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【壁新聞道場!】たのもーーーう!愛媛県

2014.12.12 掲載

愛媛県は3枚のかべ新聞の応募があったよ!今週は池田師範です。よろしくお願いしまーす!

松山市「エコアースクラブ」

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新居浜市「レインボーキッズ」

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新居浜市「イオン新居浜チアーズクラブ」

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 ☆かべ新聞をクリックすると大きな画像で見られるよ☆

エコアースクラブ さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─

“エコ・工作新聞”とは活動内容にぴったりの名前ですね!1年間にたくさんの工作を楽しみながら、かんきょうやエネルギーについて多くの発見があったと思います。写真には活動をしている(モノを作っている)様子だけでなく、できあがったものも写っているので、どんなものを作ったかひと目で分かります。日にちも書いてあるので、後で見たときにもいい記録になります。

“いろいろな電池のせいさく”では、くだもの、しょうゆ、やさいや自分の体などたくさんのものを使って電気が通るか実験したようですね。「メロディーがなるかな?」「LEDがつくかな?」とわくわくしながら実験するのは、発見やおどろきがあるのでそれが大切だと思います。

しがいせんスライムとは、おもしろく便利なものを作りましたね。しがいせんは目に見えないので、同じとうめいでもしがいせんが通ったり通らなかったり、くもりでもしがいせんがあったりと、おどろくことが多かったでしょう。しがいせんは人の皮ふによくないので、日焼け止めをぬったことがみんなもありませんか?しがいせんスライムの色がかわったときは、スライムが日焼け止めをぬることを教えてくれているので便利ですね。

二酸化炭素の分子もけいは、酸素2つと炭素1つでできているので、とてもシンプルだからこそ覚えやすいです。“クリスマスツリーにかざって…”というアイデアは、このもけいはかざりにも見えるので「なるほど!」と思いました。新聞を見た人たちに広がってくれて、まちの中のクリスマスツリーにもかざってあるといいですね。

LEDディスプレイそうちは、絵と光を組み合わせて、どれもすばらしい作品が出来あがっています。信号きなど身のまわりにLEDが使われることがふえてきましたが、いろいろな絵ができあがったように、是非いろいろなLEDの使い道を考えてみてください。

とっておきのゴシドウ★・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・★・・・・・・★

1つの活動に対して数人のメンバーの感想が書いてあるテーマ(LEDディスプレイ、いろいろな電池など)があって、楽しく新聞を読みました。同じことをしても感じ方はみんな少しずつちがうので、数人の感想があるのはいいなあ、と思いました。そして、せっかくいい感想が書いてあるので、色のこいペンを使ったり、字の大きさを大きくしたりする工夫をすると多くの人にとって見やすくなると思いますよ。

ポンポンじょう気船作りは、工作と実験を楽しみながら、①水があたたまるとじょう気になること、②じょう気はモノを動かすエネルギーを作り出すことを学ぶことができる活動ですね。このじょう気のエネルギーは、みんながふだん使っている電気のエネルギーの多くを作り出すもとになっているのですよ。

雨ふりけんちきは、工作をしている様子の写真を見ると、細かいさぎょうをしていることが分かります。どんなときに、どんなしくみで音が鳴るのかな?雨のおかげで地球上の水がじゅんかんしていて、“めぐみの雨”という言葉があるように生き物すべてにとって雨は大切です。その一方で、日本は世界的でも雨が多い国なので、はげしい雨で生活上のひがいがでることもあります。 “雨”についてきょうみをもつことができたよい活動だと思います

 

レインボーキッズ さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─

新聞の最初に大きく書いてある“伝えようメッセージ”と“つなげようバトン”という力強いメッセージが内容からも伝わってきました。「メンバーから一言」をみて、小2から中学生、高校生、大学生まで自分にできることをアクションにつなげているこが分かりました。

H20年から続けている植樹活動自体がすばらしいことですが、①昔植えた木に背の高さをぬかされてしまったこと、②植えた木が花や実をつけるようになったという文をみて、メンバーの自然を大切にする心も大きく育ったことを感じました。しし鍋を食べながらの地域交流も、バトンを受け取っていることにつながっています。東北の被災地の苗木の里親になったのも、自分たちにできることとして、“植樹”があることに気付いたのでしょう。トベラは潮風に強いので海岸にも多い木です。是非これからも“植樹”を通して受け取ったバトンを、他の人に渡していってください。

いろいろな生物の飼育をしてきましたがカブトガニはまだありません。海で暮らす生き物の飼育は、水の汚れ、酸素だけでなく塩分も関わってくるので大変だと思います。近くでこのようなボランティアがあれば私も手を挙げたいところです。カブトガニが見つかる海、素敵です。是非これからも続けて、飼育のコツを広めていってください。

海の森を見学して、ゴミの埋め立て地がどんどん広がっていることに驚いたことでしょう。ごみの埋め立地はどんどん増えてしまうので、森にしていく取り組みは、緑が増えるという点であった方がいいですが、元々あった海の自然は減ってしまうので、できるだけごみは出さないように心がけたいですね。

江戸時代にはてってい的にリサイクルをしていたのに、今ではリサイクルできないものも増えたので埋め立てるゴミがどんどん増えています。一人が出すゴミの量が変わらなくても、世界の人口は増え続けているのでゴミの量は増え続けることになります。新聞に書いてくれた「必要なだけ買う、使い切る、リサイクルする」という気持ちがこの新聞を見た人たちに広がることを期待します。

ふうせんかずらの種はハートマークがついていて私も好きです。写真ではなくて実物を新聞につけてあるので初めてみる人もよく分かります。グリーンカーテンになるツル植物はたくさんあるので、日本中みんなで楽しみながら、グリーンカーテンの輪が広がるといいと思います。


とっておきのゴシドウ★・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・★・・・・・・★

活動内容が写真からも分かり、8年前に植えた木が大きくなった様子は、人といっしょに写っていることでとてもよく分かります。一方で、写真が多い記事とない記事がかたよったり、一部見づらい写真があったりするので、その写真で何を伝えるのか考えながら写真を構成すると、もっとよくなると思います。また、「メンバーから一言」にあるような色のこいペンを使うと、記事もはっきりとして読みやすくなりますよ。

ブナの原生林ではササの花を見たのですか?50~60年に1回花を咲かせますが、花が咲くと枯れてしまいます。ササは地下茎でつながって、そこから栄養をもらってどんどんと広がっていくので花を咲かせる必要がないのですが、その土地での栄養がたりなくなったりすると、これ以上ふえることができなくなるので、花を咲かして種を飛ばして新しい場所を求めていくのです。50年というとめったに見られないような気がしますが、ササはいろいろなところにあるので、住んでいる県内でも毎年どこかで花が咲いていると思いますよ。

「多様な生物、自然にふれる」では、シイタケの植菌にもチャレンジしたのですね。シイタケはカビなどと同じ菌の仲間で、いつも食べている部分は種のかわりに胞子を飛ばすためのものです。本体は外からは見えないほだ木の中に糸のように張りめぐらされているのです。ほだ木の中の温度や水分が菌にとって快適になるように考えながらお世話をしてあげると、たくさんシイタケがとれるでしょう。

カイコは野生にはいませんが、カイコの原種といわれるクワゴや同じ仲間のヤママユなどが自然界にはいます。ヤママユは黄緑色のきれいなマユを作るので、葉っぱの落ちた冬の木(クヌギなど)の枝にマユがぶらさがっていないか探してみるのも楽しいです。飼育していて気付いたかと思いますが、この仲間の成虫は口が退化してしまっているので何も食べることができません。カイコはハネも飛ぶきのうを失っているので、人と共存する歴史ある昆虫ともいえます。

 

イオン新居浜チアーズクラブ さんへ
師範から一言!━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─━─━─━─━─━─━━─

新聞のタイトルの近くにたくさんの絵を描いてくれました。木をたくさん描いてくれたことからも、メンバーみんなが自然を好きなことが伝わってきます。木の葉っぱの色は、いろいろな緑を使っていますね。日本は木の種類も多く、四季もあるので、若草色、もえぎ色、うぐいす色等でんとうてきな緑がいろいろあるのですよ。

新聞の構成は活動テーマが「資源」「エネルギー」と強調されていて、活動した月の小見出し(例えば、LEDであそぼう、水辺の生物調査、など)があるので、ほうふな内容が整理されて、見やすくなっていると思います。

エコ農業産地見学は、他ではなかなかできない経験ですね。新鮮なにんじんジュースは感想にもありますが「あまくておいしかった」ことが想像できます。読んでいて飲みたくなりました。商品になるまでの様子を絵で説明してくれたのはいいアイデアです。

LEDでイルミネーションディスプレイを作ったとは素敵ですね。はんだごてを使って、はんだ付をしたのはむずかしかったと思いますが、エコな生活をするにもモノ作りには色々な技術がいかされているのが分かったと思います。

LNG(液化天然ガス)はエネルギーとして利用するときはガスに戻すのですが、-162℃で液体にすると、体積(大きさ)が約1/600になるので運ぶのにとても便利です。ガスだと車600台、液体だと車1台で運べると考えるとその違いが大きいことが分かるでしょう。液体ちっ素に花をつける実験はありますが、LNGの実験は初めて聞きました。貴重な体験をしましたね。


とっておきのゴシドウ★・・・・・★・・・・・・★・・・・・・★・・・・・★・・・・・・★

ソーラークッカーで、ゆで卵やポップコーン、ゆでじゃがいもが出来てすごいですね。小見出しに“太陽エネルギー”とありますが、ソーラークッカーはどのようなものが読んでいる人は知りたくなると思います。「太陽エネルギーを集めて、その熱でモノを温めることができる」といった説明があると分かりやすいですよ。

イオンモールにはたくさんの樹木があるのですね!そして虫や鳥などが住んでいることを見つけてくれて、うれしく思います。木の板に、とくちょうを書くのに、じっくりと木を観察したことでしょう。町に緑を増やすために木を植えることが多いですが、生き物が暮らせる緑が増えることを期待しています。どんな木をその土地に植えればいいのか?は大人たちもなやんでいることですが、その土地に元々ある木がいいかな、と考えています。みんなも、これから色々と考えてみてください。

水辺の生物調査では多くの生き物が見つかったようですが、その中でもタカハヤとカジカガエルや石の裏に巣を作っている生き物に興味をもったのですね。小石を集めて巣を作っているのは、トビケラという昆虫の幼虫です。つぶのような小石を使ったもの、大小さまざまな小石のもの、植物を使ったものなど色々あるので是非観察してみて下さい。カジカガエルは流れがある川に住んでいるので卵も流されないようなところに工夫されているのが分かります。オタマジャクシも川に流されないように、岩に吸いつけるように大きな口をもっています。“分かったこと”に書いてある“石と石のすき間にかくれている”というのは、すばらしい気付きだと思います。その川に魚がくらしていくためには、水がきれいなだけでなく石も必要ということです。

 

池田師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな!?お楽しみに!

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2013年度の壁新聞道場 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201310251020.html
2012年度の壁新聞道場一覧はこちら http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201204191131.html

師範紹介その1 → http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111133.html
師範紹介その2 → 
http://www.j-ecoclub.jp/kabe/201407111145.html