


プラネットリーダーズ山内エコクラブ (大阪府)
大阪中之島クロスラボにて、海洋プラスチックごみを使ったアップサイクルワークショップを開催しました。大阪湾や中之島周辺での清掃活動で拾ったマイクロプラスチックを用い、「ごみを宝物に変える」をテーマにチャームづくりを体験していただきました。来場者の皆さんには海洋プラスチックに関するクイズにも挑戦してもらい、楽しみながら環境問題を学べる時間となりました。
また、関西の水瓶である琵琶湖へと注ぐ野洲川が僕たちのもう一つの活動拠点であること、その美しい自然について紹介し、上流と下流が水でつながり、身近な川のごみが海へと流れていく仕組みを説明すると、参加者の方々は真剣に耳を傾けてくれました。ワークショップでは、ひとつひとつの素材を大切に扱い、まるで“ごみを宝物に変える”ように丁寧に作品をつくる姿が印象的でした。
昨年オープンし、医療発信拠点として注目される中之島クロスラボで、人体への影響も懸念されるマイクロプラスチックについて発信できたことは非常に意義深い経験でした。今回の体験を通して、地域や世代を超えて環境への思いが広がる可能性を感じ、これからも活動を続けていきたいと思います。
ワークショップ当日の参加者の皆さんは、最初の活動紹介の段階から真剣に話を聞いてくれていました。
上流と下流が水でつながっていることや、身近な川の小さなごみが時間をかけて海へ流れていく仕組みを説明すると、うなずきながら耳を傾ける姿が印象的で、環境問題を自分ごととして捉えている様子が伝わりました。
チャームづくりでは、僕たちが大阪湾や中之島周辺の清掃活動で拾ったマイクロプラスチックを手に取り、色や形を選びながら丁寧に制作してくださいました。
子どもたちは夢中になって素材を並べ、大人も「海に流れてこんなに小さくなるんだね」と話しながら取り組む姿が見られました。
一つひとつを大切に扱う姿は、“ごみを宝物に変える”というテーマそのものを体現していました。
また、初対面同士でも「その色きれいだね」「こんな形もあるんだ」と自然に交流が生まれ、世代を超えて共に学び考える温かな雰囲気が広がりました。
参加者の真剣さと楽しさが混ざり合う姿から、環境への意識がこうした体験を通して確かに広がっていく可能性を感じました。
今回のワークショップを通して、身近な川で拾った小さなごみが、時間をかけて海へと流れていく現実をあらためて実感しました。
普段の生活では見過ごしてしまいがちな海洋プラスチックも、自然の中に「あるべきではないもの」であり、放置すれば確実に環境へ影響を与えてしまうことを再確認しました。
また、参加者の皆さんが真剣に話を聞いてくださり、自分の手でプラスチックを大切に扱いながら、まるで宝物に変えるように丁寧に作品づくりに取り組む姿を見て、環境への気づきは決して難しい学びだけではなく、こうした楽しい体験の中からも自然に広がっていくのだと感じました。
作品を手にした参加者の方々が、「自分にもできることがあるんだね」「こうして海に流れて形を変えて残るんだね」と話してくださったことは、とても心に残りました。
上流と下流が水でつながっているように、人の思いや行動も、ゆっくりとつながっていくのだと思います。
今回の活動が、小さくても確かな意識の変化につながっていたら嬉しいです。これからも、続けていきたいと強く感じました。
私ごとですが、同じ日、隣接する大阪中之島美術館にて、夏休みに描いた僕の作品が表彰される機会にも恵まれました。今回の作品は、今後大阪市北区の開発地域にある工事現場の壁面へ大きく引き延ばされ、街の景観として展示していただけるほか、これまでの作品と合わせて展覧会の開催も予定されています。表彰式に向かう直前には、近くのブースの出展者の方々やお客さんが「頑張ってね」と声をかけて応援してくださり、受賞して戻ったときには「おめでとう!」と祝っていただき、とても嬉しく心に残る一日になりました。


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