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【2023 壁新聞道場!】たのもーーーう!鹿児島県 その2

2023.12.06 掲載

鹿児島県からは15枚の壁新聞が届いたよ!
今週は3枚の壁新聞をご紹介★宮川師範よろしくお願いしまーす。

鹿児島県 その1

宇検村「阿室小中学校エコクラブ」その①
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宇検村「阿室小中学校エコクラブ」その②
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鹿児島市「色響(IRO&HIBIKI)」
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阿室小中学校エコクラブその①を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
今回の新聞タイトルである「誇り高き奄美の自然」という言葉に、みなさんの地元の自然に対する誇りや愛情を強く感じました。ただ貴重な情報を伝えるだけでなく、この壁新聞では、自分たちが地域の自然に対してどういった気持ちをもっているのか強く伝わってきました。そしてそこから「この森があるからぼくらがいる」、「救いたい生き物の命を」という力強い記事が生まれたのでしょう。私も奄美には何週間か滞在した経験があり、一つ一つの記事を思い出とともに読ませてもらいました。
また記事には、新たに世界遺産に登録されても、ゴミの問題やロードキルの問題などが依然とあり、注意喚起していますね。記事にはみなさんの活動とともに社会への提言がなされていて、自然を大切にしなければならない気持ちとその具体的な取組も理解することができました。今回の記事は、一人ひとりの制作記者さんの気持ちがたくさん込められていて、みなさんの思いやりの心がとても強く感じました。

とっておきのゴシドウ★ 
今回の壁新聞は、制作したみんなの気持ちを記事としてつなげて構成していますね。それぞれの視点から、地域を大切にする気持ちがたくさんつたわってきました。しかしその分、記事として伝えるべき情報がわかりづらくなっている面もあります。
例えば、一人ひとり、記事を担当して紹介すると、伝えたいことやテーマが統一されるため、わかりやすく発信できます。もちろん、それぞれの感想が並べて書かれているのもとても楽しい記事ですので、その際は、グループごとに記事のタイトルをつけると、何に対して意見や感想が寄せられているのかがよくわかりますよ!
「この森があるからぼくらがいる」、「救いたい生き物の命を」、「世界遺産の島を支える水」では、うまくタイトルと合わせて情報がまとめられているので、この工夫をうまく全体でも取り組んでみると、さらに発信力のある壁新聞になると思います。
あと奄美特有の生物たちの写真も飾られています。大変貴重な生物写真であるので、ぜひ名前だけでなく、どんな生き物なのか、どのような活動で出会ったのか、そんな奄美の豊かな自然を紹介する情報につなげてみてください。そうすることで、絵と説明が合わさって、「誇り高き奄美の自然」のことがもっと読者に伝わると思いますよ!


地域事務局からの応援メッセージ【鹿児島県】
様々な活動に参加して、 奄美の自然やゴミ問題について学習してきたのですね。 誇らしい奄美の自然を守っていくために、これからも知識を深めながら自然保護の活動に取り組んでください。

阿室小中学校エコクラブその②を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!
日本の地域にはそれぞれの文化や伝統があり、それは大切に受け継ぐ宝物だと思います。特に離島の文化は、地域の文化と歴史と密接に関わりがある独自の物が多いと思います。そんな「シマの伝統」を守り、「宝」として紡いでいきたい壁新聞の名前に強い関心を持ちました。
今回の壁新聞では、シマの伝統として、「最高の焼酎」、「祭りと踊り」、「衣装:大島紬」、「妖怪」、「屋久島との交流」など多様な視点で紹介してくれました。
私も奄美大島を訪問したときは、大島紬の文化に触れ、神社のお参りもさせていただきました。特にこの新聞を読んで、シマの人たちは、神様や妖怪などの存在とすごい近い関係で生活していて、それこそが、シマの宝なのだと思いました。これは本当に素晴らしいことだと思います。全国のみなさんにもぜひ読んでほしいと思います。
記事にもあるように、シマの文化や伝統はただ守っていくだけでは、どんどん衰退してしまいます。今回の壁新聞のように、自分たちの伝統と文化を誇り高く発信して、たくさんの人に理解してもらうことが大切だと思います。これからもたくさん奄美大島の文化を発信してほしいと思います。

とっておきのゴシドウ★ 
今回の壁新聞では「シマの伝統と宝」というテーマによって、強いメッセージが発信できていると思います。さらにそのテーマに対して、「伝統産業」、「伝統行事」、「人間と妖怪」のサブタイトルがとてもわかりやすく表現されているので、読者は、奄美のシマの伝統の豊かさを、大変よく理解できたと思います。魅力的なテーマに合った、とても素晴らしい構成になっていると思います。
サブタイトルまでは大変わかりやすいので、あとは個々の記事もより読みやすく、わかりやすいよう工夫してみるといいでしょう。まずはイラストや写真でイメージを伝えて、その説明に文章をのせていけばよいかと思います。特に今回紹介している写真の数々はとても貴重で珍しいものですよね!ふんどし姿での豊年祭や、大島紬の柄と願い、奄美大島の景色、神道などは、ここでしかみられないとても魅力のある画像です。こうした貴重な画像はもっと大きく取り上げて、読者に直感的に魅力を伝えてもよいと思いますよ!


地域事務局からの応援メッセージ【鹿児島県】
伝統的な奄美の文化について学習してきたのですね。これからも自然や文化といった島の宝を未来に残すために、 たくさん学習していってください。

色響(IRO&HIBIKI)のみなさんへ
師範から一言!
とってもきれいな壁新聞ですね。たくさんの色が使われていますが、ベースとなる色は青系統で、まさに「海から様々な音が届けられてきた」イメージを感じることができました。デザインが素晴らしいです!
また、問題となっている海のゴミを、楽しい音がでる楽器に作り変えて、環境イベントでPRする取組は、本当にユニークで、また多くの人に伝えやすい活動だと思います。その活動も今では地域を超えて広がっているのですね!とても期待しています。年間の活動内容によって、多様な活動もよく理解できました。活動の成長もわかりやすく表現されています。
それから、今回は、南日本放送さんとも連携して発表の機会もふえたようですね。うまくSNSを利用して連携できたことも紹介しているので、他の団体もこれからも活動発表の参考になると思います。こうしたリーダーシップをとった活動をしっかり紹介することがさらに活動が広がるきっかけになりますね。
また、海の漂流物のゴミから楽器だけでなく、浦島太郎の衣装や、絵の展示にも用いて、表現方法も多様になりました。みんな他の人ともつながりやすいアート活動ですね!これからもそのチカラを使った活動を発信してほしいと思います!とても楽しみです!

とっておきのゴシドウ★ 
今回の壁新聞では、海の漂流物をただ披露だけでなく、アート活動として、楽器や衣装、作品に仕上げて多くの人に伝えていく素晴らしい活動が紹介されていました。これまでの活動も拝見していたので、大きく発展する活動を拝見してとてもうれしく思っています。
音楽や作品は、多くの人につながりやすく、素晴らしい手法だと思います。今回はオリジナル楽器や、絵本の作り方なども紹介されていますが、どんな形でどんなふうにつくっているのか、もっとわかりやすく知りたいなと思いました。
今回の壁新聞は、全体的に6分割して同等の記事配置としていますが、参加型の記事や画像をつかってはっきり伝えたい情報は、もう少し配分を変えて大きく取り上げてもいいと思います。
全体として「壁新聞タイトル」や「海ごみゼロ!ナイトアクアリウム色響制作プロジェクト」のタイトルの表現は、とても素晴らしく演出されているので、こうしたメリハリを、壁新聞全体で取り入れてもよいと思います。より「やってみたいなぁ」と読者が共感できるとおもう内容を大きくわかりやすく取り上げてみる工夫をしてみてください。
全体の調和が素晴らしく、この壁新聞全体が一つの作品として美しいと思いますので、これからもたくさんの海からの便りを響かせてください!

 

宮川師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!

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鹿児島県 その1

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2022年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202303310000.html
2021年の壁新聞道場一覧はこちら https://www.j-ecoclub.jp/kabe/202112132021.html
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