活動レポート

活動レポート

アユの採卵(人工授精)

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2014年11月02日

実施場所:

たつの市 あゆ・赤ちゃんセンター

参加メンバー&サポーター数:

8人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

活動内容

アユ親魚の放流の後は、あゆ・赤ちゃんセンターで、アユの採卵をさせてもらいました。成熟したメスをタオルでつつみセンター長さんから指導をうけながら、おなかを頭の方から尾びれの方へゆっくりと押して、採卵し、そのあと同じ作業で成熟したオスから精子を出して、まぜ合わせて、人工授精をしました。授精した卵を水の入った、タライの中に入れて、シュロやナイロンでかきまぜると卵がびっくりするほどくっついてきて、アユの卵のねんちゃく力のすごさにおどろきました。

参加者のようす

1人ずつセンター長さんに教えてもらって、みんな緊張しながら、アユから卵や精子をしぼり出しました。オスの精子はすぐに出てくるけど、メスの卵はうまく出すことができなくて、とてもむずかしかったです。

感想・気づいたこと・考えたこと

人工授精のほかにセンターの中も案内してもらって、ドロでねんちゃく力をなくした新しい方法で育てた発眼卵や、生まれたばかりのアユの赤ちゃんが50万匹もおよぐ水そうなどを見学して、ここがアユたちのいのちの現場だと思いました。発眼卵と受精卵、そして今日ぼくたちが採卵した受精卵をおみやげにいただきました。大切に育てて、孵化させたいです。揖保川漁協のみなさん、センター長さんありがとうございました。

その他

報告担当:UI(小5)

玉一アクアリウムの皆さん、活動報告を読ませてもらいました。人工授精による「命をつなぐ」貴重な体験ができましたね。自然の授精では、メスは子孫を少しでも多く残すため強いオスを選びます。人工授精でも、元気なメスとオスを選んでいると思います。川への放流は、稚魚の場合と発眼卵の場合があります。どちらの場合も良い面と悪い面があるようで、例えば発眼卵で放流する場合は運搬しやすい、卵の段階から川にいるため慣れやすい等の反面、卵は食べられやすい悪い面もあります。いずれにしても、もらった受精卵、発眼卵を大事に育ててください。次回の報告もお待ちしています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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