

ガールスカウト大阪府第121団 (大阪府)
ガールスカウトの子どもたちが主体的に環境保護の活動に取り組めるよう、私たちの団でもこのプログラムを展開しよう!ということで、この活動が始まりました。
目指すは、今起こっている環境問題への関心を高めて知識を深めること。そして、自分にできることから行動を変えていくこと。
三段階にわかれた活動内容のうち、第一段階は知る・学ぶをメインとしたもの。
普段の生活で、どのような使い捨てプラスチック製品をどれくらいの頻度で使用しているかをチェックし、ビデオやグラフ資料を用いてプラごみについて学びました。
さらに団体の外へ向けた活動が増える第二段階は、複数回にわけて実施。近隣のゴミ拾いを行い、どこにどんなゴミが落ちていたか?素材は?リサイクルできるものかなど、拾ったゴミを調べました。
そして、より多くの人にこの問題を知ってもらうため、ポスターを作りました。地域のイベントに出店してこれらを使った活動発表も行いました。
この後、いよいよ最終段階の活動へと進みます。より多くの人に影響を与えることを想定した内容となり難易度も上がりますが、指導者と保護者も協力しあって集会の準備をしています。
第一段階では、日常生活に変化を起こす取り組みを2つ行いました。まず、いつも使うプラ製品は何かをチェックし、それらの使用をやめる又は他のものに替える!
家族と協力しながら、買い物袋を常備する・ペットボトルを買わずに水筒を持ち歩くなどそれぞれが自分にできることを実行しました。
さらに、"風呂敷バッグ"の作り方を覚えました。いつでも使えるように練習し、実際のお買い物で使ってみました。スカウトからはたくさんの報告写真が届いています!
第二段階で行なったゴミ拾いでは、スカウトはみんな前向きに、楽しそうにゴミを見つけては拾っていました。ゴミの素材や何故落ちているのか?など拾ったゴミを元に意見を出し合う中で、リサイクルとリユースの違いを再確認することもできました。
ポスター作りでは、どうすれば問題に興味を持ってもらえるかを考え、工夫を凝らしました。多くの人の前で話すのは少し緊張したけど、自分達の言葉でしっかり発表できました。
中学生のお姉さんスカウトは、誰でも参加できるアンケート型の発表で参加者を上手く巻き込み、使い捨てプラ製品の使用について調査をしました。
取り組みはまだ継続中ですが、指導者もスカウトも日々の生活の中で使い捨てプラ製品への意識が高まってきています。何より、スカウトは新しい知識に出会うことや課題に向き合うこと、行動を変えることを楽しんでいます。
このプログラムが終了しても、学んだことや身についた知識を活かして、環境問題への気づきとそれによる行動の変化が継続するよう、最後まで前向きに取り組みたいと考えています。
私たちガールスカウト大阪府第121団では、環境問題への取り組みとして、国連環境バッジ(海洋プラごみ)の活動を始めました。
正式名称は「 The Plastic Tide Turners Challenge (PTTC)」 で、国連環境計画(UNEP) を主としてガールガイド・ガールスカウト世界連盟(WAGGGS)、世界スカウト機構(WOSM)、世界自然保護基金(WWF)など複数の団体が共同開発したプログラムです。
日本では大阪・関西万博に合わせて大阪発でこの取り組みを日本中に広めたいという思いから、ガールスカウト大阪府連盟が公式アクティビティパック(英語)の日本語版を制作し、現在日本の多くのガールスカウトが取り組みを始めています。
日本語版制作のための翻訳のチームには121団からも3名のリーダーが参加しました。
ガールスカウト大阪府第121団(大阪府)