活動レポート

活動レポート

宝石トウモロコシの収穫と田中川用水路調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2025年09月23日

実施場所:

神戸市 フルーツフラワーナーセリー 明石川支川田中川用水路

参加メンバー&サポーター数:

4人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • 農業・栽培 農業・栽培

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

4月に種まきをしたポップコーン用の宝石トウモロコシが外来種の肥料で育って穂が実り枯れたので収穫しました。乾いてカサカサした穂の皮をむくと中から紫色などのきれいな実が出てきました。今年とれた穂の中から気に入ったきれいな穂の種をまた来年もまきます。選ばれなかった穂はポップコーンにして試食する予定です。大学生サポーターのNAさんが神戸に帰ってきていて参加してくれました。

参加者のようす

その後、田んぼの中を流れるきれいな方の田中川用水路で1時間調査をして、ミナミメダカの未成魚~成魚約140匹、ドジョウの幼魚~成魚4匹、オイカワの未成魚1匹、ヌマガエルの幼体~成体6匹、ウシガエルの幼体1匹、カワリヌマエビ属の幼体~成体約330匹、コオイムシの幼虫~成虫3匹、コガムシの成虫1匹、ヒメガムシの成虫3匹、キイロヒラタガムシの成虫約30匹、マメガムシの成虫約15匹、ミズアブの幼虫5匹、ギンヤンマの幼虫5匹、シオカラトンボの幼虫約6匹、ウスバキトンボの幼虫1匹がとれました。大学生サポーターのNAさんは、とても小さなチビゲンゴロウやカタビロアメンボをたくさんとっていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

ウシガエルの幼体1匹はナーセリーの畑の肥料に持って帰りました。今日の活動に参加したもう1人の小学生メンバーは、明石川水系の別の用水路でウシガエルの幼体45匹をとって駆除して持って来ていて、これでウシガエルは合わせて46匹です。調査を大学生サポーターのNAさんと一緒にしたけど、あまりにもNAさんのレベルが高すぎてとても緊張しました。前はこの用水路にもグッピーがいたそうで、今はいなくなっていて安心しました。ミナミメダカがとてもたくさんいて、水も前に来たときよりもきれいになっていました。

その他

報告担当:SK(小5)

玉一アクアリウムのみなさんへ 報告をありがとうございます。
外来種を活用した肥料づくりの畑の活動、ずっと気になっていたので、今回の報告をとても楽しみにしていました。宝石とうもろこしがしっかり実って、新しい種も収穫(しゅうかく)できたとのこと、本当にすばらしい成果ですね。次はポップコーンの試食レポートもぜひ聞かせてください!
また、用水路の調査では大学生サポーターの活やくも印象的でした。チームの中にたよれる先ぱいがいることで、学び合いがより深まり、観察や記録の力がぐんとのびたと思います。とても良い経験になりましたね。
そして、以前いたグッピーのすがたを見かけなかったとのこと。外来種への理解を深め、地いきの生態系(せいたいけい)を考えた活動がしっかりと実を結んでいる証だと思います。これから在来種が少しずつもどってくることを願っています。自然と共に歩むみなさんの取り組みを、これからも応援しています!また報告で教えてくださいね。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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