


プラネットリーダーズ山内エコクラブ (大阪府)
僕たちは、探究学習に取り組む小学生から大学生までが集まり、1日に約70万人が行き交う三ノ宮駅前の大きな交差点前で、社会問題への挑戦を発表し、実際に行動するイベントに参加しました。僕はプラネットリーダーズの一員として、環境問題を自分のこととして考え、行動につなげる探究活動に挑戦しました。
今回伝えたのは、滋賀県の里山で学んだ野生鳥獣害や里山が荒れている現状です。なぜクマなどの野生動物が人の生活圏に出てくるのか、それが僕たちの暮らしとどうつながっているのか、小学生の僕たちにもできることは何かを、仲間と一緒に考えてきました。
三ノ宮駅前では、ただ説明するのではなく、里山の学びを「食」という形にして伝えました。食べながら話すことで、一緒に考えてもらえるよう工夫しました。企画から準備、当日の運営まで、すべて子どもが中心になって進めました。
当日は強い風で大変でしたが、仲間と支え合い、知らない人の優しさにも助けられ、最後までやり切ることができました。都会の暮らしが里山や野生動物とつながっていることを知り、小さな行動でも考え続けることが大切だと感じました
当日は、探究学習に取り組む小学生から大学生までが三ノ宮駅前に集まり、それぞれが自分たちのテーマを持って活動しました。年齢は違っても、「自分たちの学びを社会に伝えたい」という共通の思いで参加している様子が印象的でした。
準備の段階から参加者同士が声を掛け合い、設営や役割分担を協力して進めていました。年上のお兄さん・お姉さんが自然に小学生を気にかけたり、小学生が自分の意見をしっかり伝えたりと、世代を超えた関わりが生まれていました。
活動中は、通りかかった人に自分から声をかけ、少し緊張しながらも一人ひとりが自分の言葉で説明していました。強い風や予想外のトラブルもありましたが、「次どうする?」「一緒にやろう」と声を掛け合い、仲間で考えながら乗り越える姿が見られました。
うまくいかない場面でも気持ちを切り替え工夫し直す姿があり、次第に会場全体に一体感が生まれていきました。活動の終わりには、「やり切った」「大変だったけど楽しかった」という声が多く聞かれ、学びを行動に変え、社会と向き合う大切な経験になったと感じました。
今回の活動を通して、僕は本当にたくさんのことに気づきました。いちばん強く感じたのは、大変な時こそ人とのつながりの大切さが分かるということです。当日は想像以上に風が強く、うまくいかないことが何度もあり、「もう無理かもしれない」と思う場面もありました。でも、そのたびに仲間が声をかけてくれ、一緒に考えてくれたことで、また前を向くことができました。通りすがりの人がテントを押さえてくれたり、「がんばってね」と声をかけてくれたりするなど、知らない人のやさしさにも支えられ、最後まで活動を続けることができました。人の多い場所で伝える中で、相手の反応を見て考え、行動を変えていくことも探究学習だと知りました。また、都会の便利な暮らしが里山や野生動物とつながっていることを実感しました。小さな行動でも続けることが大切だと感じ、この経験をこれからの生活や学びに生かしていきたいです。
今回の活動では、環境問題や探究学習だけでなく、さまざまな学年や立場の人と関わる貴重な経験ができました。小学生から大学生までが同じ場所で活動し、年齢に関係なく意見を出し合い、助け合う姿がとても印象に残っています。また、三ノ宮駅前という普段は通り過ぎるだけの場所が学びの場に変わり、急いで歩く人たちが立ち止まって話を聞いたり、質問をしてくれたりする中で、社会とつながっていることを実感しました。準備から当日までを通して、時間を守ることや役割を果たすこと、分かりやすく伝えることの大切さも学びました。失敗もありましたが、それを次に生かせる経験になったと思います。この活動を支えてくれた仲間や保護者、地域の方々への感謝を忘れず、これからも身近な疑問を大切にし、自分で考え行動できる人でありたいです。


野生鳥獣害と向き合う里山の学びを、食を通して社会へ
プラネットリーダーズ山内エコクラブ(大阪府)
プラネットリーダーズ山内エコクラブ(大阪府)
鳥獣害対策の為の柿採取作業のお手伝い
プラネットリーダーズ山内エコクラブ(大阪府)
SDGs環境啓発ポスター作成
プラネットリーダーズ山内エコクラブ(大阪府)