リアルヴォイス

リアルヴォイス

リアル・ヴォイス☆Premium(プレミアム) Vol.3 横浜ハッケンジャー

こどもエコクラブに関わるサポーター・コーディネーターさんたちが、こどもエコクラブのサポートやコーディネートを通じ、どんな活動プログラムを行っているのか、またどんなことを感じているのかそのリアルな声をご紹介します♪

他のサポーターさんやコーディネーターさんのご意見は、クラブをサポートする側にとって大変興味深いものかと思います。このコーナーがクラブに関わる多くのみなさんにとって取り組みのヒント・今後の活動の充実のための参考となって、どんどんクラブが元気になりますように★

「リアル・ヴォイス☆Premium(プレミアム)」第三弾は横浜ハッケンジャー!こどもエコクラブHPを日頃ごらんの方々には、「ハッケンジャー」という名前はおなじみではないでしょうか?横浜ハッケンジャーの変遷には、実は歴史があるのです。

ハッケンジャーの歴史は岡山から始まった 

 ハッケンジャーのスタートは、なんと岡山から!ご存じ「岡山ハッケンジャー」です。岡山県代表として全国フェスティバルに何度も出場した経験のある、とても元気なクラブ!2014年に近所のお友だちどうしで活動を開始し、まちを流れる用水路での生き物調査を中心に、川の上流や田んぼ、干潟などでの生き物調査に取り組んできました。この時のメンバーの1家族が、大阪への引越しにより「大阪ハッケンジャー」として活動後、さらに横浜へと移動し、活動を続けてきたのが、現在の横浜ハッケンジャーなのです。ちなみに、岡山ハッケンジャーのメンバーとは、コラボで活動したり、全国フェスティバルで再会したりと、今でも仲良く交流しています。久しぶりに会っても全くブランクを感じさせないというところは、さすが共に活動にいそしんできた仲間の絆ですね。

(横浜ハッケンジャー活動レポート「大阪&岡山ハッケンジャーコラボ企画第1弾」(2015.6.13)
(岡山ハッケンジャー活動レポート「大阪ハッケンジャーのメンバーと姫路で再会」(2016.11.27)

活動のきっかけは、今でも続く虫への情熱

 岡山で活動を始めたきっかけは、今では小学5年生になったお兄ちゃん・あっくん。幼稚園の頃からトンボが大好きで、近所のお友だちといっしょにトンボとりに夢中になり、幼稚園のお友だちで自然の中で遊ぶことが好きな家族同士が集まって、その家族の中のお父さん(現岡山ハッケンジャー代表サポーター!)が虫に詳しく、活動を広げていったそうです。2歳下の弟・やっくんも当然のように大の虫好きになり、今でも切磋琢磨し合っています。

こどもエコクラブ賞:岡山ハッケンジャー.jpg
岡山ハッケンジャー時代の写真。平成26年度のこどもエコクラブ賞受賞作品!

岡山から大阪へ。トンボを求め活動は続く!

 引越しのため、2015年4月から大阪へ。大阪でももちろん虫への情熱は冷めることなく、新たなまちでトンボを求めて大阪府内から隣県まで遠征し、活動範囲を広げていきました。大阪ハッケンジャー時代の壁新聞には、大阪府周辺の本当にたくさんの公園での、トンボやその他の生き物調査がまとめられています。この調査はまさに圧巻!

大阪ハッケンジャー時代の壁新聞。素晴らしい調査の記録です。

16-27-02.JPGのサムネイル画像

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2017年1月に、大阪から横浜へまたまたお引越し。現在の横浜ハッケンジャーのメンバーは、今や小学5年生となった兄・あっくんと3年生の弟・やっくん、そしてあっくんのお友だちのやっぱり虫好き女子・はーちゃんの3人。7月15日に活動をするとお聞きしたので、お邪魔させていただきました。

CIMG4722.JPG
網の構え方がカッコイイ!

 公園内の池に着くと、早速立派な捕中網をふる横浜ハッケンジャーの姿が見えます。池の上を飛びすぎるトンボを一目池のほとりから見ただけで、トンボの種類だけでなくオスメスまで見分けてしまう驚きの眼力!それがメンバーだけでなく、サポーターであるお母さんまでできてしまうのにさらにビックリ。活動を始めた当初は、虫についてあまり知らなかったそうですが、「慣れると不思議とできてしまうんです」とのこと。メンバーはトンボをとったり、持ってきたスルメでザリガニを釣ってみたりと熱心に活動中。サポーターの國師さんにお話しを伺いました。

引越しされた先々で、トンボをはじめとした生き物調査に取り組まれていますが、トンボのいるフィールドはどうやって探すのでしょうか?

 まずは里山センター、博物館、パークセンターなどのイベントに参加しました。そのうち、それぞれの施設のイベントの講師の方や職員さんから、「こんなイベントがあるよ」とか「ここには珍しいトンボがいるよ」と声をかけていただいたり、パンフレットをもらったりして、だんだんとフィールドが広がっていきました。大阪にいたころは関西トンボ談話会の方たちと親しくなることができましたし、横浜に引っ越すことになった時にも、「横浜にはトンボがたくさんいる有名な場所があるよ」と教えてくれました。それが、今活動している二つ池です。

いろいろな方とつながることで、活動が広がっていくわけですね。

 転勤族なので、自分から動かないとお友だちができないんです。人と人がつながるのが好きだし、せっかく縁があって住むことになった場所なので、その場所のことも知りたいと思います。

活動の頻度はどれくらいですか?

 毎週どこかしらに行っていますね!観察会などは、月1回・第2土曜日というように定例で活動日が決まっていることが多いので、そういう定例会に参加したり、それ以外の週も「トンボとりに行きたい!」と子どもたちが言うので出かけたりします。今は二つ池の観察会と、慶応大学日吉キャンパスの「日吉丸の会」の散歩会などに参加しています。

毎週ですか!大変じゃないですか?

 大変ですよ!もう今週はいいんじゃないの、と思うこともあります。もう少し大きくなったら、お友だちと一緒に子どもだけで出かけてくれるといいんですが。

それでも今は毎週活動されているんですよね。そのモチベーションはどこから?

 私も好きなことだからです!それに、子どもが「好きだ」と言うことは、やらせてあげたいと思います。

毎年壁新聞を作っていらっしゃいますね。

 普段は楽しく遊んでいるだけでもいいんですが、せっかく調べたことはフィードバックしたいですし、データ化もしたいと思うので、壁新聞作りは、調べたことをまとめる良い訓練になっています。
また、発表する機会も大事な経験になります。大阪ハッケンジャーの時に、大阪市の発表会の日に予定が合わず参加できなかったのですが、関西トンボ談話会で発表の機会をいただけたので、挑戦してみました。以前は発表が苦手でしたが、やはり機会を重ねると少しずつ上手になっていくのがわかります。

こうした活動をしているメリットというか、良いことはありますか?

 子どもが、自分の好きなことで人にほめられる経験をするのはとても大事だと思います。小さなころからトンボや虫が大好きで活動してきたわけですが、今では、学校でも「トンボのことなら彼にきけば何でも知っている」と、同級生に一目置かれています。
毎週の観察記録を、学校の自主学習として先生に提出しているので、宿題の一環にもなりますし、先生にも評価してもらっています。そうやってほめられることが一つあると、それ以外のこともがんばれる自信がつくのだと思います。

大阪ハッケンジャーの時に作った2枚目の壁新聞で、「トンボが1000分の1に減ったってどれくらい?」というタイトルで、模造紙の上半分に500頭、下半分に1頭のトンボを描かれましたね。「壁新聞道場」の岡本師範も、この表現方法に感嘆していました。

16-27-03.JPGのサムネイル画像

 

 

 

 

 

 

 


1000頭描きたかったのですが、スペースが足りなくて。
自然の豊かさが減っていることも心配ですが、子どもたちが自由に自然と触れ合える場が減っていることがとても残念です。大阪ハッケンジャーの時にも、子どもが自由に虫とりできる公園がとても少なかったです。捕虫網を持っていると注意されたり、「かわいそうだから逃がしてあげてね」と言われたり。
私たちが子どもの頃には、捕まえた虫の脚をむしったりすることもありましたよね。子どもの頃にいろいろな経験をすることが、子どもの育ちにはとても良いことだと思うのですが、大人によって規制されてしまうのは残念です。大人が、子どものさまざまな経験を見守ってくれる環境が、もっと増えてくれたらいいと思います。


メンバーに「どうしてハッケンジャーを始めたの?」と聞いたら、「虫が好きだから!」と答えてくれました。将来の夢は研究者とのこと。子どもの「好き」という気持ちを大切にすることが、子どもたちが生き生きと未来を描くことにつながるのだなあ、と思いました。また、活動の中でのつながりが、新たなつながりを生み、広がっていくということを教えていただきました。

横浜ハッケンジャー集合写真.jpg

横浜ハッケンジャーのみなさん、ありがとうございました!

みんなもチャレンジしてみよう!

「リアルヴォイス」では、幼児から取り組める簡単なプログラムから、学校や地域全体で取り組めるプログラムをご紹介いただけるサポーター&コーディネーターを大募集しています!また「こんなプログラムを紹介してほしいな」というリクエストも同時に受付けています♪

タイトルを「リアルヴォイス」とし、ぜひ全国事務局までメールをお寄せください。
プログラムをご紹介いただいた方は、こどもエコクラブ粗品を差し上げます。
皆様からのたくさんの声(ヴォイス)を、お待ちしています!

こどもエコクラブ全国事務局