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壁新聞道場!

【2023 壁新聞道場!】たのもーーーう!埼玉県

2023.09.13 掲載

埼玉県からは2枚の壁新聞が届いたよ!
今週は沼田師範よろしくお願いしまーす。

宮代町「MIYASHIROエコ☆スターズ」
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三芳町「竹の子エコクラブ」
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MIYASHIROエコ☆スターズのみなさんへ
師範から一言!
MIYASHIROエコ☆スターズのみなさんは、今年もとてもたくさんの活動をされましたね。その内容を、イラストや写真で楽しくまとめてくれました。
最初に目を引いたのは、囲(かこ)みのデザインです。「エコポスター」なら、ポスターのデザインだったり、「クッキング」なら、ナベだったり。読む前から視覚的にイメージが伝わります。イラストの画力も高く、クッキングのナベは色とりどりの具だくさんでいかにもグツグツおいしそうだし。「ゴミひろい」のふくろの結び目は、大きなリボンみたいで可愛らしい!この大きなふくろを手に、みなさんと一緒にごみを拾って、きれいなまちにしたいと思わせます。1つ1つ、とてもていねいに工夫されて書いています。
活動内容もとても充実していますね。エコに配慮(はいりょ)したクッキングの事例は多いですが、生ごみから発生させたバイオガスを使って調理をしているところが、際立っています。地域で作ったエネルギーを地域で使う、エネルギーの地産地消(ちさんちしょう)は、エコという面だけではなく、自然災害が増えている今、エネルギーの安定供給(あんていきょうきゅう)からも、多くの自治体(じちたい)が取り組んでいます。そのためにも平時から、どんなことができるのかをチャレンジし、続けていくことが大切です。

とっておきのゴシドウ★
エコポスターコンクールでは、次世代を担うみなさんがエコポスターを審査(しんさ)。それを地域のお店や施設ではっていただき、お客さまにエコな行動に気づいてもらう試みで、とても良いですね。たくさんの作品を審査するのは、楽しいけれど大変なことだと思います。がんばりましたね。
ちょっと気になったのは、ポスターを見た人がどう感じたかということ。自分の行動を変えるきっかけになったのかな。はる側のお店や施設の方はどう考えているのでしょう。コンクールの影響についても、しらべて教えて欲しいと思いました。きっと、ポスターを見た人や貼っている方からも、みなさんに伝えたいことがあると思いますよ。 
最後に、読者として、このようなすばらしい活動をしているみなさんの生の声をしっかり読みたいと思いましたが、感想の文字が小さく少し残念に思いました。せっかくの感想や意見なので、読みやすいようにまとめ方を考えてくれるとうれしいです。
 
地域事務局からの応援メッセージ【埼玉県】
テーマごとのイラスト枠の中に活動内容が書いてあり、とても分かりやすく作成されています。 また、活動写真とクラブ員の感想が周囲にたくさんレイアウトされており、活動内容を詳しく知ることができました。地産地消クッキングでバイオガスをエネルギーとして使用するなど、 様々な実体験を通して環境を守ることの大切さに気付き、皆さんの環境の大切さを周りの人に知ってもらいたいという思いが感じられました。 これからも地域の皆さんと一緒になって活動を頑張ってください。 
 
地域事務局からの応援メッセージ【宮代町】
MIYASHIROエコ☆スターズの皆さん、2002年も地球の為、地域の為に様々なエコ活動ありがとうございました 今回の壁新聞も今年皆さんが頑張った活動の様子がたくさんの写真とともに分かりやすく記載されていると思います。また、メンバーの皆さん一人一人の体験談や感想がいろんなところにかかれて おり、読んでいてとても楽しい壁新聞だと感じました。今後もメンバーの皆さんで力を併せて活動を 継続していただき、エコ☆スターズの皆さんの更なる活躍を期待しています。
 

竹の子エコクラブのみなさんへ
師範から一言!
竹の子エコクラブのみなさんは、まず、カラフルな見出しで区切っていく、たてがきの新聞型レイアウトがとてもわかりやすいです。それぞれのスペースもちょうどよいバランスで、イラスト・図表・写真と感想がよくまとめてあります。
そんな真面目な見た目なのですが、見出しは切れ良くぶっ飛んでますね!!「そうじじゃないのよ落ち葉はき」「俺の箸を作ったエコフェスティバル」。思わず「何?それ、どういうこと?」と気持ちを持って行かれました。
 
読んでいて胸が痛くなってきたのは、みなさんの活動フィールドである雑木林のナラ枯れです。そのために楽しい「猿体験ツーリング」の場も移動しなければならないようです。
ナラ枯れは、コナラやミズナラなどのドングリの木に、体長5ミリほどの虫、カシノナガキクイムシが穴を開けながら入り込み、ナラ菌を持ちこんで起こります。菌が木の内部で増殖(ぞうしょく)していって、水を吸い上げる機能をうばわれ、木は枯れてしまいます。
林野庁が全国のナラ枯れ被害を公開しています。平成22年度をピークに減少しましたが、令和2年度に急増。令和3年度は2割減ったとはいえ、16都府県では前年から増えているそうです。
枯れた木は適切に処理する一方で、みなさんが行っているように少しずつ次の世代となる木を植えていくことで、雑木林を守ることができます。時間がかかる地道な活動ですが、がんばってくださいね。
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出典:林野庁Webサイト「ナラ枯れ被害」
 
とっておきのゴシドウ★
みなさんは、毎年、落ち葉はきの活動に参加しています。しかしこの落ち葉はきは、見出しにあるよう単なる「掃除(そうじ)」ではなく、三芳町で300年以上も続いている伝統農法なのですね。
この農法は「落ち葉堆肥(たいひ)農法」と言われ、もともとは農業を行うにはきびしい条件の平地に木々を植えて林を作り出すところから始められました。林の落ち葉を集めて堆肥として畑に入れて土壌(どじょう)を良くし、農業を続けて来た長い歴史があります。また美しい景観(けいかん)や、たくさんの生き物を育むシステムが評価され、平成29年に日本農業遺産(いさん)に認定。今年7月には世界農業遺産にも認定されました。
みなさんは今回も昔から伝わる農機具をつかってしっかり落ち葉をはき集めましたね。これからも参加して、歴史をつないでいって欲しいと思います。
 
地域事務局からの応援メッセージ【埼玉県】
バランスよく写真や内容が配置され、とても見やすい紙面です。 落ち葉はきでは、落ち葉を堆肥とする300年続く地域の農業を学び、ドングリの苗木の植林やこぶしの里探検などを毎年行っている中で、季節や年ごとの変化を実感し、環境を継続して守っていくにはどうしたら良いのか、皆さんで考えているところがとても素晴らしいです。 これからも地域の環境を守るために、楽しみながら活動を続けてください。 
 
地域事務局からの応援メッセージ【三芳町】
竹の子エコクラブは毎年、年間の活動を通して生物多様性や身近な自然環境の保 全など様々な取組みを実施しています。 しかし新型コロナウイルスの感染防止のため、活動の中止や縮小を余儀なくされました。 そういった状況のなかでも、 みなさんが自主的に活動計画を立て、 様々な活動を 楽しみながら、身の回りの自然や地球環境について、感じ、考え、取り組んでいる様子が、 この壁新聞からとても伝わってきます。 みなさんの活動は、町内外の住民へと広く伝わり、 後世にわたり町の自然環境が 継承されるきっかけとなるでしょう。 皆さんの活動は未来につながるとても素晴らしいものであると改めて感じます。竹の子エコクラブのみなさん! 今後も微力ながらサポートしていきますので、 私たち町職員 と一緒にエコな取組みを続けて行きましょう!
 

沼田師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!

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