

ゆうゆう学童こどもエコクラブ (栃木県)
水田への田植えが終わったころ、用水路ではオタマジャクシのような黒い色をした生き物が泳いでいる姿を発見しました。
その日の放課後、エコ活動のチャンスがあったので、生き物探しを行いました。
今年は休耕田がまったく見られず、人参畑も水田に変わっています。取水する水門の開き方や上流の経路など、水生生物の分布にも変化が見られました。
昨年では手のひらサイズに成長したナマズを発見していたのですが、子ども達とアミを持って生き物探しを行うと、今年は稚魚といえる2センチ程度の個体を大量に採集できました。
胸ヒレの形状が、扇を広げたような形状をしており、尾ビレと同時に両手持ちのセンスで応援団のような可愛らしい姿に子どもたちは感激していました。
そして、産卵した親と思われる大きなナマズが用水路の丁字路で深みのあるマスの中にいたところを採集した6年生が見せてくれました。用水路の水位が著しく低くなっており、大人のナマズは残された水辺となったマスまで逃げてきた様子でした。
水位が数センチとなり、喜んでいたのは野鳥たちでした。近くの電線の上では、何匹ものツバメなど小さな鳥たちが水浴びの後で毛づくろいをしながら、羽を乾かしていました。
昨春から用水路の環境整備を続けており、今年の五月連休には町内の清掃が行われる場面に遭遇できたので、地域の方ともコミュニケーションが取れました。以前は、砂塵も残さないレベルの清掃を行っていたそうですが内容の検討があったそうです。生物多様性への理解が今後も深まっていくよう、こどもエコクラブ活動の発信を続けていきたいと思います。
ゆうゆう学童こどもエコクラブ(栃木県)
ゆうゆう学童こどもエコクラブ(栃木県)
ゆうゆう学童こどもエコクラブ(栃木県)
ゆうゆう学童こどもエコクラブ(栃木県)