

逆川こどもエコクラブ (茨城県)
今年で20年目となる逆川緑地ホタル再生、春の保全活動と逆川生き物観察会を行いました。
天候にも恵まれ、多くのメンバーが集いました。
先週からゲンジボタルが発生している逆川こどもエコクラブのホームとなる管理地において、成虫が産卵する水際のコケを露出される活動を行いました。
幼稚園児から中学生までのメンバーが一列に水路に入り、水際に生えている雑草を取り除き、コケを露出させました。
この作業は、20年続けてきたクラブの伝統活動です。
水戸市千波湖周辺のゲンジボタルは、休耕田化が進み、最後の休耕田脇の水路に雑草が生い茂り、2000年には、わずかな発生数となってしまいました。そのため、2km離れた湧き水が豊富にある逆川緑地の雑草地を水戸市とサポーターが除草し、出てきた水路に石を投入。流れをつくってホタルを移植したのです。
2005年までに、卵から成虫までの自生サイクルが整い、そこで、守る活動は地域の子供たちが担えるよう、逆川こどもエコクラブが設置されたのがはじまりです。当初はメンバー6人ではじまった活動は、今ではメンバー100人規模となり、ホタル発生数も安定しています。
色々な試行錯誤を繰り返しながら、ホタルのサイクルを維持させていく管理のノウハウを学んできました。一年で一生を終えるホタルを守っていくために、「いつ・何を」するかの意識は、高学年のクラブメンバーは理解していますので、サポーターも安心です。
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
逆川こどもエコクラブ(茨城県)
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