


下妻こどもエコクラブ さんぽの楽校 (茨城県)
カイコの飼育は今年で3年目。今年は初めて、卵から育てることに挑戦しました。
6月、小さな卵から孵化したカイコは、桑の葉をたくさん食べ、脱皮を繰り返しながら日に日に大きくなっていきました。成長するにつれて食べる量もどんどん増え、夕方には5歳の娘と自転車で桑の葉を採りに行くことも日課になりました。
大きく育ったカイコは、トイレットペーパーの芯を利用した「まぶし」の中で繭づくり。一頭一頭が糸を吐き、真っ白な繭を作りました。
成虫を観察するために5個の繭を残し、それ以外は冷凍保存。そして8月、残しておいた繭からカイコガが羽化しました。
卵から孵化し、桑の葉を食べて成長し、繭を作ってカイコガになるまで、一連の成長の様子をじっくり観察することができました。
5歳の娘と2歳の息子は、毎日のようにカイコを手に乗せたり、桑の葉を食べる様子を眺めたりしながら、成長を見守りました。
娘はカイコに触れながら、「カイコかわいい!フニフニ」。息子も、「カイコすき!ふわふわ」と話し、二人ともカイコとの触れ合いを楽しんでいました。
娘は桑の葉を探しに行くことも楽しみにしていて、自転車で一緒に桑採りへ。川の土手に生えている野桑を見つけると、「ここにも桑あった!」と嬉しそうに教えてくれました。カイコを育てるうちに、身近な場所に生えている桑にも自然と目が向くようになりました。
繭ができてからも成長を見守り、羽化したカイコガを家族でじっくり観察しました。
そして娘からは、
「また来年もカイコ飼いたい!」
という言葉も。
卵から成虫まで成長を見守った経験が、「また育てたい」という次の興味につながったようです。
3年間カイコを育ててきましたが、卵から育てたのは今年が初めてでした。小さな幼虫が桑の葉をたくさん食べて大きくなり、自分で繭を作り、やがてカイコガになるまでを見届けることで、命のつながりを身近に感じることができました。
また、カイコを育てることで、餌となる桑を探して身近な自然に目を向けるようになったことも大きな発見でした。娘が自分で野桑を見つける姿から、一つの生きものへの興味が、植物や身近な自然への興味にもつながっていくことを感じました。
子どもたちが「フニフニ」「ふわふわ」と、自分の言葉で触った感触を表現する姿からも、五感を使って生きものと関わる面白さを感じました。
保存した繭は、今後、真綿づくりや繭クラフトに活用する予定です。育てて観察するだけで終わらず、カイコが作った繭が昔から人の暮らしの中でどのように利用されてきたのかも、実際に体験しながら学んでいきたいです。
繭づくりには、半分に切ったトイレットペーパーの芯を「まぶし」として利用しました。
カイコは成長するにつれて食べる桑の量がぐんと増えるため、飼育期間中は身近な場所で桑の葉を探しながら継続して用意しました。


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