活動レポート

活動レポート

コオニヤンマのヤゴの飼育からの羽化観察

東京生き物クラブ (東京都)

活動日:

2025年04月19日

実施場所:

サポーター自宅

参加メンバー&サポーター数:

3人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

3月上旬に東京郊外の小川で捕獲したコオニヤンマのヤゴを水槽で飼育し、4月19日に羽化を観察することができました。羽化し羽がしっかり伸びた頃合いをみて、トンボを慎重に運んで元の地点で放しました。
ヤゴの飼育は餌が難しく、たまたま水槽内の生きている小魚やオタマジャクシを捕食できた個体だけが羽化し、他の3個体はまだ水槽で泳いでいます。

参加者のようす

メンバーが、水槽から出て壁を登っているヤゴを発見して、大喜びで報告してくれました。サポーターの大人も一緒に羽化を観察し、ヤゴの一挙手一投足に2人で歓声を上げること1.5時間。蛹から出た後も、刻一刻と変化する様子に目が離せませんでした。

感想・気づいたこと・考えたこと

羽化が終わって数時間待ち、トンボが少しだけ移動するような状態になってから、慎重に観察ボックスに移して、運ぶ準備をしました。トンボが中で飛んで傷つかないよう、外が見えないようにした方がいいんじゃないかとメンバーから提案があり、覆いをして慎重に運びました。
放す目的地に着いて、暗くなっていく中で、コオニヤンマが自然に飛翔するのを待つ間のドキドキする気持ちと、元気に飛び立ち、高い木々を超えて行ったときの嬉しさと寂しさは、宝物のような経験でした。

その他

生き物は本当におもしろい。

東京生き物クラブのみんな、報告ありがとう!
昆虫たちの羽化が見られる時期になりました。
多くの生きものが、活動的になる時期でもありますね。
そのような季節になりましたが、コオニヤンマの羽化を観察したとのこと、
投稿写真でも、その瞬間(しゅんかん)を見ることができました。
シオカラトンボやナツアカネ、アキアカネなどは、にプールのような場所でも繁殖(はんしょく)できて、しかも1年で羽化します。
それに対して、コオニヤンマはヤゴの期間が、2~3年とのことですから、ヤゴの飼育(しいく)にも苦労されたと推測(すいそく)されます。
水槽(すいそう)には、まだ羽化しないヤゴもいるようですから、それらの羽ばたきを見るのは、来年になってしまうかもしれませんね。
そんなコオニヤンマの羽化を観察できて、とてもすごいと思いました。
私は、プールのヤゴを救って羽化を見たことはあるのですが、大きなトンボの羽化を、残念ながら見たことがありません。
貴重(きちょう)な体験だったと思います。
生きものは、それぞれの種ごとにそれぞれの生き様があります。
コオニヤンマの飼育ととおして感じ取ったことを大切にしていってください。
また、いろいろな生きものの姿を、これからも見ていってください。
これからの活動レポートも楽しみにしています。
エコまる
東京生き物クラブのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名東京生き物クラブ
  • 所在地東京都
  • クラブの種類近所や地域のお友達

クラブ写真

身近な生き物の飼育観察、生き物が暮らす自然の観察を通じて、生き物の生息環境や生態系としての自然を楽しみながら理解することを目指しています。

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