活動レポート

活動レポート

住吉川中流~河口調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2024年11月04日

実施場所:

神戸市 住吉川中流~河口

参加メンバー&サポーター数:

2人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

10月に続き電車に乗って神戸市東灘区の住吉川で調査をしました。住吉川は町の中を流れるとても綺麗な都市河川です。住吉川中流~河口まで3時間調査をして、住吉川中流では、カワムツの幼魚~未成魚約75匹、タカハヤの幼魚~成魚約70匹、カワヨシノボリの幼魚~成魚約60匹、カワリヌマエビ属の幼体~成体約1000匹、モクズガニの幼体~成体約10匹、コシボソヤンマの幼虫3匹、コオニヤンマの幼虫1匹、コヤマトンボの幼虫1匹、ダビドサナエの幼虫3匹、オジロサナエの幼虫3匹、オナガサナエの幼虫1匹、ヒメドロムシ類の成虫1匹、フタツメカワゲラ属の幼虫7匹、ニンギョウトビケラ属の幼虫2匹、ヒロアタマナガレトビケラの幼虫1匹、モンカゲロウの幼虫1匹、チラカゲロウの幼虫1匹、シロハラコカゲロウの幼虫約30匹、ウデマガリコカゲロウの幼虫約10匹、フタバコカゲロウの幼虫2匹が捕れました。

参加者のようす

明石川では源流の蛇谷川でよく捕れるモンカゲロウが中流で捕れて、すごいなと思いました。水温が低いのと水が綺麗だからだと思いました。住吉川下流ではアユの成魚が群れで泳いでいて、婚姻色の赤いサビアユもいました。産卵床付近では調査をせずに避けて通りました。住吉川下流では、カワムツの幼魚~未成魚約10匹、ヨシノボリ類の幼魚~成魚約30匹、ゴクラクハゼの未成魚5匹、スミウキゴリの成魚1匹、ヒナハゼの未成魚1匹、カワリヌマエビ属の幼体~成体約500匹、ミゾレヌマエビの未成体~成体5匹、テナガエビの未成体1匹、モクズガニの幼体~成体約10匹、コシボソヤンマの幼虫2匹、コオニヤンマの幼虫1匹が捕れました。

感想・気づいたこと・考えたこと

住吉川河口では、タカハヤの未成魚2匹、チチブの未成魚~成魚4匹、スミウキゴリの成魚3匹、ミミズハゼの成魚2匹、ヒナハゼの未成魚1匹、ニホンウナギの幼魚1匹、テナガエビの未成体~成体6匹、スジエビモドキの未成体~成体約10匹、ユビナガスジエビの未成体1匹、ケフサイソガニの幼体~成体約30匹、モクズガニの幼体~成体5匹が捕れました。前回は牡蛎殻で足の指を切ったので、今回はウェーダーを着て怪我の心配もなく調査できて楽しかったです。河口で小さめの黒いテナガエビのようなエビが捕れて「スジエビモドキじゃないな」「なんやろ?」って不思議に思いました。ユビナガスジエビとわかり、2日前の大雨で六甲山からの黒い腐葉土が住吉川を流れて河口の川底に溜まり、ユビナガスジエビもまわりの色に合わせて黒く変化したようです。上流~中流にいるはずのタカハヤ2匹も河口近くにいましたが、2匹とも痩せていたので泳ぐ力が弱くて流されてきたと思いました。

その他

報告担当:NR(高1サポーター)

玉一アクアリウムのみなさん、報告をありがとう!ウエダ―を下げて電車で遠くにでかけてする、川の調査は大変だったと思います。無事終了できてよかった。玉一のNR君も高校生になったのですね。ずっと川の生物調査をしっかり続けて専門的な知識も経験もたくさん積んできたことがよくわかります。すごいですね。川の上流から中流、中流から下流、そして河口までの川の生き物の少しづつのちがいについての報告も考察もしっかりできています。そうかと気づかされました。黒いクビナガスジエビの同定で迷う二人の様子もほほえましく、やせたタカハヤを見るまなざしのやさしさも伝わってきました。一生懸命に川での調査を続けることで、川とそこに生きる生物たちへの優しい思いが大きく広がっていて頼もしく思います。決して無理をしないで、案全に楽しくできることから続けてくださいね。寒冷期には陸上でできることもありそうですね。また、報告を楽しみにしています(環境カウンセラーMJより)
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
拍手する

119 拍手

クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

これまでの報告

クラブの活動レポート一覧

活動レポート一覧