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【2023 壁新聞道場!】たのもーーーう!茨城県 その2

2023.11.08 掲載

茨城県からは8枚の壁新聞が届いたよ!今週は4枚をご紹介。
久松師範よろしくお願いしまーす。

茨城県 その1

水戸市「逆川こどもエコクラブ」


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逆川こどもエコクラブ⑤の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
イモムシを一生懸命に飼育する様子がうかがえました。また、壁新聞を一生懸命に作成する様子も思い起こさせてくれました。
壁新聞を読んで、イモムシとケムシは毛の有無だけの違いということが分かりました。これらの言葉は、何となく使っていましたが、意味を理解しておくことは大切ですね。それから、イモムシかケムシか区別が難しいような幼虫もいるのですね。自然の奥深さも感じることができました。
それから、ヤママユの体のつくりは、とてもよく描けました。胸や腹の節の数、腹部にある尾脚の様子など、正確に描かれており感心しました。
幼虫の写真では、イラガやドクガなど、毒をもっているケムシが掲載されていました。扱いには、十分に注意を払ってください。
 
とっておきのゴシドウ★
興味関心を抱いたことを、自ら調べまとめていったことが感じられ、気持ちが伝わる壁新聞です。イモムシを育て始めたけどエサ採りが大変だったことなど、生きものを育てる貴重な経験をしたと思いました。飼育を断念してしまいましたが、ほほえましく、イモムシやケムシへの思いやりも感じました。
前述したとおり、イモムシやケムシへの思いが伝わる壁新聞でした。新聞の構成としては、リード文などを設けたり、“いつ”“どこで”などの情報を記したりする必要があると思いますが、自分で経験したり調べたりしたことを、自分なりにまとめることができたことは、たいへん良かったと思います。
これからも、活動の様子を壁新聞にまとめていってください。

 

逆川こどもエコクラブ⑥の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
ゴミ袋の中に、プラゴミの割合を示すなど、とても分かりやすいデザインだと思います。プラゴミは、食品関係のものに多いことが、今回の壁新聞で明らかにされました。環境について考えるときの資料としても、活用できそうな話題といえそうです。それにしても、プラゴミのもととなる物は、多様ですね。あらゆる物の包装として、プラスチックが使用されていることが分かります。世界中で使われるプラスチックの量もすごいと思います。どれくらいの量なのか、想像がつきませんね。
さて、プラスチックの包装が、ゴミになる場合と資源になる場合があります。その分かれ目は何なのかを調べていくと、プラゴミによる海洋汚染を対策する方法が見えてきそうです。プラスチックが完全にリサイクルされ、資源が循環するような仕組みづくりを、考えていきたいですね。
 
とっておきのゴシドウ★
プラゴミ472個を調べ、その内訳を調べることで、その実態を解明していったことが分かる壁新聞となりました。プラゴミを種類別に分け、その割合を示してくれたのも、ゴミを減らすうえでどうしたらよいかを考える材料となりそうです。
ところで、調べた472個のプラゴミは、どうやって集めたのでしょうか?その方法を知りたくなりました。プラゴミの採集方法や採集場所によっては、結果が違ってくると思ったからです。調査方法を記すことで、より実態が見えてくると思います。
また、今回のプラゴミの実態調査をきっかけに、プラスチックの包装がどのように海に流れていって海洋汚染につながるのかを考えいくことも大切だと感じました。ゴミについて、多方面から考えるきっかけを与えてくれた壁新聞といえるでしょう。
 


逆川こどもエコクラブ⑦の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
ヤゴの研究から始まり、水生生物の調査も4年目に入りました。調査の視点が、小さな生きものから生きもの全体へと移っていた様子がうかがえ、自然を大きな目で見ることができるようになってきたのだと感じました。
調査は、たくさんの地点で行いました。水質の違いや、生息する生きものの違いを感じ取ることができたようですね。1か所の調査では気づかないことが、他の地点と比べることで、分かってくることがたくさんあると思います。なぜ、違いが生じるのか、考えることが大切です。原因の追究が自然保護につながると思いますので、調査を続けていってください。
掲示物は、図や表を効果的に使うことができました。また、自ら調査した結果ですから、調査の苦労も伝わってきました。

とっておきのゴシドウ★
課題設定から始まり、方法、結果、考察と、一連のまとめ方がしっかりしていました。理科の自由研究の掲示物として、とても分かりやすいと思いました。壁新聞にするときは、見出しやリード文を効果的に使うとよいでしょう。自由研究と、ちょっと違ったレイアウトも考えてみてください。
それから、生きものの種を調べるときは、似たものがいますので注意してください。たとえば、トノサマガエルとダルマガエルは似ていて、よく混同されます。トノサマガエルは関東には生息しませんから、おそらくトウキョウダルマガエルだと思います。姿の違いは、ネットなどで違いを調べてみて確認してください。生きものには似ているものが結構います。多様さに驚かされますね。
 
 

逆川こどもエコクラブ⑧の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
気候変動による問題は、私たち一人一人はもちろんのこと、地球に生きる全ての生きものにとって避けることができない、喫緊の課題といえますね。壁新聞にまとめる作業を通して、この問題について改めて認識を深めることができたと思います。
壁新聞では、まず地球温暖化や温室効果ガスなどについて、コンパクトにまとめることができました。次に、地元茨城県ではどうなのか、水戸の気温上昇から思うことなどを記してくれました。地元の自然が、今どうなっているのか知ることは大切なことだと思います。日本の平均気温の変動より大きな変化がみられ心配ですね。
私たちは、これからどうしていったらよいでしょうか?考えていかねばなりません。

とっておきのゴシドウ★
気候変動による問題を、コンパクトにまとめることができました。具体的な数字で示したり、図を使ったりしたことは、効果的だったと思います。
さて、気候変動について壁新聞をつくって、皆さんはどんな思いを抱いたでしょうか?「心配だ!」「何かしなければいけない!」‥、いろいろな気持ちが生じたことでしょう!皆さんの思いが知りたくて、壁新聞でも訴えてほしいと思いました。そして、自分たちが今できることは何なのか、考えていくことが大切です。
私たち一人一人の行いはちっぽけかもしれませんが、まとまれば大きな力となるでしょう。気候変動をまとめたことをきっかけに、今できることを実践していってください。

久松師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!

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