活動レポート

活動レポート

揖保川研修2 揖保川中流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2022年12月03日

実施場所:

宍粟市 揖保川中流

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

揖保川中流で調査をしました。約1時間30分で…オイカワの幼魚~成魚約200匹、カワムツの幼魚~成魚約120匹、イトモロコの未成魚~成魚約20匹、ムギツクの幼魚~未成魚8匹、カマツカの未成魚~成魚5匹、ズナガニゴイの幼魚2匹、アブラハヤの未成魚~成魚5匹、タカハヤの未成魚~成魚3匹、ウグイの未成魚4匹、オオシマドジョウの幼魚~成魚6匹、オヤニラミの未成魚~成魚3匹、ギギの幼魚9匹、カジカの未成魚~成魚3匹、カワヨシノボリの幼魚~成魚約60匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体約200匹、サワガニの幼体~成体約20匹、ホンサナエの幼虫1匹、ダビドサナエの幼虫3匹、ヘビトンボの幼虫約20匹、ミズカマキリの成虫1匹、オオヤマカワゲラの幼虫約10匹、フタツメカワゲラ属の1種の幼虫約40匹、チャバネヒゲナガカワトビケラの幼虫約10匹、コブニンギョウトビケラ属の1種の幼虫約10匹、シロタニガワカゲロウの幼虫約10匹、ナミヒラタカゲロウの幼虫2匹、ヒラタドロムシの幼虫3匹、ゲンジボタルの幼虫7匹、モンキマメゲンゴロウの成虫2匹が捕れました。

参加者のようす

染河内川から移動して揖保川のポイントに到着すると、水面観察では沢山の魚が泳いでいる様子を観察できてメンバーのテンションが上がりました。寒さで川に入るのは躊躇われたのか初め自分以外のメンバーは釣りをしていましたが、最後の方にはメンバーが釣り中に見かけたアマゴやムギツク、自分が網で捕まえたカジカなどを見て、メンバーは川の中に珍しい魚がいると知って釣りをやめてタモ網で茂みをガサガサしていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

揖保川では先ほどに調査した染河内川に比べて魚の個体数は多かったものの、特にヨシノボリなどの魚は染河内川や明石川に比べて全体的に痩せているように思いました。この場所ではミナミヌマエビやカゲロウ、トビケラなどの水生昆虫は少なかったので魚の個体数が多い分、全体的に魚の餌が不足しているのかなと思いました。調査では明石川では見られないような生き物を沢山観察することが出来たので良かったです。

その他

報告担当:NA(高3サポーター)

玉一アクアリウムのみなさん、こんにちは。
12月になって、ずいぶんと寒くなってきましたね。寒い中、揖保川の生き物調査をしてくれて、どうもありがとう。サポーターのNAさん、結果を報告してくれて、ごくろうさまでした。
生物多様性の現状を自分たちの手ではあくするすばらしい活動だね。『ヨシノボリなどの魚は染河内川や明石川にくらべて全体的にやせているように思いました』ということですが、生き物の同定や個体数の調査に加えて、その特ちょうをくらべてしっかり観察しています。とてもいいですねぇ。さらに、『ミナミヌマエビやカゲロウ、トビケラなどの水生昆虫(こんちゅう)は少なかったので魚の個体数が多い分、全体的に魚の餌(えさ)が不足しているのかな』と、観察した要因を調査でえられた情報から考えています。すばらしいことばっかりです。ぜひ記録しておいて、経過(けいか)を調べてみてください。
つぎの報告が楽しみになる内容でした。また報告を待っています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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