。
これからの皆さんの取り組みにも期待しています。

久松師範、ありがとうございました!次回はどこの地域かな?お楽しみに!

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茨城県 その1 その2

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師範紹介ページはこちら! その① その②

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2023年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202403312023.html
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