活動レポート

活動レポート

醒井養鱒場研修

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2014年12月08日

実施場所:

滋賀県 米原市水産試験場醒井養鱒場

参加メンバー&サポーター数:

4人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

醒井養鱒場の研修室で、養鱒場の役割や、いま養鱒場で力を入れているビワマスについての話を、ビワマスを研究している専門員の方から、ていねいに教えていただいた。そして、ビワマスの発眼卵も見せていただいた。アユの発眼卵とくらべてみると、かなり大きかった。

参加者のようす

専門員さんに、「ビワマスのメスに、メスとそっくりなオス(にせ雄)を受精させたあとで、一定時間、温かい水につけると、全雌3倍体魚といって、生まれてくるビワマスはぜんぶ成熟しないメスになる。」と教えていただきました。むずかしいところも多かったけど、とても親切に教えていただいて、すごい技術だと思った。

感想・気づいたこと・考えたこと

私たち玉一アクアリウムのメンバーのために、時間をかけてわかりやすく教えてくださって、とてもうれしかった。ビワマスを3倍体で成熟させないというのは、ビワマスを早く成長させるけど、大人にはしないということです。ビワマスは大人になると栄養が卵にいってしまうから味がわるくなるけど、子どもなら栄養を自分のために使うので、なるべく早く大人に近づけるけど、大きな子どものままで、いさせることで、おいしい高成長系養殖ビワマスが食べられることが、わかりました。揖保川漁協のアユの発眼卵に続き、ビワマスの発眼卵も見られてうれしかった。

その他

報告担当:NM(小5)

すばらしい体験をしたね。みなさんのレポートのお陰で、3倍体魚にすると子どものままで成長するということを初めて知りました。植物では3倍体にすると種のない実ができるということを聞いたことがありますが、同じ原理なのでしょうか。玉一アクアリウムのみんなは、明石川をまもるために魚の研究までしていることを知り大変感動し、うれしく思いました。みんなの活動は同じような活動をしている人たちの手本になるものです。ぜひいろんなところで発表してくださいね。明石川の浄化活動がさらに進むことに期待し、応援します。がんばってください。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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