活動レポート

活動レポート

伊川~明石川下流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2024年11月17日

実施場所:

神戸市 明石川支川伊川~明石市 明石川下流

参加メンバー&サポーター数:

3人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

伊川から合流点を越えて明石川下流まで調査をしました。2時間で、オイカワの幼魚~成魚約100匹、ミナミメダカの成魚約80匹、ゲンゴロウブナの未成魚~老成魚約4匹、ギンブナの幼魚~未成魚4匹、オオキンブナの未成魚2匹、モツゴの未成魚2匹、ブルーギルの幼魚2匹、タイワンドジョウの成魚1匹、シマヒレヨシノボリの未成魚2匹、チチブの未成魚1匹、ヒナハゼの未成魚1匹、アカミミガメの未成体1匹、カワリヌマエビ属の幼体~成体約400匹、ミゾレヌマエビの幼体~成体約130匹、テナガエビの幼体~成体約100匹、ヒラテテナガエビの未成体1匹、スジエビの未成体~成体5匹、モクズガニの幼体~成体6匹、クロベンケイガニの未成体3匹、シオカラトンボの幼虫5匹、コフキトンボの幼虫1匹、アオモンイトトンボの幼虫1匹、シロタニガワカゲロウの幼虫2匹が捕れました。

参加者のようす

前の大雨で明石川が増水して、下流の景色が変わるほど川の中の地形や流れが大きく変化していました。以前はこの辺りに流れのゆるやかな深い淀みがあって川底には枯れ枝や枯れ葉がたまって季節来遊(死滅回遊)の生き物が集まる居場所になっていましたが、土砂が流れ込んでふつうの流れになり今回は季節来遊の生き物は捕れませんでした。ブルーギルとタイワンドジョウとアカミミガメと国内外来種のゲンゴロウブナはナーセリーの畑の肥料に持ち帰りました。

感想・気づいたこと・考えたこと

調査では天候が雨の予報でしたが、なんとか曇りのまま持ちこたえてくれたので良かったです。合流点の前に行った、伊川の橋の下の橋脚の溜まりの草むらで少し調査をした時に捕れたオイカワの成魚やフナ類などしか魚は捕ることはできませんでした。逆にもう1人の高校生サポーターはどんどんと明石川下流を歩いていき、「帰ってきた」と思ったら何か大きな魚や水の生き物を捕って帰ってきているので凄いなと思いました。僕自信今回の調査で初めてタイワンドジョウ等の雷魚の成体を間近で見たので迫力がありました。もう少し色々な生き物を捕ってみたかったですが、初めて見た魚もいたので貴重な経験をさせて貰うことができたなと思います。

その他

報告担当:SU(中2)

玉一アクアリウムのみなさん、報告をありがとう。高校生の先輩2名が中学生の後輩にいろいろ教えながら、熱心に調査をした様子がよくわかります。調査では安全に十分にこころがけていることがわかって安心しました。調査の報告にも、いつもながらに感心しています。メンバーの一人ひとりが、これだけの知識と経験を自身で積み上げてきたことはすばらしいと思います。明石川が雨によってどのように変化をしたかの報告もさすがです。よくわかりました。もし機会があれば、データによる調査の報告だけではなく、採集のポイントや同定の仕方のこつなどを発表したらどうでしょう。特に、幼体と成体の区別、未成魚と幼魚の違いとか、100匹をこえる個体をどうやってカウントするのかなど。全国の生き物が大好きなエコクラブのお友達に、発信してそのスキルを教えてほしいと思います。川の生き物に興味をもって大切することで、もっと川を大切にできるはずですね。また、今回の報告者の感想には、報告者の先輩への尊敬や明石川と生き物へのいきいきした思いがあふれています。学年をこえてつながって続けていることはすごいことですね。継続は力ですが、お互いに無理をしない仲間づくりをめざしてほしいと思います。これからもがんばって活動を広げてくださいね。次の報告も楽しみにしています。(環境カウンセラーMJより)
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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