

逆川こどもエコクラブ (茨城県)
昨年度より茨城県が実施している霞ケ浦水系の釣り魚有効活用促進事業に参加してアメリカナマズを釣りました。
本年度は4月より実施されており、今回で4回目となります。
早朝から霞ヶ浦に出陣!したクラブメンバーは、霞ヶ浦周辺に分散。自分がここだ!と思った場所で釣りを開始しました。
霞ケ浦水系は在来種であるワカサギが激減し、地元の特産物であるワカサギのつくだ煮の加工ができなくなっています。販売されているのはほとんどが北海道産だったりとなっており、深刻な状況におかれています。気温上昇によって水温が上がり、ワカサギが育たなくなっていることも 報道されていますが、そのほとんどが湖岸の護岸整備によって水草や湿地植物が失われており、水温が低く抑えられるガマやヨシの水辺がなくなり産卵場がなくなってしまっていることも大きな要因と思われます。そして、最も影響を及ぼしているのが特定外来生物に指定されているアメリカナマズ(チャネルキャットフィッシュ)が優占種として増えてしまい、小魚やエビなどの小型の水産物を食べてしまっていることがあげられます。
このため、本年度は12回にわたって、釣り人にアメリカナマズを釣っていただき、3箇所のステーションに持ってきていただくことで事業を進めています。ステーションは3箇所あり、霞ケ浦の北(サポーター2名)、東(代表ら2名)、南(ユース1名)に詰めており、持参いただいた釣り人には1kg以上で、ナマズバーガー、佃煮、漬物、ルアーなどの返礼品をさしあげています。クラブメンバーも眠気と闘いながら早朝から釣りをしています。クラブメンバーは合計で12㎏を釣り上げました。
この日、受付されたアメリカナマズ等の外来魚は約350匹、合計で213kgとなりました。最も大きなアメリカナマズは4㎏でした。これらの魚は14時には回収トラックで運搬され、飼料や肥料などに有効活用されます。次週12日も実施します。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
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