壁新聞道場! バックナンバー

壁新聞道場!

【壁新聞道場!】たのもーーーう!宮崎県

2014.12.26 掲載

宮崎県は3枚のかべ新聞の応募があったよ!
今週は品川師範です。よろしくお願いしまーす!

宮崎市「大宮小こどもエコクラブ」

2-13-45-01.JPG

 

都城市「五十市中学校生徒会」

3-13-45-02.JPG

 

延岡市「三川内中学校」

5-13-45-03.JPG

 

 ☆かべ新聞をクリックすると大きな画像で見られるよ☆

大宮小こどもエコクラブ さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─

テーマを「落ち葉などのリサイクル」に絞(しぼ)り込(こ)んでの実験結果がうまくまとめられています。

目的,方法,結果と科学的な推論(すいろん)の方法をきちんと守って、説明をしているとことはとてもよいことです。この実験の結論(けつろん)はみなさんが想定していたとおりですが,実験の数値(すうち)で示(しめ)すことによって理解(りかい)しやすくなっていますね。結論(けつろん)も簡潔(かんけつ)にまとめられています。
ぼくは最初、ゴミの半分が落ち葉なのでゴミを減(へ)らすためには直接土にもどすことが大切だという意味の実験と思っていたのですが、よくよんでみると落ち葉がいろいろな生き物の食べ物になって土にもどっていくリサイクルをしていることを教えているんですね。そこで分解(ぶんかい)実験とたい肥(ひ)作りにつながることが判りました。特にたい肥作りではダンゴ虫やミミズを落ち葉に加えて落ち葉を分解(ぶんかい)する実験をしていることに驚(おどろ)かされます。

自然の分解(ぶんかい)を人工的に再現(さいげん)しているところは素晴(すば)らしい発想だと思い、感動しました。


とっておきのゴシドウ★・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・★・・・・・・★

残念なのは、たい肥(ひ)つくりの時の土の温度を測(はか)っていますが、外気温の低下の方が大きいためか、寒くなってきて土中の昆虫(こんちゅう)の活動が低下してきていることがわかります。この辺は温度計だけでは難(むずか)しいと思いますので、実際(じっさい)にミミズの数などを数えてみることも必要かと思います。

それと写真のキャプション(写真につけた説明文のこと)が省略(しょうりゃく)されて、かべ新聞本文に写真の番号を書き込む方法も面白い工夫と思います。実験を担当(たんとう)した皆(みな)さんの写真が小さく載(の)っていますので、担当者の名前も載せて下さい。
また、書かれている文字の大きさを原稿用紙(げんこうようし)などでそろえるともっと見やすくなると思いますよ。次回は工夫してみましょう。

 

五十市中学校生徒会 さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─

標題の「GKP活動」というのが興味(きょうみ)を引きました。「グレート・きずな・プロジェクト」の省略(しょうりゃく)だったのですね。おもしろい標語を考えてくれました。いろいろなところで略字(りゃくじ)などを見ますが、このようにして考えだされているのでしょうか、これからは他所の標語などにも注目をしたいですね。「おもてなし」というキーワードも「今でしょ」という言葉も流行語になりましたね。
全体をオリンピックのマークのように5つの輪に分けて、世界、宮崎県、地域(老人ホームと幼稚園)、都城市のきずなを解説(かいせつ)しています。しかもこの輪にはエコ(eco)の文字が隠(かく)されています。こんな工夫は面白いですね。

ポリオワクチンの購入(こうにゅう)にあてるペットボトルのふたを集めるきずな、こどもエコクラブの交流会というきずな,シュシュたわしをきずなとする老人ホームと幼稚園(ようちえん)、リサイクルプラザでのきずな活動とたくさんのいろいろな年代の仲間と活動している様子が生き生きと書かれていて、とても楽しい気持ちになります。これからも活動を続けて下さいね。


とっておきのゴシドウ★・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・★・・・・・・★

たくさんの活動を紹介(しょうかい)してくれたのですが、どんなことをしてきたのか、もっと大きな写真をいれてくれるとはっきりとしますね。次回は写真も載(の)せて下さい。
色合いやバランスはとてもよくできていますが、5つの輪の上にそれぞれの活動の場所やテーマを書きこんでみてはいかがでしょうか。手書きの文字の上に下線や赤線の飾(かざ)りを入れたために文字は読みにくくなってしまいました。基本(きほん)のデザインはよくできているので、部分的にパソコンの文字にしてみるなど、細かいところまで読みやすくなる工夫にも挑戦(ちょうせん)して下さい。

 

三川内中学校 さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─

かべ新聞の中に5枚の新聞が貼(は)ってあるという前例のないかべ新聞が登場です。
テーマはリサイクル,廃品(はいひん),ホタル,緑のカーテン,世界の川の5つで,それぞれ小さなかべ新聞の形にまとめられています。文字が小さいので近づいて小さなかべ新聞を見てみると,例えば「緑のカーテン」ではその効果(こうか)が気温で10℃も下がることや,「廃品(はいひん)」ではリターナブルびんとワンウェイびんのそれぞれの再利用(さいりよう)の方法が判(わか)りやすく説明されています。「リサイクル」では牛乳(ぎゅうにゅう)パックで和紙作りを体験しています。記事の編集(へんしゅう)では細かい注意がなされていることがわかりました。さらに、「世界の川」では世界の川と日本の川の比較(ひかく)が調べられています。「ホタル」新聞では身近な河川(かせん)である三河内の5地域(ちいき)のホタルの多い川で出現(しゅつげん)頭数を数え、ホタルの住みやすい環境(かんきょう)を調べています。これらの結果を受けてや三河内(みかわち)河川大掃除(かせんおおそうじ)の提案(ていあん)が書かれています。
よく読むと5枚(まい)のかべ新聞が身近なところで深いつながりをもっていることに気が付くと思います。

とっておきのゴシドウ★・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・★・・・・・・★

小さなかべ新聞のひとつひとつはよくまとまりがありますが、台紙に貼(は)りつけただけでは、どんなことを理解(りかい)して、何を調べ、どのようなみちすじで結論(けつろん)にたどり着いたかがわかりません。それぞれがつながりを持つためには,言葉を変えずにくり返し本文に登場させて、理解の重ね合わせをすると,読者にも気づいてもらえると思いますよ。

それと5枚の新聞がすべてパソコンで作られ,写真などもポイントとなる場所に貼(は)って理解しやすい工夫がみられます。さらに注文をつけると、文字にも大きさや色、字体に変化を持たせて、長い記事でも飽(あ)きずに読ませる工夫がほしいですね。

品川師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな!?お楽しみに! 

エコまるjumping.bmpのサムネール画像

ご意見ご感想もお待ちしております!
〒103-0002 東京都中央区日本橋馬喰町1-4-16 馬喰町第一ビル9階
公益財団法人 日本環境協会
TEL:03-5643-6251 FAX:03-5643-6250
Email: j-ecoclub@eic.or.jp

2013年度の壁新聞道場 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201310251020.html
2012年度の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201204191131.html

師範紹介その1 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111133.html
師範紹介その2 → 
http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111145.html