活動レポート

活動レポート

キクイモ掘りと明石川中流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2025年11月29日

実施場所:

神戸市 明石川中流

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

明石川中流の歩道のある河川敷に生えた外来種のキクイモ掘りをした後、再び河川改修工事が行われる予定の場所で調査をしました。キクイモが生えている場所は舗装された河川敷に増水で土砂が堆積した場所で、1時間掘ってキクイモの芋が10Lバケツに7分目位採れました。キクイモチップスなどにして試食する予定です。

参加者のようす

調査は1時間30分で、オイカワの幼魚~未成魚約680匹、ミナミメダカの未成魚~成魚約90匹、モツゴの未成魚~成魚23匹、ブルーギルの幼魚~未成魚22匹、ドジョウの幼魚~成魚6匹、ギンブナの幼魚~未成魚3匹、コウライモロコの幼魚~未成魚2匹、カワヨシノボリの成魚1匹、アカミミガメの成体1匹、カワリヌマエビ属の幼体~成体約2200匹、アメリカザリガニの幼体3匹、モクズガニの幼体~未成体5匹、ギンヤンマの幼虫3匹、シオカラトンボの幼虫9匹、ユスリカ科の幼虫約10匹、コガタシマトビケラの幼虫約90匹、ウデマガリコカゲロウの幼虫約50匹、サホコカゲロウの幼虫1匹が捕れました。ブルーギルとアカミミガメはナーセリーの畑の肥料に持ち帰り、アメリカザリガニの幼体は玉津第一小学校で飼っているブルーギルの餌に持ち帰りました。ドジョウの中の1匹が中国大陸由来の外来種のドジョウの可能性が高く、高校生サポーターが資料として持ち帰りました。

感想・気づいたこと・考えたこと

だんだんと気温が下がってきて、みんな寒そうでした。とはいえ、小学生メンバーたちもしっかりと調査はしてくれたのでよかったです。キクイモ掘りでも多くのキクイモを掘り起こしていましたし、やる気があっていいことだと思いました。かなりの量のキクイモの芋があって驚きました。下はコンクリートブロックなのにも関わらず、根っこに大量の芋が付いていて、かつそこそこ大きくなっているのは栄養が豊富にあるからなのかもしれないからなのかなと思いました。河原には以前に玉一アクアリウムが植えたタコノアシの生き残りが生えていましたが、今回調査したところは河川改修工事が行われるとのことで、タコノアシが踏みつぶされないか心配でした。溜まりになっている部分に多くの種類の生き物がいて、河川工事で行き場がなくなった生き物たちの避難所になっているのかなと思いました。

その他

報告担当:FT(大1サポーター)

エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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