活動レポート

活動レポート

明石川土砂撤去工事

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2015年03月31日

実施場所:

神戸市明石川中流

参加メンバー&サポーター数:

5人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

年度末の明石川の土砂撤去工事が終盤を迎えています。31日の夕方には全ての工事車両が退去し、何の変化もない単調な平瀬になっていました。

参加者のようす

増水の度に土砂がたまり、アシが生え、わんどが形成され、明石川は、河原と早瀬と淵が続く変化に富んだ川になっていました。わんどには、オイカワや、タモロコの幼魚が群れ、早瀬では、夏にオイカワの群れがキラキラ光り、早瀬から淵に入るなだらかな砂地には、カマツカや、スジマドジョウが生息し、淵には大型魚が悠々と泳ぐ姿が見られ、とても喜んでいました。工事現場を目撃したメンバー達は、「あ~っ!ぼくらの明石川がぁ!」「魚たちはどうなったんやろう?」と心配そうに明石川を見つめていました。

感想・気づいたこと・考えたこと

明石川は少しの雨でもすぐに増水し、本格的な雨になるとさらに増水し、大量の土砂が運ばれてきます。この土砂は治水には悪影響ですが、コンクリートの護岸を覆い、わんどを造り、生物多様性に寄与していることは確かです。人間の暮らしにも生き物たちもやさしい自然と共生できる方法はないものかと考えます。

その他

報告担当OT(代表サポーター)

玉一アクアリウムさん、こんにちは、オイカワや、タモロコの幼魚が群れ、早せでは、夏にオイカワの群れ、砂地には、カマツカや、スジマドジョウが生息していた場所がこの度、明石川の土砂てっきょ工事があったのですか。魚たちはどこに行ったのでしょう。さびしさが伝わってきます。川は上流から栄養分のある土砂などを下流に運びます。そのため植物はすくすくと育ちそこに動植物がやってきます。良く観察していますね。これからも観察を続けてみましょう。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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