活動レポート

活動レポート

琵琶湖で地引き網体験

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2023年07月09日

実施場所:

滋賀県野洲市 あやめ漁港の横の砂浜

参加メンバー&サポーター数:

3人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

琵琶湖を戻す会の人たちに琵琶湖の砂浜で地引き網体験をさせてもらいました。本当は漁船に乗ってエリ漁見学もさせてもらう予定だったけど、記録的なアユの不漁のためできなくなってとても残念でした。地引き網体験の前にアクアリウムで神戸から持ってきたタモ網で浜辺に浮かんでいる水草をガサガサすると、ヨシノボリやスジエビやキベリマメゲンゴロウがとれました。キベリマメゲンゴロウは、加古川支流の草谷川でとれて以来なのでうれしいです。

参加者のようす

砂浜で2ヶ所に分かれて綱を引いて地引き網を沖から砂浜に引き寄せました。最初は軽かったけれど網が砂浜に近づいて来ると重たくなって、何がとれているかとても楽しみで、網の中にはたくさんのオイカワの他にハス、スゴモロコ、カマツカ、ウグイなどが入っていました。そして、もう1回場所を変えて地引き網をしてくれることになって、とてもうれしかったです。2回目は1回目よりもたくさんの魚が入っていて、同じくたくさんのオイカワの他にハス、スゴモロコ、ビワヒガイ、ギンブナ、ホンモロコ、スジエビなどがとれ、高田さんがみんなに1種類ずつていねいに説明をしてくれました。今年は地引き網で外来魚は1匹もとれなかったのでよかったです。

感想・気づいたこと・考えたこと

その後は、アクアリウムであやめ漁港の調査をしました。30分間で、ヌマチチブの幼魚~未成魚30匹、ウキゴリの幼魚1匹、テナガエビの成体1匹などがとれました。昨年来た時はヌマチチブの他にヨシノボリやウキゴリやエビ類などがもっとたくさんいたのに、あやめ漁港ではこの1年で国内外来種のヌマチチブが急に増えて在来種が減っていると感じました。ヌマチチブはリリースせずに持って帰って、家でからあげにして食べました。とてもおいしかったです。

その他

報告担当:YA(小5)

玉一アクアリウムのみなさん、いつもレポートありがとうございます。琵琶湖での地引き網体験ではたくさんの魚が取れてよかったですね。
今年は網(あみ)に外来種(がいらいしゅ)が引っかからなかったとのこと。ぐうぜんその日は引っかからなかったのかな?それとも琵琶湖に生息している外来種の数が減っているのでしょうか。一方あやめ漁港の調査の時には、国内外来種の魚が増えていたのですね。こちらも偶然その日にたくさんのヌマチチブが取れたのかな。それともヌマチチブの数が増えてきているのでしょうか?どちらについても、一回の調査では個体数の増減(ぞうげん)はよく分からないかもしれないですね。ときどき調査をしてその結果をくらべたり分けて調べてみると、外来種の生息しているようすがよりはっきり分かるかもしれないですね。
今回は水から取れる魚の恵みを実感できた活動でしたね。これからも新しいことが分かったり、おもしろいことを発見したりしたら、ぜひ教えてくださいね。みなさんの活動を応援しています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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