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【壁新聞道場!】たのもーーーう!鹿児島県 その④

2015.12.09 掲載

鹿児島県は14枚のかべ新聞の応募があったよ!その中から4枚をご紹介。
今週は品川師範です。よろしくお願いしまーす!

鹿児島県 その① その② その③ その⑤

鹿児島市「西伊敷小学校」 曽於市「あおきっこエコクラブ」

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4・5・6年生
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西伊敷小学校5年生⑤の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━

全体を見渡すと4つの活動とその感想で構成されています。特にかべ新聞の上に「緑いっぱい私の町」とかべ新聞の名前を書いているのが気に入りましたよ。これはあいさつのようなものです。小見出しの2番目が少し読みにくいようですが,欠点とは言えないでしょう。ところどころに写真がはってありますが,小さすぎて何をしているのか,わかりにくくなっています。特に白いクジャクは師範も見つけられませんでした。
でも,感想のところではトラック協会の人の話から,未来のことを心配して「エコを大事に」していこうという考えにたどり着いたのはすばらしいことです。最後の文章にも書いていますが,これを日本全体に広めて,協力していくことが大切ですね。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

大きなタイトルの上に書かれた活動のテーマが,応募用紙に書かれたものと少し変えてありますね。テーマが変わるのは後出しじゃんけんのようでいけません。元の「学校や地域での環境について」でもいいのですが,少しぼんやりしていますね。もちろん,かべ新聞に書いた活動のテーマの方がイメージがはっきりしていると思います。
4つの活動記録では,小見出しの文字を色文字にしたために2つ目のプールの生き物調査の小見出しが弱々しく見えました。隣の2組環境レンジャー5の作った壁新聞でもプールの生き物調査をしたことが書かれていますが,カエルやヤゴまでは小学生でも判別できますので,どんな生き物がいくつ見つかったか,これも記録を取っておくといいですね。
都会の小学校ではトンボのヤゴをたくさんとるために,水泳教室が終わったプールに竹の枝を束ねたものをいれてヤゴの住みやすい環境を作っています。このヤゴは学校のビオトープに移し,成虫になるまで観察した例があります。こんなところまで観察すると面白いと思います。

 

西伊敷小学校5年生⑥の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━

読みやすくきれいな文字のかべ新聞です。漢字のまちがいも訂正してありますので,サポーターの目配りが行き届いていますね。
上段の「自然環境エコ新聞」とふつりあいなほど大きな小見出しの色文字がきれいですね。
それぞれ6つの活動報告は,単独にはおもしろい体験報告になっていると思いますが,どのようなつながりがあったのかもう少し解説がほしいところです。文字の大きさを整理すると余白が取れそうです。そこに写真など加えると実感がわいてきますね。薩摩硫黄島に宿泊学習に出かけて温泉に入ったり,うらやましいような自然に恵まれていますね。この自然を大切にして下さいね。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

五年生が緑のカーテン作りに挑戦して,アサガオとヘチマを育てています。多分,毎年同じような体験学習をしていると思いますので,しっかりとした観察記録を残すように工夫して下さい。
種をまいた日,芽が出た日,花が咲いた日,しぼんだ日,もちろんいくつつぼみができたかも記録してみるとより深く学習ができます。アサガオは夏がすぎてからの方が開花時間が早まりたくさん花をつけることに気がつくと思います。このような記録を作ることで,西伊敷小学校ではいつ種をまくとたくさん花がつくのかがわかると思いますので,記録を整理しておくことを提案します。
また,プールの生き物調査をしたことが書かれていますが,カエルやヤゴまでは小学生でも判別できますので,どんな生き物がいくつ見つかったか,これも記録を取っておくといいですね。都会の小学校ではトンボのヤゴを沢山とるために,水泳教室が終わったプールに竹の枝を束ねて浮かべ,ヤゴにとって住みやすい環境を用意しているところがあります。翌年の春には近くのビオトープにヤゴを移して成虫を観察しています。こんな観察もできますので,ぜひご検討下さい。
子供たちには日記を書くのと同じように,ちゃんと自然観察ノートにメモしたり,スケッチにしておくと来年の活動にとても役立つことと思います。これもお忘れなく。

 

西伊敷小学校4・5・6年生の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━

タイトルは三つに分かれていて,みなさんが何を目指しているのか,よくわかる文章です。これを考えた人に「絶賛」をおくります。7月の県環境レターへの取り組みが高く評価されて,県環境こどもサミットに参加し,異学年ながら堂々と活動発表をしてきたことはとてもすばらしいことですよ。このような事例は師範も聞いたことがありません。
普通は子どもたちは人前で発表するのは苦手です。でもそれを打ちやぶって発表できたのですからすばらしいのです。
清掃ボランティアでは,こんな地味で見えないボランティアを続けている学校にはすばらしい子どもたちばかりです。師範も感動して涙ぐんでしまいました。環境日記も大層好ましい取組です。どんなことを見つけたのか,どんなことにおどろかされたのか,常に日記などにメモをするくせをつけておきたいですね。それができたらわすれることもなくなりますよ。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

大きなタイトルや小見出しなどがよくできているのに,小さな文字の吹き出しが良く見えませんね。
字数が多すぎたためひとつ一つの文字が小さくなってしまったというのが本音ではありませんか?
しっかりと黒い文字が出るようなサインペンなどを使って書くとメリハリのある文字が並ぶと思いますよ。例えば筆ペンのような字体を使うのもはっきり見せる工夫になります。ぜひとも試してみて下さい。
身近な取り組みがやがて鹿児島市へ,さらには鹿児島県から全国へ,そして世界へと発信する第1歩になることに気付いたのは何よりも価値のあることと思います。これからもがんばって世界中に普及させて下さい。

 

あおきっこエコクラブのみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━

中央に大きなサツマガモの絵があるかべ新聞は初めてですが,とても印象的で人目をひきますね。成功です。このカモを中心に8つほどの活動記録が紹介されています。メッセージの中にも「できるだけ自然にやさしい米づくりを実践することだ」と書いていますね。実践があったから,「塩水選(えんすいせん)」なんて言葉を,元より田んぼ農家でなければ使わない言葉ですね。よく覚えて解説をしてくれました。このような農作業から生まれたことがあります。植物でも同じ時期に白い花を咲かせるタネツケバナがあります。白い花がついたら塩水選をして苗床をつくりなさいという季節がやってきたことを教えてくれます。

このようにわが国では米づくりへの理解活動と言うのもあり,さらには太陽光パネルを乗せたりで,忙しい毎日を過ごしております。塩水楔なんて言葉は専業の田んぼ言葉でなければわからないと思いました。足ふみ脱穀機と言うのもなつかしい機械です。この機械をさわりたくて,この「さつまがも農法」を学びにきたのでしょうか?日本人なら稲作の原理などは何時でも話ができるように,頭の中を整理しておいてほしいものです。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

中央のカモにはおどろきましたが,これを作った47名分の感動が伝わってこないのがちょっとさみしいね。大きな声で自分の感じたこと,みんなに伝えたいことをまとめてみて下さい。私達はお米を食べるので,お米がどのような手順で作られるのか,田んぼに住んでいる魚や昆虫のヤゴなども身近なテーマとしてよく観察をして覚えて下さい。

このかべ新聞では,活動のテーマ「自然に優しい米作りを体験しよう」が大切と思います。はっきりわかるように活動のテーマを入れて下さい。特別なゴシドウとしては,どのコラムも熱心に書いてくれたのはわかるのですが,コラムの中の文字の大きさはきちんとそろえて書いてみて下さい。今回は黄緑,ピンク,ムラサキなど高貴な身分の人々に利用されている色模様です。これでは我が国の国際的な価値の増加が考えられません。もっとコントラストのはっきりした色使いが大切になってくると思います。時々,絵の道具を出して,デッサンをやることを忘れずに練習して下さい。

 

品川師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!

エコまるjumping.bmpのサムネール画像

鹿児島県 その① その② その③ その⑤

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