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【壁新聞道場!】たのもーーーう!茨城県 その③

2016.08.03 掲載

茨城県は18枚のかべ新聞の応募があったよ!
②に引き続き逆川こどもエコクラブの魚についての壁新聞4枚をご紹介。
今週は久松師範です。よろしくお願いしまーす!

茨城県 その① その② その④ その⑤
 

水戸市「逆川こどもエコクラブ」

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逆川こどもエコクラブ⑥の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━
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内容がコンパクトにまとまっているので,とても読みやすい壁新聞ができあがりました。“増えている魚”“変わらない魚”そして“へっている魚”と,魚を3つのグループに分けて紹介してくれたので,伝えたいことがすぐ分かりました。それぞれの項目では,魚がなぜ増えたり減ったりしたかについて,その理由をきちんと書いてくれたので,納得しながら読むことができました。

目的や方法をしっかりかいてくれたので,この壁新聞が,千波湖学習会をきっかけにつくられたかが分かりました。
この学習会では,いろいろな分野の調査を行っているようですね。千波湖の仕組みを知るために,とてもよいイベントだと思います。また,イベントに参加するだけではなく,壁新聞にまとめたこともよいことだと思いました。教えてもらったことや,自分で調べたことをまとめると,復習になるし自分の考えをしっかり持つこともできますね。

これからも,いろいろな体験をして,自然のしくみを学んでいってください。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

千波湖の外来種について知ることができました。外来種については,千波湖のような湖だけではなく,様々なところで問題が起きています。外来種が侵入したことで,今まで生息している種がおびやかされているのですね。さて,外来種は,なぜ侵入してきたのでしょうか。それは人間が,いろいろな理由で持ち込んでしまったからです。外来種に罪のないことは,知っていてほしいことです。一度,侵入してしまった外来種を駆除することは,とてもむずかしいことです。千波湖学習会などで外来種のことを勉強していくことは,とても大切なことです。これからも続けてほしいと感じました。

 小さな記事ですが,“地域の人々によってつくられたビオトープ”では,ビオトープのおかげでたくさんの魚が助かることが記されていました。在来種の生存に欠かせないことかもしれません。このことについて,さらに深めれば,外来種の問題のひとつの解決につながるかもしれませんね。さらに,調べてほしい内容です。がんばってください。
 

逆川こどもエコクラブ⑦の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━
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水戸市内にある3つの水域の魚を調査しました。ほかの場所と比べることによって,一カ所のデータでは見えない事実が明らかにされましたね。

よかった点を見直してみましょう。3カ所の調査地で,とれた魚についてすぐ分かるように工夫されていました。“3カ所ともいた魚”をひとつにまとめたのも,見やすかったです。水質のデータも,表に分かりやすくまとめることができました。そして,調査した結果から分かったことを,自分たちの考えを入れながら記したことも感心しました。逆川,千波湖,七ッ洞公園のちがいが,はっきり分かりました。

逆川は,最もたくさんの魚が記録され,中にはきれいな川にすむ魚もとれました。サケが遡上する川なんてすてきですね。逆川では,ホタルの保全活動など,さまざまな取り組みが行われています。それらの活動が,生息する生きものにも反映しているように思えました。千波湖など,水がきれいになるような取り組みをしていってほしいですね。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

分かりやすくまとめた新聞です。よりバージョンアップするため,いくつかアドバイスをしましょう。

まず,タイトルを工夫してみてはどうでしょうか。この新聞で伝えたいことは何かを考えればよいのです。自然豊かな逆川のことを強調したいなら「きれいな逆川が再認識 ~3カ所の魚調査から~」というようなタイトルはどうでしょうか。伝えたいことをもっとアピールして下さい。そう考えると,リード文のような文章を挿入することも,工夫のひとつと考えられますね。

それから,方法のところで,「指標生物のデータを参考にする」と書かれていましたが,どのようなことを参考にしたのかが分からず,ちょっと残念でした。魚の名前の所に,指標生物のランクの印をつけたりすると,内容がグレードアップしますね。

逆川エコクラブの皆さんの活動は,いろいろなところから注目を集めています。これからも,がんばって下さい。


 

逆川こどもエコクラブ⑧の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━
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千波湖の生き物を調べてくれました。項目ごとに色分けしてあり,分かりやすいまとめ方をしてくれたので,とても見やすい新聞が完成しました。新聞を見るのは他県の人もいるので,千波湖がどんな湖なのか,きちんと解説してあるのもひとつの工夫ですね。

千波湖で見つけた魚を,写真入りで分かるように記してくれました。絶滅の恐れのあるウナギやメダカが,千波湖で記録されていることは知っていましたが,この学習会でも記録されました。豊かな千波湖の自然をうらづける証拠ですね。ワカサギも記録されましたね。唐揚げにして食べてみたくなりました。

一方,アメリカナマズやブルーギルといった本来は千波湖にいない魚の記録も見られますね。これらの魚とどう付き合っていくかは,難しい問題です。学習会を利用していろいろなことを学び,みんなで考えていって下さい。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

見やすい壁新聞ですね。読者をより引きつけるにはどうしたらよいか,ちょっと考えてみましょう。

“まとめ”の欄をみると,外来種の存在を心配していることが分かります。最も伝えたい内容ですから,タイトルに外来種という言葉を入れて,「外来種が増えてきた千波湖」のようにすれば,よりインパクトのある新聞になると思います。あわせて,「○月○日,千波湖学習会が開催された。千波湖の生き物の調査が行われ18種が記録されたが,そのうち4種が外来種であった。」というような,リード文を最初に記すのもよいでしょう。そうすれば,より新聞らしくなりますね。次回,壁新聞をつくるときの参考にして下さい。

逆川エコクラブの皆さんは,いろいろな活動を行っていますね。そして,活動を行っただけでなく,そのことを壁新聞にまとめる作業を行っていますね。とてもよいことだと思います。これからも,いろいろな活動を行い自然について学んでいって下さい。期待しています。

 

逆川こどもエコクラブ⑩の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━
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タイトルに「逆川の昔と今」とあるので,逆川にはどんな変化があるのか,期待しながら新聞を見させていただきました。渋井町の名前の由来や笠原水源のことを知ることができました。笠原水源は水戸黄門がつくったのですね。すごい歴史を感じることができました。

逆川緑地のホタルを再生する過程も知ることができました。40年前は,まだホタルが飛び交っていたのを知っておどろきました。また,水戸市のホタルマップも興味深く見ました。町からちょっと離れた場所でも,ホタルの生息地があるのですね。いい環境が整っていると思いました。

逆川の魚も紹介してくれました。ウナギも見られたようですね。絶滅のおそれのある種になっていますね。逆川の豊かな環境を思いうかべることができました。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★

壁新聞を見ると,昔と今の水戸の様子が書かれており,興味深く見ることができました。内容が豊富だったので,ちょっと工夫すると見やすい壁新聞に変身します。考えてみましょう。

水戸の「昔と今」がこの新聞のテーマですから,紙面を大きく2つに分けることができますね。左側に昔の様子,右側に今の様子を分けて書くだけで,比べることが簡単になります。また,並べることによって,調査が足りない項目が見えてきます。そうしたら,再調査すればよいのですね。

項目を絞ることも大切です。何を読者に伝えたいのか考えながら,紙面を構成するとよいでしょう。つぎに新聞にまとめるときには,工夫してみましょう。

逆川こどもエコクラブでは,いろいろな活動を行っていますよね。それが,どんな意味を持っているのか,たくさん勉強して下さい。ひとつひとつの経験は,皆さんの血となり肉となり,将来きっと役に立つと思います。さらにレベルアップした壁新聞にまとめることを期待しています。夢に向けて突き進んでください。

久松師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!
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茨城県 その① その② その④ その⑤

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