活動レポート

活動レポート

明石川中流調査

玉一アクアリウム (兵庫県)

活動日:

2025年09月20日

実施場所:

神戸市 明石川中流

参加メンバー&サポーター数:

2人

活動の分野:

  • 水
  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性

SDGs:

  • SDGs:海の豊かさを守ろう
  • SDGs:陸の豊かさも守ろう

活動内容

今春の堆積土砂撤去工事で川底も河原も茂みも全て撤去された場所で3回目の調査をしました。1時間で、オイカワの幼魚~未成魚33匹、ミナミメダカの未成魚~成魚9匹、ドジョウの未成魚~成魚5匹、モツゴの幼魚1匹、カワリヌマエビ属の幼体~成体約800匹、コヤマトンボの幼虫1匹、シオカラトンボの幼虫約20匹、アオモンイトトンボの幼虫1匹、イブシアシナガドロムシの成虫1匹、アワツヤドロムシの成虫1匹、ユスリカ科の幼虫約10匹、コガタシマトビケラの幼虫8匹、ウデマガリコカゲロウの幼虫5匹、サホコカゲロウの幼虫2匹が捕れました。

参加者のようす

工事が終わって元のような状態に戻るのに1年位はかかると思っていましたが、川岸に草も生えてほぼ元の状態に戻っていて回復力に驚きました。川底の石の裏にもヒメドロムシやユスリカやトビケラなどが戻っていました。しかし、土砂撤去工事で河川敷や土手の木が伐採され景色は大きく変わってしまいました。

感想・気づいたこと・考えたこと

ヤマトンボ科の幼虫が捕れて、色がいつものコヤマトンボより黄色く迷彩模様もあったので、珍しいキイロヤマトンボかも知れないと喜びましたが、調べたら色の薄いコヤマトンボで残念でした。工事の前の茂みは深みにあったので下流側に網を置いて足でガサガサしたらよく捕れましたが、今の茂みは浅い所にあり小田さんのように茂みごと下から網で掬うように捕るとよく捕れて、状況に合わせて捕り方を変える必要性を感じました。まだまだ草が少ない川岸があるので、ナーセリーで明石川産の種を蒔いて育てているタコノアシの苗を少し植えました。

その他

報告担当:NR(高2サポーター)

玉一アクアリウムのみなさん、こんにちは。報告をありがとうございます。
堆積土砂(たいせきどしゃ)の撤去(てっきょ)工事後の調査とのことで、環境の変化が生き物にどう影響(えいきょう)したのかがわかりますね。植物や水生生物がもどってきているのは、たくましさを感じます。生き物の数や種類は以前と変化がありますか?工事後の1年間の様子もまとめてみるとよいですね。続けて調査を行って、その変化や感じたことなどをまた教えてくださいね。
次のレポートも楽しみにしています。
エコまる
玉一アクアリウムのみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名玉一アクアリウム
  • 所在地兵庫県
  • クラブの種類その他

クラブ写真

玉一アクアリウムは、明石川を守り育てる活動をしている小中高生のグループです。
1年を通して週に1度は川に入り、魚や水生生物をとって川の環境を調査しています。絶滅危惧種や在来種は、調査の後にリリースし、外来種はリリースせずに駆除をして、その命を無駄にしないように、みんなでおいしくいただいています。
2007年より活動を開始していますが、現在は特定外来生物のブルーギルやオオクチバスが目に見えて減り、かわりにオイカワやモロコなどの幼魚や成魚が今までで一番多く、成果を感じています。そして知識向上のために漁協や水族館や試験場や棚田の保全活動などに参加して勉強していますが、その度にいろんな事で、様々な人達に親切にしていただいています。明石川のためにはもちろんのこと、その方々のためにもこれからもしっかり学んで行きたいです。
※オオクチバスとブルーギルを環境省と農水省から許可をもらって飼っています。

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