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【壁新聞道場!】たのもーーーう!山口県 その③

2014.01.17 掲載

山口県は9枚のかべ新聞の応募があったよ!その③では、岩国市の4クラブをご紹介。
今週は岡本師範です!お願いしまーす。

その①(宇部市・下松市)
その②(山口市)

岩国市杭名小学校

「地球の緑を守り隊」 「グリーン・ジュニア・エコ・クラブ」
自然を知り、守り、未来へつなげていく 未来へとどけ、杭名の緑

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「ひろげようグリーンジャパン」 「みんなで錦川をきれいにし隊」
杭名の自然を守る 河原のごみ拾いを通して錦川をきれいにしよう

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☆かべ新聞をクリックすると大きな画像で見られるよ☆

地球の緑を守り隊 さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

地球の緑を守り隊のみなさん、エネルギー問題にまとをしぼって作った力作のかべ新聞を送ってくれてありがとう。そしてなるほどと感心し、ウーンとうなった素晴らしいかべ新聞です。

みなさん一人ひとりがエネルギー問題を調べました。現状の石炭、石油、天然ガスの化石燃料を使った発電の問題点は何か?この問題を解決できるかも知れない期待の自然エネルギーや再生可能エネルギーを使った発電についても、調べました。

化石燃料を使ったエネルギー確保にはどんな問題があるのでしょうか?燃料資源は無限ではありません。いつかなくなります。限界があります。化石燃料を燃やすとどんな問題があるのでしょうか?二酸化炭素がたくさん出ます。地球温暖化が進みます。酸性雨の問題を指摘したお友だちもいました。みなさんは、自然エネルギー、再生可能エネルギーに期待しています。しかし、それらのエネルギーについても、メリット、デメリットがあることをしっかりと理解していました。

守ろう地球、つなごう未来へ!と言うことで、知って、考えて、行動する、小さなことからコツコツ実行します!実行することがみなさんの報告書に書いてあります。省エネをします!節電をします!その通りです。50年後までの社会、日本は誰の社会、日本でもありません。みなさん方自身の社会、日本です。誰かのためにやるのではありません。自分のため、自分達のために実行するのです。

自然エネルギー、再生可能エネルギーを増やそう!その通りです。では、みなさんはこのために何をやりますか?未来へつなげる、エネルギー問題を知って、考えて、行動するために、電気だけの問題ではないこともわかりましたか?

一人ひとりの調べでエネルギー問題がはっきりとわかってきましたね。次にみなさんにやってほしいのは、17人の考え、意見を、一緒になって話合い、議論して、地球の緑を守ろう隊としてのまとめを出してください。なかなか大変だと思いますが、今回のかべ新聞のみなさんの報告書を読むと、みなさんはとても高いレベルの人たちなので、まとめをすることはできると思います。

まとめができたら報告してください。来年のかべ新聞でも良いでしょう。もっと前に報告書を出しても良いですよ。待ってます。

最後に、みなさんは杭名小学校の児童ですか?この報告書のでき具合は、中学生だとおもいますが・・・中学生のレベルですよ!


とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・・・

エネルギー問題を地球温暖化防止の面から問題提起をしてくれました。持続可能な社会を作るために、と問題提起してくれたお友達もいました。一人ひとりが自分の考えで、調査結果をまとめてくれました。大変素晴らしい新聞になっています。

いくつか気がついたことがありましたので、私の意見として書きます。

エネルギー源としての化石燃料(資源)か?発電の燃料源としての化石燃料(資源)か?をしっかりと見極めて考え、自分の意見をまとめると良いと思います。

エネルギー源の場合は、自動車などの燃料が入りますので、3つの化石燃料のうち、石油の割合が大きくなりますが、発電の燃料源の場合は、日本では、現在は石炭、天然ガスの割合が大きくなっています。

酸性雨の原因は、二酸化窒素や二酸化硫黄です。二酸化炭素が雨に溶けると、確かに酸性(pH5.6の酸性)にはなりますが、酸性雨は雨のpHが5.6より小さくなった場合です。、二酸化窒素や二酸化硫黄が溶けるともっと酸性が強くなります。工場や発電所では排ガス処理をしていて、二酸化窒素や二酸化硫黄が出る量は少なくなっています。二酸化窒素がでる原因は、自動車の排ガスです。自動車のガソリンは硫黄分の少ないガソリンを使っているので、排ガスからは二酸化硫黄はほとんど出ません。

従って、これからのきれいな自然、社会を作るためには、自動車に乗る機会を減らすことも大切になります。

バイオマスの可能性に期待する意見もありました。直接燃やして発電する、あるいはガス(メタンガス)を発生させて、燃やして発電する、2つがあると、ちゃんと調べて報告してくれました。その通りです。バイオマスは、太陽光と水と二酸化炭素で光合成してできた物です。従って、燃やすとまた、二酸化炭素が出ますが、空気中の二酸化炭素を固定して、出て来たバイオマスなので、空気中には二酸化炭素が増えないことになります。だから、自然にやさしいのです。

グリーン・ジュニア・エコ・クラブ さん
師範から一言!━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

グリーン・ジュニア・エコ・クラブのみなさん、未来へとどけ杭名の緑のかべ新聞には、みなさん一人ひとりが考えたこと、かんじたこと、こうしたいことなどを書いてまとめてくれました。すばらしいかべ新聞になっています。

マツダ体験で自動車工場に行ったのですね。そこでは、車の性能を高くするやり方や環境をよごさない車について、勉強しました。
よごれた排ガスを出さない、あるいはよごれた排ガスが少ない車は、電気自動車だけでなく、ハイブリッド自動車、メタノール自動車、天然ガス自動車なども見学したのですか?空気をよごさないために、このような自動車がふえると良いですね。杭名のまちの中で見られる低排出ガスの車は、何ですか?ハイブリッド自動車と天然ガス自動車は見られると思います。電気自動車は走っているかな?メタノール自動車はどうだろうか?そんな目で自動車を見てみるのも良いですよ。

ちょっとおもしろい感想も書いてありました。工場見学に行って、車のことをいろいろと学んだ結果として、空気をよごさないためでしょう、車に乗る時をへらします。とお友だちが書いてくれました。自動車会社の人は、こまったなーと思っているかも知れません。

でも、お友だちは、ひつようのない時は乗らないようにしようと考えているのだと思います。その考えでOKです。

田植えをやって、米作りのたいへんさ、苦労さを知ったのですね。お米をたいせつにします、農家の人に感謝してお米を食べます、とっても良いことが書いてありました。お米を大切にして、食べるとは、どのようにすることかな?私は、ごはんがおわった時にお茶わんの中にお米がひとつぶでも残らないようにしています。農家の人が苦労してそだてたイネ、お米ですからそまつにしてはいけませんね!

未来へとどけ杭名の緑、来年はどんな活動ほうこくがあるのでしょうか?楽しみに待っています。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・・・

自然観察で岩国で見られるどうぶつと鳥もまとめてくれましたね。みなさんは、これらのどうぶつや鳥を見ましたか?どこで見ましたか?私はヒーヨ、ヒーヨと鳴くからヒヨドリだと見分けています。ホオジロ、モズの鳴き声もわかりましたね、ツグミやシジュウカラはどういう声で鳴くんだろう?私の家のまわりでは、今、春にはウグイスをはじめ、ヒヨドリ、シジュウカラ(ツーピー、ツーピーと聞こえます)、カワセミ、ガビチョウ、ホトトギス(トッキョ キョカキョクと聞こえます)、ツバメ(土くって、虫くって、シブーイと聞こえます)などたくさんの鳥が鳴いています。朝早くから鳥の声で起こされます。鳥がたくさん鳴いている、みなさんが住んでいる杭名の自然をこわしたくないですね。

夏は、グリーンカーテンで少しでもすずしくしようという活動はすばらしいです。実際に温度をはかってみると2℃温度が低かったようですね。グリーンカーテンで日ざしがさえぎられることと、葉っぱから水分がじょうはつするので温度が下がるようです。森の中ですずしいのも、同じことですね。ビルの屋上に芝生をうえて、屋上緑化をすると20℃くらい下がるとのほうこくもありますよ。

自然観察会に行って、葉っぱなどで、本物そっくりなごはんを作ったとのこと、めずらしい体験ですね。写真に写っているのが、そうですか?もっと大きく写して、みなさんのけっさくを見たかったな―。

ひろげよう グリーンジャパン さん
師範から一言!━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

ひろげようグリーンジャパンのみなさん、!杭名の緑は∞!のかべ新聞でみんながやった川の水質しらべ、ごみのかつどう、そして水をきれいにするじっけんを報告してくれました。ちょっとむずかしいかつどうだったとおもいますが、みなさんのしんけんな、そして何でだろう?という、こうきしんあふれるかつどうの結果がしっかりと書けていましたよ。

門前川と錦川の水しつ調べは、マーブリングとパックテストとコーヒーフィルターの3しゅるいでやったのですね。どの結果も門前川の水がきたない、錦川の水はきれいとなりましたね。3しゅるいの調べに使った水は、同じ水ですよと写真で見せてくれました。調べをやる時の一番、だいじなこと「同じ水をつかう」をちゃんとやっている、すばらしいですよ。

ごみひろいをするだけでなく、みなさんはポスターを作って、いろいろなところにはったのですね。すばらしいかつどうだと思います。ごみをすてないように、ずーとみはっているわけには、いかないので、ポスターは役に立ちますね。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・・・

パックテストはじょうずにやれましたか?2回チューブをつぶすことをやりますが、2回目に水の中でつぶしてしまう失敗がよくあります。みなさんは、失敗しませんでしたか?それとチューブを水の中に入れる時に指が水の中にはいると、指のよごれがはいってしまい、結果がまちがってしまうこともよくあります。

錦川での水生生物の調べもじょうずにできたようですね。生きている生き物のしゅるいで、水のきれいさ、きたなさがわかりますね。ヒラタカゲロウやカワゲラはきれいな水にすんでいます。ヒラタドロムシやコオニヤンマ、ゲンジボタルなどは、ややきたない水にすんでいます。みなさんも大好きだろうと思いますが、アメリカザリガニは、とてもきたない水でも生きられる生き物です。調べた結果、去年より水がきれいになっているようで、よかったですね。このようなきれいな水のままにするのは、どうすればよいでしょうか?

木炭で水をきれいにするじっけんはうまくいったようですね。木炭には、小さなあながたくさんあいていて、そのあなによごれがはいって、水がきれいになります。今回のじっけんでは、木炭に水をいれて、ずっと置いておくと長い時間で水がきれいになりました。この次は、ガラス管やビニールチューブに木炭をつめて、上からよごれた水を流し、下から出て来た水を集めるほうほうでやると、やはり水がきれいになります。ただし、このほうほうでやる場合は、水を流す速さをゆっくりとさせることが必要です。じっさいに水道水などを作っているじょうすい場では、活性炭(かっせいたん、木炭と同じせいぶん)でそのように水を流しながらきれいにしていますよ。活性炭は木炭にくらべて小さなあながとってもたくさんあるので、よごれを短い時間で取ることができます。

水をきれいにするやり方をみんなで考えてみるのもおもしろいでしょう。すなや土でもきれいにできます。コーヒーフィルターでもきれいにできますよね。このようなやり方は「ろか」といいます。それ以外にどろをしずめる薬品もあります。みんなでくふうしてみましょう。

来年はこんなことにちょう戦するよと、みなさんが書いてくれました。今回のやり方や場所で続けて調べて、年ごとにどう変わるか?あるいは、場所をかえて調べてみる。門前川がなぜ、よごれているのかを調べるのもよいでしょう。
ぜひ、みなさんでちょう戦して、わかったことを来年のかべ新聞で教えてくれるとよいと思います。待っていますよ。

みんなで錦川をきれいにし隊 さん
師範から一言!━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━━─━─━

みんなで錦川をきれいにし隊のみなさん、みなさんがひろったごみをえにしてたくさんかいたすばらしいかべしんぶんをおくってくれて、ありがとう。

5月10日と6月14日、10月4日の3回、にしきかわにごみひろいに行ったのですね。バケツをもったおともだち、ごみをとるはさみをもったおともだち、どっかにごみがおちていないかなーとさがすおともだち、みんなかっこういいですねー!

ひろったごみのしゃしんがありました。みんながかいてくれたごみもたくさんありました。

いちばん、大きかったごみは、とうゆのいれものだったみたいですね。ビニールふくろのごみもたいへん多かったようですね。カップめんのカップやけしょうひんなどがはいっていたぷらすちっくのいれもの、のみもののあきカン、おかしのふくろ、たばこのすいがらもあったようですね。マッチ、ライターもありました。ちょっとわからないぶひんやひももありました。みなさんがひろったごみはたくさんあったようですね。

このごみは、川のじょうりゅう、上のほうからながれてきたのしょう。みなさんがさがした所でみつかったごみのほかに、かりゅうへながれて行ったごみもあるとおもいます。

こんなにごみが多いと、にしきがわもないているかもしれないね!にしきがわの中にいるさかなや虫も"いやだなー"っていっているとおもいます。

とっておきのゴシドウ★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・・・・

ビニールのふくろが海までながれて行くと、かめさんはビニールのふくろをくらげだとおもって、ビニールふくろをたべようとするそうです。ビニールふくろがのどにつまって、しんでしまうこともあるようです。つりいとはなかったですか?つりいとに足などがからまって、こまっているとりもたくさん、いるようですよ。

たくさんのみなさんが、いっているようにごみのない錦川にしたい、ごみひろいをしなくてもよい錦川にしたい。そのとおりですね。みなさんはごみひろいをして、よくわかったので、ごみをすてないようにしたいきもちがつよくなりました。おとなやほかの人もごみをすてないでほしいですね。おとなのひとや町の人が、ごみをすてないようにするには、どうしたらいいだろうか?

これからは、錦川だけでなく、まちの中のどうろのごみもなくしたいですね。みなさんがさいしょにできることは、おうちの人にごみをすてないようにおはなしをすることです。

つぎのかべしんぶんは、どんなことがきじになっているのだろうか?まちどおしいですよ!

岡本師範、ありがとうございました!

エコまるjumping.bmpのサムネール画像

その①(宇部市・下松市)
その②
(山口市)

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