活動レポート

活動レポート

山菜とりと福知川源流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2023年03月28日

実施場所:

神戸市 明石川支川福知川源流

参加メンバー&サポーター数:

7人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

午前中は学校で図鑑作成をして、午後は明石川支流の福知川の源流に自転車で行って山菜とりと調査をしました。山菜はワラビとゼンマイとイタドリがとれて、福知川源流で1時間30分調査をして、オオクチバスの幼魚1匹、ニホンアマガエルの成体1匹、ニホンカナヘビの未成体1匹、ミナミヌマエビ(カワリヌマエビ属を含む)の幼体~成体約160匹、アメリカザリガニの幼体~未成体3匹、サワガニの幼体1匹、オニヤンマの幼虫10匹、キイロサナエの幼虫6匹、ヤマトクロスジヘビトンボの幼虫1匹、コセアカアメンボの成虫1匹、シマアメンボの成虫1匹、ミズアブの1種の幼虫3匹、オナシカワゲラ属の1種の幼虫約10匹、フサオナシカワゲラ属(モンオナシカワゲラ種群)の1種の幼虫約20匹、コガタシマトビケラの幼虫約20匹、トウヨウグマガトビケラの幼虫5匹、コエグリトビケラ属の1種の幼虫約10匹、カクツツトビケラ属の1種の幼虫約5匹、シロハラコカゲロウの幼虫約5匹、ヨシノコカゲロウの幼虫約50匹がとれました。オオクチバスとアメリカザリガニは駆除をして肥料にしたり、えさにするために持って帰りました。

参加者のようす

初めて山菜とりをして土手の坂のところを上ったり下りたりするのがこわかったけど、ワラビを見つけられた時はうれしかったです。イタドリは折ったところから水がジワッと出てきてとりにくかったです。でもあとからなれたらポキッとすぐにとれて「きれいにとれてやったー!」と思いました。ワラビとゼンマイとイタドリはあくを抜いて甘からく煮て山菜おにぎりにして次の調査の時にみんなで食べました。おいしかったです。

感想・気づいたこと・考えたこと

今日も珍しいカワモズクがたくさん生えていました。初めて水そう用の小さなネットあみを使って、石の裏の小さな水生昆虫をとるのがとても簡単でした。大きめの石にいたヨシノコカゲロウは形は同じだけど1匹ずつ色が違っていたから違う種類みたいでした。源流なのにオオクチバスの幼魚やアメリカザリガニがいました。かわいそうだけど駆除ができてよかったです。

その他

報告担当:OY(小4)

玉一アクアリウムのみなさん、図鑑作成と調査と山菜とりでもりだくさんでしたね!
山菜のおにぎり、うらやましいです。自分たちでとった自然の恵みを食べて実感できるのは大切な経験だと思います。
生きものがたいへん細かく同定されている点にびっくりしました。カゲロウやカワゲラの種数が多いのは源流という環境を反映しているのでしょう。ここにはカワモズクも生えているとのことで、いい環境が維持(いじ)されているようですね。キイロサナエも希少種ですが、幼虫は採集できても成虫にはなかなか会えないふしぎな昆虫です。そして、ニホンカナヘビが気になりました。川の中にいたのですか?
生きものが豊かな一方で、オオクチバスやアメリカザリガニは在来の生きものにとっては大きな脅威(きょうい)ですね。平地の池や水辺にいるものと考えていましたが、源流にまで入り込んでいるのですか。日本に移入されてからずいぶん年月が経っているので、このような例も増えているのでしょうか。
みなさんのレポートのように、まわりにある自然がどんな状況なのか、地道に調査を続けて記録を残していくのは大事な仕事です。
これからもレポートをよろしくお願いします。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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