

2025.06.18 掲載
新潟県からは三ツ星エコクラブさんから応募があったよ。
沼田師範よろしくお願いします!
魚沼市「三ツ星エコクラブ」
三ツ星エコクラブのみなさんへ
師範から一言!
三ツ星エコクラブさんは、今回『雪国魚沼らしい森づくり』をテーマに、写真やイラストを駆使し、活動やコメントなどを楽しくまとめてくれました。以前から魚沼市の委託を受け、小学生から市民のみなさんに啓発活動もされていますが、今年度は生徒会長として、他の中学校にも呼びかけ、活動の輪が広がりましたね。"働きかければ協力してくれる10代世代は多い!"という発見は、私たち上の世代もとても嬉しく、心強く感じました。
また、市役所での取材では、内容をよく理解したうえで一問一答、簡潔明快にまとめました。例えば、子どもの手伝いは「危険。」の一言。厳しい現実がリアルに伝わってきます。そのほか、環境フェアで募金に加えてエコクラフト販売を行い賛同のお金をいただいたり、サイエンスキャッスルジャパンでスミレの研究成果を堂々発表したり・・・。自分が考えたことを行動に起こす力、学んだことをまわりに発信する力が素晴らしいと思いました。
とっておきのゴシドウ★
魚沼市と聞くと、私もそうですが、「魚沼コシヒカリ」発祥地で水田地帯のイメージが強い。一方で、面積の8割は森林で、山からの豊富な雪解け水が、米作りの源泉なのですね。しかし今、その大切な森林を守る林業従事者が減っていると聞き、三ツ星エコクラブさんは「中学生にキャリア教育としてやったらどうよ!?」と提案されています。
林業は、木材を収穫し利活用する産業であり、下刈り・間伐・植栽など「伐って、使って、植える」といった森林サイクルを回す役割も担っています。しかし安い外国産輸入木材に価格負けし、採算性が低下。全国的に衰退し続けています。
国土面積の約67%が森林の日本では、2024年度から課税の「森林環境税」と、それに先立ち19年度から始まった「森林環境譲与税」により、森林を守り活用する取り組みを進めています。新聞にもありますが、魚沼市は、森林の二酸化炭素の吸収量(クレジット)を「魚沼わくわくの森クレジット」として発行し、友好都市の東京・足立区は森林環境譲与税を使って購入。魚沼市は資金を森林整備・活用に使い、足立区は公用車などが排出する二酸化炭素を魚沼の森林吸収量で相殺(カーボン・オフセット)しています。私たちの大切な税金ですから、今後も森林のために有効活用されることが期待されます。
三ツ星エコクラブさんは25年度のテーマを「木育」と決め、自作の紙芝居など準備を進めています。三ツ星エコクラブさんならでの視点の活動、楽しみにしています。
地域事務局からの応援メッセージ【魚沼市】
毎年講師を務めていただいている環境教室で、2024年は小さくても、できることを」をテーマに、ワークショップ形式で開催し、子どもたちにとって貴重な機会となりました。また、魚沼市内の中学校へ呼びかけを行い、各校でできる地球温暖化防止活動について考え、グリーンカーテンの設置などの温暖化防止活動を行うことで、多くの人たちに防止活動の大切さを知ってもらえたと感じています。 エコマークアワード2024優秀賞受賞おめでとうございます。すばらしい!
これからも、三ツ星エコクラブさんが楽しく取り組んだ活動が次の世代へ繋がることを期待しています。
沼田師範、ありがとうございました!次回はどこの地域かな?お楽しみに!
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2024年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202412272024.html
2023年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202403312023.html
2022年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202303310000.html