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【2022 壁新聞道場!】たのもーーーう!鹿児島県 その7

2022.11.30 掲載

鹿児島県からは18枚の壁新聞が届いたよ!
今週は大崎小エコクラブの3枚の壁新聞をご紹介★ 岡本師範よろしくお願いします。

鹿児島県 その1 その2 その3 その4 その5 その6

大崎町「大崎小エコクラブ」


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大崎小エコクラブ⑪の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!

大崎町はとっても立派な町なんだよ! 何が立派なの? 実はごみのリサイクル率が82.6%であって日本で1位の町なんだ。そしてさらに立派なのは、日本一を13回も達成しているんだ。

大崎小エコクラブがまとめてくれた大崎町のリサイクル新聞は、大崎町のすばらしさをデータで示してくれました。リサイクル率が高いので、大崎町の埋立しょ分量は、2010年は4,382tだったのが2015年には989tまで約80%くらいへらすことができました。

鹿児島県の他の市や町のリサイクル率をまとめてランキング表にしてくれました。1位大崎町、2位志布志市75.4%、3位垂水市56.8%などです。町の人たちの努力とともに大崎小のみんなができることは、ごみとして捨てずに3R:リデュース、リユース、リサイクルを活用しようと心がけているようです。

大崎小エコクラブのみんなは、SDGsの勉強もしました。SDGsとは2030年を目標に快適なくらし、豊かな町を作りましょうということで17の目標を決めました。ごみを大崎町のようにへらすことでSDGs11の目標:住み続けられるまちを作るやSDSs12の目標:作る責任 つかう責任をはたします、SDGs13の目標:気候変動に具体的な対策を進めます、あるいはSDGs14の目標:海の豊かさを守ろうなどの目標達成につながります。ということでごみをへらすことは、とても大事な行動です。

とっておきのゴシドウ★

私から一つ提案があります。ごみの排出量と人口のデータもありました。この数値を使うと町や市の一人当たり出すごみの量が計算できます。大崎町は一人一日当たり660gです。南大隅町のリサイクル率は47.3%ですが、一人一日当たり出すごみの量は、490gでした。ですから大崎町の次の目標は、一人当たり出すごみの量を鹿児島県で1番少なくすることかな?そして日本でも1番少なくすることかな?と思いました。

大崎町のかつやくを期待しています。

 

地域事務局からの応援メッセージ【鹿児島県】
グラフやクイズを活用し,見やすく,楽しめる新聞にまとめられていました。県内の他の市町村においても大崎町のような素晴らしい取り組みがされるといいですね。


大崎小エコクラブ⑫の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!

ごみのリサイクル率日本一をかくとくするために、そして何年も1位をいじするためにはどうするか?ごみを出す町の人々にごみの出し方をていねいにしどうする必要があります。
ごみの出し方とは、ごみの種類を決めて種類ごとに出すようにすることが一つです。さらに出すときにきれいにしてまとめて出すことです。ということでこの新聞では、種類を決めるマークを紹介しています。次にごみとして出すときに中身が残らないように、あるいは水あらいをしてきれいにするなど、工場で機械を使ってリサイクルしやすいように決めました。

紙製容器包装マークやプラマーク、ペットボトルマーク、ダンボールマークなど商品をよーく見ると発見できますね。このようなマークを見てまぜないで出すことが必要です。
マークの矢印を見るとぐるっと一回転しているのは、どういうことだろうか?ごみとして出したものが別のものに変身してまた使えるようにします、ということですね。すぐごみにするのではなくて、何回もぐるっと回すとごみとして出す回数がヘリますので、ごみの量はとても少なくなることが分かりますね。

空き缶としてスチール缶(鉄でできた缶)とアルミ缶(アルミニウムでできた缶)を回収しますが、リサイクル工場では鉄とアルミを分けてもう一度鉄製品やアルミ製品に作りなおします。鉄とアルミの分け方は、みんなも知っているように磁石(じしゃく)でくっつくか?くっつかないかで分けます。
アルミから製品を作るときの必要なエネルギーを計算してみましょう。鉱山(こうざん)からアルミの原料:ボーキサイトを取り出し、きれいなアルミにするときのエネルギーを100とすると、使い終わったアルミ缶を原料としてきれいなアルミを作るエネルギーはたったの3で良いのです。ボーキサイトからアルミを取り出すのにひじょうに高い温度が必要なのでエネルギーをたくさん使います。町の中にアルミ缶がポイ捨てされているのは、とってももったいないので、回収してリサイクルすることの良さがよくわかりますね。

とっておきのゴシドウ★

大崎小では牛にゅうパックをひらいて回収していますね。牛にゅうパックは紙でできていますが、リサイクルして何に変身するのだろうか?そうです、トイレットペーパーに変身します。牛にゅうパックの紙はとても品質が良い紙です。捨ててはもったいないです。ではトイレットペーパー1ケ作るのに1リットルの牛にゅうパックがいくつ必要でしょうか?そうです6ケです。牛にゅうパックをひらいてかわかして、スーパーなどのお店で回収していますね。みんなもお手伝いをして持って行ったことがあるのではありませんか?みんなも自分でできるリサイクル活動をするのが大事ですね。

地域事務局からの応援メッセージ【鹿児島県】
イラストとクイズを活用して,わかりやすくまとめられていました。大崎町にはたくさんのごみルールがあるのですね。これからもこのごみルールを守りながら積極的な取り組みを続けてくださいね。


大崎小エコクラブ⑬の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!

大崎町は町をあげてごみの分別回収をやっていて、集めたごみを必要としている企業に売っています。おどろくなかれ1億円以上の利益をあげていますとの記事が大崎町のエコ新聞に出ていました。大崎町の年間予算が100億円ちょっとですから1億円というのはとても大きい金額です。ごみが金のたまごを生む玉手箱ですね。

ごみステーションでごみをペットボトル、容器包装の紙、牛乳パックの紙、ダンボールの紙、スチール缶やアルミ缶あるいは容器包装のプラスチック、服などの布などに分けてあるので、これらをリサイクルして別の製品を作りたい企業が買っていくのですね。町の人たちみんながちゃんとごみを分別しているので、ごみを集める人たちも仕事がやりやすいと思います。大崎町は、ごみを出す町民もごみを集める職員の人たちもごみを処理するごみステーションの人たちも、そしてリサイクルして製品を作る企業の人たちも、ごみをへらすことと、ごみを有効活用することにみんなで協力している結果が出ていることがよくわかります。

みんなが家庭で分別をするときに気をつけることもくわしく書いてくれました。このような約束ごとをちゃんと守って大崎町ではみんながやっているのだと思います。ふたをとる、中をきれいにするなどだけでなく家族みんなで協力してやりましょう、という呼びかけもすばらしいと思いました。こうすることによってごみに対する意識が高まりますね。

とっておきのゴシドウ★

2030年をめざして快適な暮らしにして、だれ一人とりのこさない世の中にするために17の目標を世界で作りました。大崎町のごみをへらす活動はSDGs11,12,13,14の目標達成につながります。さらに大崎町の人たちがみんなで協力してやっていることはSDGs17そのものです。外国にも、しどうしているようで、もはんてきな活動とみとめられているのですね。

石油はエネルギーとして使ったり、プラスチックの原料となったり、薬やいろいろな物の原料となるきちょうな資源です。でもいつまでも使える資源ではありません。大事に使いましょう、ということですが、最近は地球温暖化の原因になっていることが分かりました。したがって、例えば、電気を作るときに石油を使う火力発電を少なくしようとしています。私たちの身近なことでは、電気はむだな使い方をやめる。ガソリン自動車は止めて歩き、自転車あるいは電気自動車で行くなど暮らし方を変えることも必要です。

大崎町は令和2年そして今年も豪雨の被害が出ました。豪雨は地球温暖化の影響の一つでしょう。地球温暖化を止めることも大きな目標かと思います。

 

地域事務局からの応援メッセージ【鹿児島県】
学校での取り組みについて書かれており,これを参考に他の方も取り組みやすい内容となっていました。皆さんの取り組みが広がり,SDGsの達成につながるといいですね。

岡本師範、ありがとうございました!

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