活動レポート

活動レポート

干潟生き物の観察会と生息調査

福岡工業大学附属城東高等学校 科学部 (福岡県)

活動日:

2025年05月25日

実施場所:

和白干潟

参加メンバー&サポーター数:

5人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう

活動内容

私たちは5月25日、干潟の現状の把握と干潟に対する意欲を持ってもらうことを目的に他校の生徒たちや企業の方々と協力し、生物調査を行いました。干潟の役割や干潟に生息する生物の説明を受けた後、スコップや網を使って泥上、泥中の生物を捕獲し種類の特定を行いました。また生物が水質の改善に貢献していることや、生態系がどのように保たれているのか学びました。活動終了後、捕獲した生物を参加者と一緒に観察し、交流を深めました。

参加者のようす

現地の高校生や企業の方を中心に参加していましたが、子ども連れで参加している家族も多くいました。 数人ずつグループに分かれて生物調査をした際に、グループ内で砂をかき分ける人と、かき分けたものから生物を採取する人で役割分担して効率的に調査している様子が見受けられました。また調査後、生物図鑑や専門家を用いて生物の判別をするとき、希少な生物を見つけて喜んでいる少年の姿も見られました。私たち城東高校生も、参加者の前で和白干潟について説明しましたが、参加者にきちんと聞いてもらうことが出来ました。

感想・気づいたこと・考えたこと

一年生は初めての和白干潟での生物調査でしたが、貝やカニなどの生き物を直接見て観察することができ、とても良い経験になったと思います。また、生物調査には親子で参加している家族が多く見られ、学生の参加者が多い印象だったので驚きました。干潟は海水の水質浄化、生き物の餌場など自然界で重要な役割を持っているので、失っては行けないものだと今回の調査で強く感じました。これからは環境保護につながる活動に積極的に参加したいです。また、先輩たちが和白干潟の魅力を世界に向けて発信する活動をしていたので、私たちもその活動を継続し、より一層世界に広げていける工夫をしようと思いました。

その他

和白干潟では、生物調査だけでなくアサリの調査もしています。地域のみなさんに和白干潟のことをもっと伝えていきたいと思います!!

福岡工業大学附属城東高等学校 科学部のみなさん、活動報告をありがとうございます。
干潟とは一般に「干潮時に露出する砂泥質(さでいしつ)の平坦(へいたん)な地形」のことで、そこは魚や貝、海草などの生物を育くむ「海のゆりかご」と呼ばれるほどゆたかな場所であり、人間はいにしえよりこれらを収穫(しゅうかく)する場として利用してきました。
ところが、日本の干潟は全国で過去80年ほどの間に約40%が失われ、大阪湾や東京湾で80%以上、瀬戸内海東部や伊勢湾では50%以上が失われているという現状があります。
干潟には生産機能や生物の生息の場、漁場としての役割だけでなく、浄化(じょうか)機能や親水機能などもあります。みなさんはそうしたことを知り、伝統的に和白干潟を調べ、その魅力の発信してきたことはすばらしいことです。今後はぜひ、積極的に保護保全活動に関わってもらえるとうれしいです。
では、次回の報告も楽しみにしています。
エコまる
福岡工業大学附属城東高等学校 科学部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
拍手する

145 拍手

クラブのプロフィール

  • クラブ名福岡工業大学附属城東高等学校 科学部
  • 所在地福岡県
  • クラブの種類学校のクラブ

クラブ写真

こんにちは!科学部です。私たちは日々理科室や和白干潟、博多湾など様々な場所で、実験や研究、天体観測、生き物の調査などを行っています。
2022年に福岡市環境行動賞を
2023年は私たちの日々の活動をまとめた動画で『こどもエコクラブ「動画部門Youth賞(show)」』を
2024年には日本水環境学会から水環境文化賞(みじん子賞)を受賞しました。
さらに第10回世界水フォーラムに日本の高校生代表として発表を行いました。
そしてついに私たち科学部の甲子園にあたる「全国高等学校総合文化祭自然科学部門」で最優秀賞の『文部科学大臣賞』を受賞しました。
今後も活動を報告していくので応援よろしくお願いします!

これまでの報告

クラブの活動レポート一覧

活動レポート一覧