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【2022 壁新聞道場!】たのもーーーう!鹿児島県 その3

2022.10.19 掲載

鹿児島県からは18枚の壁新聞が届いたよ!
今週は大崎小エコクラブの3枚の壁新聞をご紹介★ 沼田師範よろしくお願いします。

鹿児島県 その1 その2 その4 その5 その6 その7

大崎町「大崎小エコクラブ」


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大崎小エコクラブ⑤の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!

大崎小エコクラブ⑤のみなさんの『大崎すごいぞ新聞』は、まずは、タイトルが目を引きました。「大崎のなにがすごいの?」と読みたくなります。新聞としても、たて書き文字がとても読みやすく、見出しやグラフ、豆知識コラム、4コマのマンガまであり、一般の新聞と同じレイアウトでしっかり編集されています。

内容は、まずはSDGsですね。2030年まで、持続可能(じぞくかのう)な世界を実現(じつげん)するための17の目標と、その下にさらに細かい169のターゲットから構成されています。取り組みはいろいろ考えられますが、今回は『タイプ II 環境ラベル』についてまとめました。その例として「JLR-7500/JLR-7800GPS航法装置」という、日本無線さんの製品をしらべたのですね。使う電力を従来(じゅうらい)のものから50%ほど減(へ)らし、製造(せいぞう)に有害物質(ゆうがいぶっしつ)を使っていません。環境に配慮(はいりょ)された製品です。とても専門的なものをえらんでいて、ちょっとおどろきました。

とっておきのゴシドウ★

 大崎町は日本でも、SDGsの取り組みに熱心な町として有名です。「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」などにも選定(せんてい)されています。
みなさんの新聞の「大崎リサイクルシステム」のイラストには、住民・企業・行政が協力し合って循環(じゅんかん)している図が描かれていますね。

私が「大崎すごいぞ」と思うのは、その「大崎リサイクルシステム」です。子どもから大人の方まで、住民による徹底(てってい)したごみの分別回収で、埋立ごみが大きくへっていること。また、リサイクルされたものが資源(しげん)として企業に売却(ばいきゃく)され、そのお金が町の事業費用(ひよう)に活用(かつよう)されていること。さらにそうした環境活動が、町の人たちの働き先になっていること。すばらしいですね。
みなさんのような若い人たちが担(にな)い手となって、これからも進めていってほしいと思っています。

地域事務局からの応援メッセージ【鹿児島県】
大崎町のリサイクルの取り組みについてイラストを用いてカラフルに見やすくまとめられていました。漫画もあり,大変見応えがありました。地球を守るためにリサイクルの取り組みを続けてくださいね。

大崎小エコクラブ⑥の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!

大崎小エコクラブ⑥のみなさんは『大崎のリサイクルの取り組み方』について、くわしくしらべ、まとめてくれました。文章中の大事なことばは、色で塗(ぬ)られていてわかりやすく、「ごみの処理の仕方」などのイラスト、グラフも細かなところまでしっかり描かれています。読む人にわかりやすく伝えようと、工夫して作られていることがわかります。

私が感心したのは「大崎町のリサイクルシステムのメリット」の中で、住民・企業・行政が協働連携し、「信頼関係が構築(こうちく)」の説明です。住民の方、企業、行政のそれぞれの間に信頼関係が作られているから、こんなに長くこのシステムが続いているのですね。

また、「大崎町の人々はゴミを見つけたらすぐゴミを拾う」と最後のことばにもグッときました。町民のみなさん全てに高い意識が共有されている。だからこその『12年連続リサイクル全国第一』なのだと納得(なっとく)できました。

とっておきのゴシドウ★

資料3のグラフはタイトルが書かれていないのですが、ごみの焼却率(しょうきゃくりつ)が世界で一番高いのは日本ですから、「世界の国別の焼却率」のグラフだと思います。日本は埋め立て用地が少なく、ごみの多くを「可燃(かねん)ごみ」として焼却しています。ただゴミを燃やすと、温室効果(おんしつこうか)ガスである二酸化炭素(にさんかんたんそ)が発生し、地球温暖化現象(ちきゅうおんだんかげんしょう)の原因になることが、今、問題となっています。

そこでみなさんが「バイオマスの生産」で描いてくれたように、生ごみや下水汚泥(おでい)を回収し、堆肥(たいひ)にして、販売(はんばい)する。有効利用しているのですね。生ごみも、下水汚泥も分別してリサイクルできれば資源(しげん)になります。

大崎町には、そのほかにもすぐれた取り組みがあると思います。いろいろしらべて、また教えてください。

地域事務局からの応援メッセージ【鹿児島県】
ゴミ処理の仕組み,バイオマスの仕組みについてイラストを用いて分かりやすくまとめられていました。大崎町の一員として,これからもリサイクルに積極的に取り組んでくださいね。


大崎小エコクラブ⑦の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!

大崎小エコクラブ⑦のみなさんは、海の環境に注目して『海洋新聞』を作ったのですね。その中でもマイクロプラスチックの海への流入は、世界の問題になっています。

プラスチックは軽くて丈夫(じょうぶ)で便利なため、みなさんがしらべたように、世界で年に約4億トン近く生産、使用されています。そのうち、「一次マイクロプラスチック」は、洗顔(せんがん)料や歯みがき粉のけんま剤(マイクロビーズ)などの製品にもふくまれています。非常に小さい粒子(りゅうし)で、家庭の排水(はいすい)などから下水を通って、最後は海に流れます。

「二次マイクロプラスチック」は、外で使われているプラスチック製品や、すてられたレジぶくろ、ペットボトルなどが自然環境で劣化(れっか)し、細かな粒(つぶ)にくだかれていったものです。川などに入り、最後は海に流れていきます。

恐ろしいのは、こうして流れ出た5ミリメートル以下のマイクロサイズのプラスチックは、自然に分解(ぶんかい)されないため、世界の海で漂(ただよ)い続け、蓄積(ちくせき)されます。海の生物が飲み込んでしまうなど、大きな問題になっています。

とっておきのゴシドウ★

マイクロプラスチック問題の解決には、みなさんが最後に書かれたように、レジぶくろやペットボトルの使用を削減(さくげん)すること。またプラスチック製品は使い終わったら、必ず分別、あるいは廃棄(はいき)するなど、町のルールに従い、しっかり処分することが重要ですね。

みなさんは、マイクロチップについても書かれています。イラストにあるように、メンバーのだれかがイヌやネコを飼(か)っていて、お家で話が出たのかな?今年2022年6月から、ペットショップなどで販売(はんばい)されるイヌやネコには、マイクロチップの装着(そうちゃく)が義務となりました。飼っているイヌやネコが迷子になっても、マイクロチップの番号をしらべれば、だれのペットかわかるためのものです。

地域事務局からの応援メッセージ【鹿児島県】
マイクロプラスチックについて,イラストを用いて分かりやすく紹介されていました。最後にまとめられていた私たちにできることに積極的に取り組んでみてくださいね。

沼田師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!

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