活動レポート

活動レポート

伊川~明石川下流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2023年05月15日

実施場所:

神戸市 明石川支川伊川~明石市 明石川下流

参加メンバー&サポーター数:

6人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

伊川から明石川下流で調査をしました。2時間で、オイカワの幼魚~未成魚約30匹、ボラの幼魚7匹、ミナミメダカの成魚6匹、ニホンウナギの幼魚3匹、コウライモロコの未成魚1匹、コイの幼魚1匹、スズキの幼魚1匹、ゴクラクハゼの未成魚1匹、ヒナハゼの成魚1匹、カワアナゴの幼魚1匹、ウシガエルの幼生1匹、アカミミガメの幼体1匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体約160匹、ミゾレヌマエビの幼体~成体約40匹、テナガエビの幼体~成体約20匹、ヒラテテナガエビの未成体~成体約10匹、ミナミテナガエビの未成体1匹、スジエビの未成体~成体4匹、モクズガニの幼体~未成体約15匹、オオヒライソガニ属の幼体2匹、ヤマサナエの幼虫1匹、ハグロトンボの幼虫3匹、イブシアシナガドロムシの成虫9匹、コガタシマトビケラの幼虫2匹、ウデマガリコカゲロウの幼虫約30匹、サホコカゲロウの幼虫6匹がとれました。ウシガエルとアカミミガメは、アクアリウムの畑の肥料に持って帰りました。

参加者のようす

明石川下流にわんどがあって、増水したあとには上流から流されてきた生き物と河口からさかのぼってきた海の生き物の両方がいるので、この前にすごく増水していたので今日のわんどにどんな生き物がいるのかとても楽しみでした。でも来てみるとわんどは土砂におしつぶされて小さくなり水も汚れてヘドロ臭くなっていて、調査をしてもウシガエルの大きなオタマジャクシ1匹とアカミミガメの小さな幼体1匹しかとれなくて、みんながっかりでした。

感想・気づいたこと・考えたこと

明石川と伊川の合流点の景色も初めて来る川のように変わっていて、合流点は深くなっていた伊川に増水の時に土砂がたくさん流されてきてとても浅くなり、今までは草が生えていた明石川の河原の中に新しい水の流れができて、明石川の1部になっていました。新しい水の流れで調査をしたら、シラスウナギからクロコに変わる途中のまだ透き通っているウナギの幼魚やオイカワやボラやコウライモロコなどがとれて、みんなすごいと思いました。これからは、河原の新しい場所でも調査ができるのでうれしいです。

その他

報告担当:YA(小5)

玉一アクアリウムのみなさん、いつも活動レボートの報告をしてくれてありがとうございます。
調査前に、最近の増水からワンドにいろいろな生き物がいると予測を立てて調査しているとのこと、すごいですね。きっと調査機材(ちょうさきざい)の準備にもそういった予測が活きていると思われます。
活動レポートでは、ウシガエルオタマやアカミミガメのみでがっかりとのことですが、これは見に行く場所の環境、最近の気象状況(きしょうじょうきょう)、生物の生息場(せいそくばしょ)などについての知識と経験があって、予測(よそく)をたてているからこそですね。
予測ができることと、いつも定期的にフィールドをみているからこそ、河床(かしょう)の変化(合流点が浅くなっている)や、新しい水の流れに気づき、まだすき通っているウナギの幼魚が発見できたといえます。みなさんの調査力はかなり誇って(ほこって)いいと思います。
また次の活動レポートの報告をまっています^^
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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