

福岡工業大学附属城東高等学校 科学部 (福岡県)
私たちは4月27日に和白干潟で行われたアサリ調査に参加しました。この調査には、ガタレンジャーや地域の方々も参加していました。参加者はまず、アサリや干潟についての説明を受けた後、6つのグループに分かれて実際に干潟に行き、アサリを採取しました。採取したアサリは大きさや重さなどを測定しました。また、3cm未満の個体は福岡県の規定に準じて干潟に帰しました。私たち科学部はその後学校に戻り、とれたアサリのうち20個体を解剖して成熟度を調べたり、雌雄の判別をしたりしました。
アサリや干潟の説明があっている間は真剣に話を聞いており、発表者の問いかけにも積極的に応じていました。実際に干潟に行った際も一生懸命アサリを探したり、分からないことがあれば私たち科学部員に聞きに来たりする姿が見受けられました。私たちも新たな気づきがあり、楽しむことができました。一方で何回も和白干潟に来たことのある参加者は「こんなにとれなかったのは初めてだ」とおっしゃっており、和白干潟の現状を心配する声も聞かれました。
今回は大人数での調査だったため3cm以上のアサリが多く見つかると思っていましたが、見つかったアサリのうち3cm以上のものはわずか数個体で、アサリの現状に改めて危機感を覚えました。また、今回はいつもより沖側で調査をしましたがあまりとれる個体数に差はなく、沖のほうであればあるほどとれるわけではないと分かりました。私たちが行ったプレゼンで少しでも多くの方がアサリに興味を持ってくれると嬉しいし、私たちももっとアサリについて発信していくべきだと思いました。
今後も専門家の人に意見をもらいながらアサリの研究を深めていきたいと思います。
福岡工業大学附属城東高等学校 科学部(福岡県)
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