活動レポート

活動レポート

田中川用水路調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2025年06月07日

実施場所:

神戸市 明石川支川田中川用水路

参加メンバー&サポーター数:

2人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

田中川用水路で1時間30分調査をして、モツゴの幼魚~未成魚2匹、ミナミメダカの成魚1匹、ドジョウ(中国大陸由来)の成魚1匹、アメリカザリガニの幼体~成体70匹、カワリヌマエビ属の未成体~成体約50匹、マシジミの成貝4匹、マツカサガイの成貝1匹、ミナミタガイ(ドブガイ)の未成貝~成貝4匹(1匹は死貝)が捕れました。水面観察ではミナミメダカなどがいました。アメリカザリガニは玉津第一小学校で飼っているオオクチバスとブルーギルとニホンウナギの餌に持ち帰り、大陸由来の外来ドジョウは飼育用に持ち帰りました。

参加者のようす

今日は僕一人でした。僕一人だけというのは少し不安でしたが割といい戦果だったかなと思います。泥がすさまじい悪臭を放ち、更に歩いたあとから発生する気体がガソリンのような臭いだったので嫌になりました。

感想・気づいたこと・考えたこと

貴重なマツカサガイやミナミタガイ、マシジミなどの淡水二枚貝が捕れてよかったです。さらには最近捕れていなかった小さなミナミタガイも捕れたので安心しました。アメリカザリガニはかなり多くの数が捕れ、捕っても捕り切れない程でした。更には大陸由来の外来ドジョウも捕れ、こんな用水路にも放されているのかと絶望しました。そのような外来種が大量にいる環境でもモツゴや絶滅危惧種のミナミメダカ、マツカサガイやミナミタガイ、マシジミなどの在来種が捕れたのでこの調子で増えていってほしいなと思いました。写真はミナミタガイです。

その他

報告担当:FT(大1サポーター)

玉一アクアリウムのみなさん、活動報告をありがとうございます。
報告を読んだり写真を見たりすると、この田中川用水路は多量のヘドロたまり、生物が生息する環境としては非常に悪いと言えます。
その中で、数種類の貝類が確認できたというのはおどろきです。カワリヌマエビやアメリカザリガニもそこに生息していると考えてよいでしょう。
一方、魚はその場所に生息しているというより、たまたまそこにいたと考えることもできますが、どのように考察しますか。
「ミナミメダカ、マツカサガイやミナミタガイ、マシジミなどの在来種がこの調子で増えてほしい」と記されていますが、
多量のヘドロについても何かアクションができたらよいと思います。ぜひ、メンバーにこの実態を知ってもらい、投げかけてみてください。
次回の報告も楽しみにしています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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