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【壁新聞道場!】たのもーーーう!静岡県 その③

2015.07.01 掲載

静岡県は20枚のかべ新聞の応募があったよ!その中から2枚をご紹介。
今週は浅井師範です。よろしくお願いしまーす!

静岡県 その① その② その④ その⑤ その⑥ その⑦ その⑧

三島市「三島市 環境探偵団」

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三島市 環境探偵団 ②の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━

環境探偵団2班のみなさんは、三島の自然に触れよう、自然エネルギーを体験しよう、と言う2つの大きな活動の結果をかべ新聞にまとめてくれました。

三 島の自然に触れようでは、げんべい川に入って水生生物のかんさつをしました。夏休みにやったのでしょう。気持ちよさそうに、あみでとったり、とった生き物 を何だろう?と一生けんめいに見ています。せせらぎルートを歩きました。バイカモを見て、雷井戸を見て、楽寿園のボコボコのよう岩の道を気をつけながら歩きました。

自然エネルギー体験では、電気自動車にのったり、自転車発電を体験したり、ソーラークッキングでおいしいものを作りました。水素と酸素の燃料電池で車を動かしたり、木炭とアルミで電池を作り、豆電球を光らせました。地球にやさしいエネルギーたいけんをしたのですね。

自然エネルギーの体験ということで、電気自動車にのったのですね。今、街の中を走っているガソリンエンジン自動車とくらべると、とっても静かだったと思いま す。電気自動車だけが走っている将来の街を想像してみるとおもしろいと思います。タイヤの音は、するでしょうが、街はとっても静かになります。そうなると ふだん気がつかない音が気になるのではないでしょうか?街の中で音がたくさん出ているのは、どこだろうか?パチンコ屋さん、そして学校のみんなの声も聞こ えるかな?そんなことも考えてみるとおもしろいと思います。ただし、電気自動車の音がしないので、後ろから自動車が近づいても気がつかないので、かえって あぶないとのことで、何か音楽や音を出すようにするとの話もあります。

自転車発電の体験もしたようですね。ふだん、家庭で使っている電気を 自分で作ってみようとすると意外に大変だと分かりましたか?今の自転車はLEDランプを使い、乾電池などで明るくなり、じゅみょうも長いので、今回のよう にペダルをこいで、発電する機会は少なくなったかな?くるくるまわすと電気が作れることが分かりましたか?火力発電、風力発電、水力発電、原子力発電、地 熱発電などみんな、この原理、ちょっとむずかしいですが、コイル(電線をぐるぐるまいたもの)の中でじしゃくをまわすと電気が発生します、発電ができるの です。

この原理ではない発電方式として、みんなが体験したのが、水素と酸素で発電する燃料電池、木炭とアルミで発電する電池です。太陽のエ ネルギーで発電することもできます。街の中に屋根に太陽パネルを置いている家があると思います。これで電気を作ることができます。みんなは、太陽の熱で クッキングすることを体験しましたね。さいがいで電気が止まった時などとても力強い味方ですね。今回は何を作ったのですか?ほかほかでおいしかったとのことですが、焼いもかな?焼きじゃがいもかな?クッキーを作ったのかな?

燃料電池の車も売られています。みなさんが大きくなった時には、電気 自動車や燃料電池車など、空気をよごさない、音が出ない自動車が走り回っていると思います。すみ(木炭)とアルミで電気を起こせる実験もしたのですね。豆 電球だと木炭とアルミの電池を3つくらいつなげると明るくなります。LEDランプやオルゴールを鳴らす場合は、木炭とアルミの電池が1ケでもだいじょうぶですよ。

ごみの分別もエネルギーを少なく使い、地球温暖化を少なくするために、大事なことです。
みんなが一人一人、自分ができることを少しで良いですから、続けるようにするとすばらしいと思います。
地球にはいろいろな生き物がたくさんいます。生き物と人間がいっしょにすめる自然がある地球にしていきたいですね。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

げ んべい川はとてもきれいなようですが、水生生物はどんな種類の生物がいたのですか?あみでとって観察したのでしょう。水生生物の種類で水のきれいさ、き たなさが分かりますと、写真で生物の種類がはってありますが、げんべい川には何がいたのだろうか?見つけた生物の種類と数で水のきれいさ、きたなさが分か ります。観察した結果をまとめることもだいじですよ。とてもきれいということなので、魚はヤマメがいたのかな?虫ではカワゲラ、トンボやカゲロウの幼虫が いたのかな?サワガニやヘビトンボもいたのかな?名前が分からないときは、写真にとって後で調べると良いと思います。
せせらぎルートを歩き、雷井戸も見たようですが、写真で見てもどうなっている井戸か、ちょっと分かりません。説明を書いてくれるとうれしいです。楽寿園の よう岩は、富士山のばくはつのときのよう岩なのだろうか?縄状溶岩と書いてあるので、とてもきちょうなよう岩なのだと思います。どこの山のよう岩か?いつ ばくはつしたのか?などを書いてくれると良かったと思います。

今回のかべ新聞に出ているエネルギーでは、太陽の熱でクッキングしたのが、 自然エネルギーです。電気自動車、燃料電池車、木炭とアルミの電池は自然エネル ギーではありませんが、新聞には出ていないが、みなさんは風力発電所を見学したようで、風力発電は自然エネルギーですね。みなさんが大きくなった時に地球 温暖化を少しでも弱めるためには、石炭や石油、天然ガスで発電する割合をへらして、自然エネルギーで発電する割合をふやすことが大事だと思います。みなさんがエネルギーの勉強をしたのは、とても大事なことです。もっともっと勉強してエネルギーをどうやって作ったらよいか?エネルギーをむだに使わない工夫や エネルギーを少なくしてくらす方法はどうしたら良いか?などを考え、みんなで話し合ってみると良いと思います。

 

三島市 環境探偵団 ③の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━

環 境探偵団3班のみなさんは、富士山の森をたんけんして、木、森、鳥、虫、キノコ、溶岩などいろいろな発見や気付きをしました。自然エネルギーをテーマに自 転車発電の体験、竹炭電池の実験、グリーンカーテンのかんさつをしました。その結果を一人一人が書きました。まわりには写真もはって自分たちの見た物、発 見したものを見せてくれました。

富士山の森のたんけんでは、みんなが一人一人、気になったことがちがうのがおもしろいですね。もちろん、同じものに気がついたでしょうが、同じことは書かないで、他の人が気がつかなかったことを書くようにしたのかな?空が見えたかどうか分かりませんが、上を見て気がついたこと、前を見て気がついたこと、下を見て気がついたこと、目だけでなく耳で聞こえたこともありました。山の空気はおいしくてつめたかったとい うことで、はなで感じたこと、皮ふで感じたことなど、みなさんの五感(目、はな、耳、口、皮ふ)で感じたことがいっぱいありました。自然かんさつで一番たいせつなことは、五感をはたらかせて、自然を感じることです。みなさんの富士山の森のたんけん、かんさつは、その通りに五感を、はたらかせたすばらしい自然かんさつができています。

動物のしがいを見るとビックリしますね。みんなも、しかの骨と毛をみて、びっくりしたようですが、それが自然な のだと分かったとのこと、すばらしい体験ができましたね。どくのある花がたくさんあったとのこと、何と言う花でしたか?自然かんさつでは、五感をはたらか せることが大事ですと言いましたが、どくのある花や木やキノコもありますので、なめたり口に入れるのは、とても注意がひつようだということも分かったと思 います。鳥のすがこけで作られていることも発見しましたね。森の中だとすの材料としてこけはちょうど良いのですね。街の中で鳥がすを作る場合は、いろんな 材料を使っています。私の家の庭にすばこを置いておくと、シジュウカラは中に木の皮や綿、つる草、こけも使ってすを作っています。カラスは高い木の上に、 はりがねのハンガーも使ってすを作っています。

エネルギーの勉強として、自転車発電を体験しました。ペダルをこいで発電しますが、でんとう の数を増やしていくと、ペダルが重くなることも体験したようですね。たくさんの電気を作ろうとすると、とても大きなエネルギーがひつようです。逆にいうと たくさんの家庭に電気を送ろうとすると、大きなエネルギーで電気を作るひつようがあります。電気をむだに使うとそれだけたくさんのエネルギーで電気をつく らないとだめになります。たくさんのエネルギーを作り出すためには、発電所で石炭、石油、天然ガスをたくさん使います。日本は、石炭、石油、天然ガスをたくさん海外から輸入しています。節電して少しでも輸入量をへらし、そしてCOのはいしゅつりょうをへらして、地球温だん化を進めないようにしなければいけないと思います。

竹 炭電池は、竹炭とアルミを使って、電池にしたのですね。竹の炭だけでなく、木の炭、木炭でも同じ電池ができます。でも、発生する電気は少しです。地しんの 時に使いたいと考えたことはすばらしいですね。でも家の中の電気をともそうとしても、なかなかむずかしいですよ。大きな電気が発生しません。でも小さな豆 電球はつきますから、まっくらの中ではきちょうな光になるでしょう。

緑のカーテンをかんさつしましたが、緑のカーテンはどんなことが良いの か分かりましたか?かんさつのポイントは、目、耳、はな、口、皮ふなどで実感することですが、口に入れるのは、前にも書きましたが、十分に注意してくださ い。エネルギーの勉強ですから、緑のカーテンはエネルギーの勉強として、どんなことにつながるのでしょうか?温度をはかることをやりましたか?緑のカーテ ンとして使うとカーテンのうらがわは、温度が低くなります。まどがわに緑のカーテンを作ると、夏には部屋の温度が下がってエアコンを使うのが少なくて良く なります。したがって、節電になります。そんなことが分かったと思います。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

周りにはってある写真もいいですねー。ちょっとした説明文がある とさらによく分かり、みんなが体験したことがもっと目に焼きつくようになると思います。写真でみんなが言いたいこと、知ってもらいたいことを書くと良いと 思います。何も書いてないと、こうだろうとかってに想像しますが、みんなの気持ち、考えなどが知りたいと思います。

富士山と自然エネルギー新聞は、みんなで作った新聞です。さらに、読む人が分かりやすいようにまとめることも大事です。来年の新聞は、どんなことを書いて送ってくれるか楽しみです。待ってます。

 

三島市 環境探偵団 ④の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━

三島市環境探偵団クラブのみなさんは、源兵衛川の生き物調査、エコセンターへ行き電気自動車を見て、乗って、自転車発電を体験し、ソーラークッカーで料理をして、緑のカーテンを体験して、ごみの分別を勉強したのですね。たくさんの環境の勉強をしたのですね。ビックリすることやつかれることもやり、おいしい味や冷たいけれど気持ちの良い経験などもいろいろとやって、楽しい1年間でしたね。

つかまえた生物は、観察が終わった後、にがしたのかな?あるいはすいそうに入れてみんなでめんどうを見ているのかな?

エコセンターで電気自動車を見て、動くところも見たのでしょう。乗ってみることもやったのですか?電気自動車はとてもしずかで、そしてにさんかたんそも出さないので、地球温だん化ぼうしには、たいへん良い車だと分かりましたね。みなさんが大きくなった時には、電気自動車がまちの中を走っていると思います。たくさん走っていても、今とくらべるととてもしずかだと思います。後ろから電気自動車が近づいて来ても気がつかないかと思います。かえってあぶないかなということで、音を出すようにしようとしているようです。たとえば、小さい音で音楽を鳴らしたりすることも考えているようです。三島市では、ごみを集める自動車は音楽を鳴らしていませんか?私が住んでいる川崎市では、ごみを集める車は、音楽を鳴らして、“ごみを集めていますよ”と知らせています。この音は大きいですので、電気自動車用には使えないかなと思いますが・・・。今、自動車の会社では、電気自動車以外に燃料電池自動車や水素自動車など、にさんかたんそを少なくする、あるいは出さない車を一生けんめいに開発し、みんなが買える値段にしようとがんばっています。でも、電気自動車を買えば、車が動くわけではありません。どういうことだと思いますか?電気自動車の場合は、今のガソリンスタンドのように電気を入れるスタンドがないとダメですね。ということで、環境に良い車を開発して作るだけでは、世の中に広がりません。電気を入れるスタンドがたくさんひつようです。

自転車発電に乗ってじっさいにこいで発電したのですね。まっくらな中では、きちょうな明かりです。家で使うだけの電気を作ろうとすると、自転車ではムリだと気がついたでしょう。

たくさんの電気を作るのは、とても大きな機械とまわすためのエネルギーがたくさんひつようだと分かりましたね。みんができることは、何だろうか?むだな電気をつかわないことかな?自分の行動の中でむだな電気を使っているのは、どこか見つけてください。みんなができることを少しずつで良いですから、毎日続けるようにしましょう。

ソーラークッカーでじゃがいもとさつまいもを食べたようですが、焼いたのかな?太陽の熱で料理ができることを体験したのですね。おいしかったですか?電気がなくても料理ができることを知りましたね。太陽は光で電気を作れるし、熱でだんぼうや料理ができる。とっても大切なものだと、あらためて気がつきましたね。

緑のカーテンは意外にエコですと書いてありますが、どうしてエコなのだろうか?温度をはかってみましたか?カーテンでひざしをさえぎると、日かげは温度が下がりますね。温度をはかって、どのくらい温度が下がるか、教えてください。

ごみの分別は、みんなは毎日、ちゃんとやっているかな?チラシをはって、どういうふうにごみを分別するか、調べましたが、みんなは何を分別しているか?を報告してくれるとうれしいです。一人一人がごみを分別して、捨てたり、燃やしたりするごみを少なくし、もう一度使えるように工夫することがだいじですね。

来年もみんなががんばった活動の結果を、報告してください。楽しみにしています。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

各はんでくふうして壁新聞を作ってくれました。4班の新聞では、源兵衛川の生き物調査の結果をしっかりとまとめてくれました。源兵衛川の水が「ややきれいな水」と判断しました。どうしてややきれいなのか、生き物の種類と数を調べて、ややきれいな水に生きているカワニナを10匹、きれいな水に生きてい るサワガニを4匹つかまえたよ!ということで「ややきれいな水」と分かったようですね。「川の生きものを調べよう」と言う環境省と国土交通省が編集したテキストをしっかりと読んで、調べたようですね。道具もテキストに書いてあるものをちゃんと用意したのですね。すばらしい活動になっていますよ。

一つ聞きたいことがあります。源兵衛川の生物を写真ではってあります。タニシ、ミズムシ、サワガニ、カワニナ、コオニヤンマ、ゲンジボタルを見つけて、つか まえたのだろうと思いますが、水質調査の結果の表には、サワガニとカワニナ以外の生物は、なぜ数や〇、●を書かなかったのですか?サワガニとカワニナ以外 の生物は1匹ずつくらいしかいなかったのかな?見つけた生物を全部、結果の表に書いてほしいです。多くいた生物だけを書くのではなくて、少なかった生物も 書いて、その結果として、ややきれいな水ですと判定することが良いと思います。

昔は源兵衛川はきたなかったようですが、まわりの人たちが一生けん命にそうじをしたり、ごみを流さないようにしたりして、きれいになったようですね。みんなも川をきれいにする活動がある時は、いっしょにやって、いつまでもきれいな川にしたいですね。

川に入る時は、速い流れに足をとられないように、石についたこけなど ですべらないように、石につまずいてころばないように、ガラスでけがをしないように、などじゅうぶんに気をつけて活動してください。水が冷たくて気持ちが 良いので、つい走ったりして、ころんだり、けがをすることがあるので、気をつけよう。

 

岡本師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!

エコまるjumping.bmpのサムネール画像

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