活動レポート

活動レポート

第39回セタシジミ祭り

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2024年04月27日

実施場所:

滋賀県大津市 琵琶湖瀬田川

参加メンバー&サポーター数:

5人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • イベント・交流会 イベント・交流会

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

瀬田川で4年ぶりに行われたセタシジミ祭りに参加しました。セタシジミ祭りは、昔は瀬田川でたくさんとれていた固有種のセタシジミが環境の悪化などで激減したので、その復活を願って毎年開催されるようになったそうです。市長さんや議員さんたちのあいさつのあと、滋賀県の水産試験場の職員さんからセタシジミのクイズがありました。セタシジミは7万個くらいの卵から成貝になれるのは1匹~2匹ぐらいしかいないこと、大きな成魚になるには4年くらいかかることなど、楽しみながら勉強できてよかったです。

参加者のようす

外輪汽船の一番丸に乗って、船の上から漁師さんが瀬田川で小さな漁船で長いさおを使ってシジミ掻き漁をしているようすを見学しました。10mぐらいの長さのさおの3分の2ぐらいが水の中に浸かっていて、さおを弓なりに曲げて川底のシジミを小さなあみで泥や砂ごとすくっていて、とても大変な作業だなと思いました。シジミ掻き漁を見学したあと、大きくたくさん育ってくれるように船の上からバケツでセタシジミの放流をしました。そのあと瀬田川の川下りをしました。川を下って行くと山が近くなって自然が豊かになって緑がきれいで水鳥もいて楽しかったです。

感想・気づいたこと・考えたこと

お昼を食べてから、岸でパドル操作の練習をしてドラゴンボート体験をしました。最初はボートがぐらぐらしたけど進み始めると安定しました。太鼓の合図でパドルをこぐと思っていた以上に重くて大変だったけど楽しかったです。最後に外来魚釣り体験をして、ブルーギルを14匹釣りました。明石川のブルーギルはほとんどが幼魚でたまに未成魚がとれるくらいだけど、瀬田川のブルーギルはほとんどが成魚で中にはめっちゃ巨大な成魚もいて驚きました。琵琶湖のブルーギルは減っているみたいだけど、これだけ成魚がいたらまた増えるかも知れないと思いました。終了ぎりぎりまで釣って、気がついたら「賞1位」をもらっていました。ブースでは、オオクチバスのフライが4つ100円で売られていて、あげたてで温かく言われなければふつうの白身魚と変わらないおいしさで、とてもおいしかったです。

その他

報告担当:OY(小6)

玉一アクアリウムのみなさん、活動レポートを送ってくれてありがとう!
今回は、とてもおもしろそうなお祭りに参加しましたね。地域の固有種(こゆうしゅ)のセタシジミについてたくさん学び、日ごろの活動のヒントにもなったと思います。みなさんが見学した「シジミかき漁」も、ふだん行なっている「ガサガサ」と似(に)たようなものですね。手が届かないところの生きものをどのように工夫して捕(と)るか、むかしからの知恵(ちえ)ですね。みなさんが作ったオリジナルの道具もあったりするのかな。また、みなさんの明石川流域にも、「セタシジミ」がいたりするのかな。もし、あったりいたりしたら教えてくださいね。次のレポートも楽しみにしています♪
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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