活動レポート

活動レポート

高知県宿泊研修5 四万十川水系調査とアマゴ養殖場見学

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2025年07月27日

実施場所:

高知県高岡郡四万十町 四万十川水系 アマゴ養殖場

参加メンバー&サポーター数:

5人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

四万十川財団の中平さんに奥四万十の穴場に連れて行っていただき、一緒に調査もしてくださいました。1時間30分で、タカハヤの幼魚~未成魚6匹、カワヨシノボリの未成魚~成魚25匹、ツチガエルの成体2匹、サワガニの幼体~成体7匹、ナベブタムシの成虫1匹、モンキマメゲンゴロウの成虫1匹、ヒラタドロムシの幼虫約50匹、コオニヤンマの成虫1匹、オジロサナエの幼虫4匹、コヤマトンボの幼虫5匹、ヘビトンボの幼虫4匹、ヤマトクロスジヘビトンボの幼虫4匹、スズキクラカケカワゲラの幼虫2匹、オオヤマカワゲラの幼虫2匹、ヒゲナガカワトビケラの幼虫約30匹、ウルマーシマトビケラの幼虫2匹、ムナグロナガレトビケラの幼虫2匹、カクツツトビケラ属の幼虫3匹、ニンギョウトビケラの幼虫1匹、コバントビケラの幼虫1匹、チラカゲロウの幼虫2匹、キハダヒラタカゲロウの幼虫2匹、ナミヒラタカゲロウの幼虫1匹、シロタニガワカゲロウの幼虫約50匹、キイロカワカゲロウの幼虫3匹、オオトゲエラカゲロウの幼虫1匹、ヒメトビイロカゲロウの幼虫約10匹、

参加者のようす

シロハラコカゲロウの幼虫2匹、フタバコカゲロウの幼虫2匹、ミツオミジカオフタバコカゲロウの幼虫1匹が捕れました。中平さんが連れて行ってくださった四万十川支流の奥四万十の穴場は、空気が澄んでいて水蒸気で川霧が発生していてとても幻想的でした。川の中で調査をしていてコオニヤンマの成虫が頭にとまるために近くに飛んで来て、目の前に来た時に手で捕まえようとしたら本当に捕まえられてビックリしました。幻想的な景色にみんな息を飲んでいました。小学生メンバーもとても生き生きと調査をしていて色々な生き物が沢山捕れていました。四万十川水系は水生昆虫の密度が濃くて、川の中の何処にどの種類の水生昆虫が多くいるのかがとてもよくわかったので、明石川で調査をする時にとてもいい参考になり嬉しかったです。

感想・気づいたこと・考えたこと

調査の後、中平さんに四万十川の別の支流の山奥にあるアマゴの養殖場に連れて行っていただきました。ここのアマゴの養殖は薬を使わない無投薬の方法でやっていて、アマゴの匹数を少なくして、飼育池に水を次々と流していくのではなく、源泉からそれぞれの飼育池に独立して流すことにより病気が出ても1つの飼育池で済ませられるなど、アマゴにも人にもやさしい養殖場だなと思いました。生き生きと元気に泳いでいてアマゴが喜んでいるように見えました。夕食は中平さんが捕まえてくださったアユの塩焼きと四万十川財団のイベントで披露する予定の試作のアユの唐揚げと竹で炊いた竹ご飯を中平さんにごちそうになりました。アユの塩焼きはドンピシャの塩味で「四万十川の鮎を知り尽くしているんだな」と思いました。アユのぶつ切りの唐揚げは衣がサクサクで中がホクホクで、今まで食べてきた唐揚げの中で1番美味しかったです。モウソウ竹を器にして炭の上で炊いたご飯は、ちょうどいい竹の風味で美味しかったです。疲れきった体にとても美味しいご飯を食べられて、みんな「美味しい美味しい」と食の幸せを噛み締めていただいていました。

その他

報告担当:NR(高2サポーター)

玉一アクアリウムのみなさんへ
報告をありがとうございます。今年も、ゆたかな自然が残る四万十川での活動報告を見ることができ、とてもうれしく思います。
今回は奥四万十の穴場にも足を運び、川霧(かわぎり)が広がる息をのむような幻想的な景色を体験されたのですね。そんな貴重なしゅんかんに出会えたこと、とてもうれしかったのではないでしょうか。
調査後には、無投薬でアマゴを養殖(ようしょく)している現場を見学されたとのこと。自然の力を生かした、実現がむずかしいながらも意義深い取り組みだと感じます。わたしも最近、湧水(ゆうすい)を活用した淡水魚(たんすいぎょ)の養殖試験場をおとずれ、源泉(げんせん)からわく清水がいかに貴重な資源であるかをあらためて実感しました。
そして食事では、四万十の鮎(あゆ)を知りつくした方が用意してくれた料理を味わったのですね。自然の営みの中でしか得られない、まさに<食の幸せ>です。こうした体験は、「幸せに生きるには自然を大切にすることが欠かせない」ということを実感させてくれます。
すばらしい活動と報告をありがとうございました。また次の活動の報告を楽しみにしています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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