


福岡工業大学附属城東高等学校 科学部 (福岡県)
私たちは7月26〜28日に行われた第49回全国高等学校総合文化祭(かがわ総文祭2025)自然科学部門に参加しました。この大会には九州から北海道までの幅広い地域から来た高校生が参加しており、物理、化学、生物、地学の4つの分野に分けてスライド発表やポスター発表が行われました。城東高校は全国大会に8年連続で出場しており、今年度は地学班の「雲と天気の関連性〜雲の形から降水を読み解く」という演題を発表しました。各都道府県の代表として全国大会に出場していることもあり、どの演題もとてもレベルが高く、見る人の興味を持たせるような研究が多く見られました。惜しくも賞を取ることはできませんでしたが、城東高校の科学部らしく自分の100%が出せたと思います。
発表当日は緊張した面持ちで会場に入りましたが、大会が始まるとすぐに気持ちを切り替え、他校の研究発表を熱心に聞いていました。どの研究発表も科学的に検証や実験がしっかりと行われており、レベルの高い内容ばかりでした。メモを取りながら発表の構成や話し方を学んだり、積極的に質問を考えたりする様子が多く見られました。私たちの発表では、緊張しながらもこれまでの練習の成果を発揮し、自信を持って発表や質疑応答に臨むことができていました。発表後は、達成感からくる安心した表情を浮かべながら、他の発表をリラックスして聞く様子が印象的でした。
翌日の巡検研修では、海水からハイドロタルサイトを取り出す方法や、元素検出をする最先端の電子顕微鏡について説明を受け、実際に化学が活用されている現場を興味深そうに見学していました。また、瀬戸大橋記念公園では瀬戸大橋建設までの歴史や構造技術について学び、そのスケールの大きさや精巧な技術に感嘆する様子が見られました。普段はなかなか間近で見ることのできない瀬戸大橋を、楽しそうに写真に収めている姿も印象的でした。
今回の大会では惜しくも賞を取ることはできませんでしたが、研究発表を通じて多くの貴重な経験を得ることができました。約2年半にわたり、共同研究者とともに雲について研究を続ける中で、高校生のうちに研究の面白さに触れられたことは、大きな学びとなりました。発表当日は緊張もありましたが、これまでの準備と練習の成果を出し切ることができ、達成感を味わうことができました。他校の発表も非常にレベルが高く、話し方や構成、積極的な質疑応答など、多くの点で学ぶことがありました。さらに、巡検研修では海水からの元素の取り出し方や電子顕微鏡の実物を見学し、科学の世界の奥深さに触れることができました。また、普段は間近で見ることのできない瀬戸大橋の構造や技術にも感動し、視野が大きく広がりました。今回の経験を通して、科学への関心が一層深まり、今後の学習にもより前向きに取り組んでいきたいと思います。また、これから研究を始める後輩たちにも、ぜひ自分の興味を追求する楽しさや、仲間と協力して一つの成果を作り上げる喜びを味わってほしいと思います。
後輩たちにもぜひ、来年度の全国大会を経験してもらいたいと思います。後輩達が結果を出せるように願っています!!


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福岡工業大学附属城東高等学校 科学部(福岡県)
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