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壁新聞道場!

【2025 壁新聞道場!】たのもーーーう!福島県 その1

2025.06.11 掲載

福島県からは11枚の応募があったよ。その中から3枚をご紹介。
宮川師範よろしくお願いします!

いわき市「いわき市立高坂小学校SDGs隊」

蓮彩町新聞
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ハスといわき新聞
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ハスが絶滅新聞
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万博イヤーにちなんで「暮らしたい未来の環境について」みんなからのメッセージ
ハスの花が咲きほこり、便利な生活でも、自然豊かな環境の中で、世界中の人々が平等で自由な暮らしができる世の中であってほしいと思います。
私が大人になったらSDGsが必要なくなるくらい平和な世界であってほしいです。未来を今、私たちの力で変えたいと思います。今の活動で大人になったらハスでいっぱいの白水阿弥陀堂が見たい!豊かさを守っていきたいと思います。
ぼくは、ハスいっぱいのいわき市で来た人、すんでいる人が元気になれるようにしたいです。

蓮彩町新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
たくさんの工夫と想いが込められた、素敵な壁新聞をありがとう!

自分たちの活動だけでなく、「ハス再生プロジェクトのあゆみ」や「活動の出会い」についても、イラスト付きでていねいに解説してくれたおかげで、これまでの経緯や、復活・成長の様子がとてもよく伝わってきました。
新聞のタイトルにも想いが込められていて、とても素敵ですね。
全体を通して、「なぜ」この活動が行われたのか、そして「いつ」「どこで」「どのようなことがあったのか」といった、読み手が知りたい情報がバランスよく整理されていて、とても読みやすい仕上がりになっていました。
特に「ハス再生プロジェクト」の解説では、まず「子どもと共に育つ」と「地域と共に育つ」という2つの柱を立て、それぞれの活動内容や成果をわかりやすくまとめてくれていましたね。
読み手の「知りたい!」という気持ちに応えながら、楽しく伝えてくれているところが本当に素晴らしいです。
そして、個人的にとても嬉しかったのは、「蓮の御堂復活の願い」と「小学校での活動の願い」をこめた、すばらしい作品を見ることができたことです。絵の構図も見事で、強い想いが伝わってきました。
そしてこの作品と壁新聞には、
「目の前の課題に向き合い、何か行動することで、自分たちの手で未来を変えることができる」
という大切なメッセージが込められていると思います。

ぜひこの言葉とともに、学校に飾ってほしいと私も心から願っています。

とっておきのゴシドウ★
今回の壁新聞には、非常に多く、そして多彩な情報が盛り込まれていましたが、それにも関わらずとても読みやすく、内容がすっと頭に入ってきました。
それは、全体の構成がしっかりとまとまっていることで、読む人が一つひとつの情報に集中でき、次の内容にも自然とつながっていくように作られていたからだと思います。
「智恵子のふるさと小学生紙絵コンクール」の作品を見ても、全体の構成やポイントの押さえ方がとても上手で、俯瞰して物事をとらえる力を感じました。
こうした絵画の発表やコンクールへの挑戦は、まさに情報を整理したり構成したりする力を育てることにつながっています。
これからも、いろいろなことに挑戦して、その才能をどんどん伸ばしていってほしいと思います。

最後にひとつ、ちょっとしたアドバイスです。
今回、海外の言葉を使って活動紹介をしてくれたのは、とても素敵なアイデアでした。ですが、複数の言語で案内をすると、どうしてもその分、文字量が増えてしまいますよね。
そんなときは、今回も使われていたイラストや漫画と組み合わせて、翻訳を絵のそばに添える形にしてみると、見た目もスッキリして、伝わりやすさもグンとアップしますよ。
ぜひ、次の発信のときに試してみてくださいね!

ハスといわき新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
白水阿弥陀堂のハスが、外来種の水生生物やイノシシの食害、台風などの影響で減少してしまったのですね。そこで、みなさんが始めた「ハスを守ろう大作戦」。
作戦1、作戦2と段階的に取り組みを進めながら、「白水阿弥陀堂のハスを日本一にしたい!」という強い思いを、しっかりと伝えてくれた壁新聞になっていました。
この新聞を読む人は、ただ情報を知るだけでなく、ひとつの物語として読むことで、「自分もやってみたい!」「もっと知りたい!」という気持ちになるはずです。
きっと、こうした"心を動かす発信"こそが、「日本中の人に知ってもらいたい」という願いを叶える力になっていくのでしょうね。
さらに、ハスの植え付けなどの再生活動だけでなく、地域の方々に思いを伝えるために届けた折り紙も、とても素敵でした。
写真からも伝わるかわいらしさに、私も思わず「ほしい!」と思ってしまいました。
このように、工夫と想いが詰まった壁新聞は、きっとたくさんの人の心に届くと思います。
これからも、ハスのこと、地域のこと、活動のことを、たくさんの人に伝えていってくださいね。
心から応援しています!

とっておきのゴシドウ★
今回は「ハスを守ろう大作戦」のスタートの様子がとてもよく伝わってきて、読んでいてワクワクしました。
活動の目的や取り組みの段階がしっかり書かれていて、「なるほど、こうやって始まったんだな」と、物語のはじまりを感じさせてくれる素敵な壁新聞でした。
その一方で、読んでいるうちに、「これってどうなっているんだろう?」と、もっと知りたくなる場面もありました。
たとえば......
・「ハスの植え付けは難しい」とあったけれど、普通の花壇の植え付けと何がちがうの?
・かわいい折り紙はどうやって作っているの?図や作り方も見たいな!
・「日本一にしたい!」って書いてあるけど、どうすれば日本一って言えるのかな?
こうして"物語の続きを知りたくなる"というのは、とても良いことです。それだけ読み手の心が動いた証拠だと思います。
そして、もしこういった「もっと知りたい!」と思われるところを、次の新聞や展示で紹介できたら、きっとさらに魅力的で、伝わる壁新聞になると思いますよ。
これからの発信も、楽しみにしています!

ハスが絶滅新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
「ハスが絶滅新聞」という衝撃的なタイトルに、最初はドキッとしましたが、読み進めるとすぐに「ぶじに再生できました」とあって、ほっと一安心しました。
なるほど、絶滅の危機におちいった原因は、外来種のミシシッピアカミミガメやアメリカザリガニだったのですね。
新聞には、それらに関する注意や、違反したときの罰則までしっかり掲載されていて、注意喚起としてもとても役立つ内容になっていると感じました。
また今回の壁新聞では、心を明るくするための取り組みとして、ハスを人が集まる場所に置いてもらったことも紹介されていましたね。
泥の中から美しい花を咲かせるハスは、まさに「再生のシンボル」。その象徴的な意味に注目したのは、とても良い視点だと思います。
そして、個人的にとても心ひかれたのが「マメ知識1」で紹介されていた、ハスの葉が水をはじく様子。
これは写真?模型?実物?...気になって仕方がありませんでした。宝石のように光る水滴は、ハスの花と同じくらい美しくて、見ているだけでうれしい気持ちになりました。
読む人の心を動かす、驚きと学び、そして希望に満ちたすてきな壁新聞でした。
これからの発信も、とても楽しみにしています!

とっておきのゴシドウ★
今回の壁新聞では、違反に対する罰則や、具体的な外来種、国宝の由来など、たくさんの解説が盛り込まれていて、とても情報価値の高い内容だと感じました。よく調べて、しっかりと伝えようとしている姿勢がすばらしいです。
こうした実際の情報を発信するときには、「根拠をきちんと示すこと」がとても大切です。
たとえば、「白水阿弥陀堂と金色堂」の記事の中でイラストが紹介されていましたが、もし「どんな本に載っていたものか」まで書かれていたら、読み手の理解がさらに深まったと思います。
また、「この人と、とくひめちゃまがつくったといわれている」と紹介してくれましたが、その"ゆるキャラさん"についても、ぜひもっと詳しく教えてほしかったです!どんな子なのか、とても興味をもちました。
このように、他の場所から持ってきた情報は、「どこからきたのか」という出典をきちんと書くことで、読む人の信頼にもつながりますし、伝わる力もぐっと高まります。
次の発信では、ぜひその点も意識してみてくださいね。期待しています!

宮川師範、ありがとうございました!次回はどこの地域かな?お楽しみに!

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