

玉一アクアリウム (兵庫県)
今春の堆積土砂撤去工事で川底も河原も茂みも全て撤去された場所で3回目の調査をしました。1時間で、オイカワの幼魚~未成魚33匹、ミナミメダカの未成魚~成魚9匹、ドジョウの未成魚~成魚5匹、モツゴの幼魚1匹、カワリヌマエビ属の幼体~成体約800匹、コヤマトンボの幼虫1匹、シオカラトンボの幼虫約20匹、アオモンイトトンボの幼虫1匹、イブシアシナガドロムシの成虫1匹、アワツヤドロムシの成虫1匹、ユスリカ科の幼虫約10匹、コガタシマトビケラの幼虫8匹、ウデマガリコカゲロウの幼虫5匹、サホコカゲロウの幼虫2匹が捕れました。
工事が終わって元のような状態に戻るのに1年位はかかると思っていましたが、川岸に草も生えてほぼ元の状態に戻っていて回復力に驚きました。川底の石の裏にもヒメドロムシやユスリカやトビケラなどが戻っていました。しかし、土砂撤去工事で河川敷や土手の木が伐採され景色は大きく変わってしまいました。
ヤマトンボ科の幼虫が捕れて、色がいつものコヤマトンボより黄色く迷彩模様もあったので、珍しいキイロヤマトンボかも知れないと喜びましたが、調べたら色の薄いコヤマトンボで残念でした。工事の前の茂みは深みにあったので下流側に網を置いて足でガサガサしたらよく捕れましたが、今の茂みは浅い所にあり小田さんのように茂みごと下から網で掬うように捕るとよく捕れて、状況に合わせて捕り方を変える必要性を感じました。まだまだ草が少ない川岸があるので、ナーセリーで明石川産の種を蒔いて育てているタコノアシの苗を少し植えました。
報告担当:NR(高2サポーター)
玉一アクアリウム(兵庫県)
玉一アクアリウム(兵庫県)
玉一アクアリウム(兵庫県)
玉一アクアリウム(兵庫県)