

2025.08.29 掲載
8月23日(土)、第1回講座「今日から使える!昆虫の見分け方と観察のコツ」をオンラインで開催しました!こどもエコクラブ主催としてはとても久しぶりの大人向け研修会ですが、初回ながら25団体以上・60名以上のみなさまが参加してくださいました。
第1回のテーマは子どもたちの環境活動の入口のひとつである「昆虫」。
講師には、こどもエコクラブではお馴染み!壁新聞道場の師範やエールメッセージの先生を務めてくださっている久松正樹さん(ミュージアムパーク茨城県自然博物館)をお迎えしました。
講座の内容は、昆虫の基本の構造や種の見分け方・研究の進め方(ハチの巣やトラップの現物を使った説明)・茨城県のハナバチについて・質問タイムと盛りだくさん!
まずは昆虫の基本の構造や種の見分け方から。知っているようで知らない基礎知識と、昆虫のどこで種別を判断するかについてのお話です。カブトムシやクワガタは分かるけど他の昆虫がどう違うのかわからない...そんな初心者でもわかりやすい「ここを見る!」のポイントを丁寧に解説してくださいました。
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次に、先生が専門としているハチの研究を事例に、研究を進めるコツを教えていただきました。なんと、コガタスズメバチの巣やドロバチ用の竹筒を使用したトラップの現物をその場で割って、なかなか見ることのできない巣の中やトラップ内の構造を解説してくださいました!解体する瞬間はみんなワクワクして画面にくぎ付けになりましたよ^^
ハチは「怖い」というイメージが先行しますが、刺さないハチもいるのだそう。茨城県のハナバチの調査例をもとに、ハチにも色々な習性を持つ様々な種類がいることを教えてくださいました。
質問タイムでは、カブトムシの飼育方法やオススメの図鑑、採集時の注意点、亜種の違いについてなど、時間いっぱいまで質問が飛び交いました。
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受講者のみなさんからは、「いつもは捕まえて楽しんでいるだけだが、観察というアドバイスをしてみたい」「昆虫の基本のキとなる見方を知ることができ、子どもたちにも教えたいと思った」「実物を多数見られたのがとても勉強になった」などの感想をいただきました。大人向けの講座ではありますが、今回は「昆虫」というテーマで夏休み中の開催だったこともあり、お子さんもご一緒に見ていた方もいたようです。これから来る秋に向けても生き物は活発に動きますので、今回の講座の内容を子どもたちの活動に活かしていただければ嬉しいです★
久松先生、わかりやすくてワクワクする、タメになる講座をありがとうございました!
受講後、次の講座にも早速申込をしてくださった方も♪
第2回講座は、近年特に関心が高まっている「気象・防災」がテーマ。異常気象や災害も増えている今、本講座で学んで、ぜひ子どもたちの学習や安全な活動にお役立てください。お申込みお待ちしています!
◆第2回講座「天気予報の裏技!お家でできる大雨への備え」(オンライン)についてはこちら!