


盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)
文化祭で広島県の絶滅のおそれのある水生生物を展示した「幻の水族館」をオープンさせました。開発や汚染・乱獲なども原因ですが、私たちは「気付かない・判断できない」ことも大きな原因の1つだと考えています。そこで展示水槽のうち一番大きなものに、県要注意種のタモロコ4匹と見間違えやすいコウライモロコ・イトモロコ・モツゴ・オイカワなどを入れておき、「タモロコは何匹いますか?」クイズを出すことにしました。正解した子どもたちには1回50円の景品つりぼりがただになります。子どもたちだけでなく大人の人も一緒になって観察してくれました。
なお、つりぼりの景品は自分たちの家で眠っていた物といろんな先生方に呼びかけて持ってきてくださった物を男女別に分けて袋詰めしておきました。
前日に部員たちどうしでも何匹いるか観察しあっていましたが、魚が泳ぎまくるためになかなか正解できませんでした。その様子を見ていると「正しく生物の形や特徴を知り、名前を覚える」ための観察の大切さを感じていたようでした。
本番の2日間は、さも知っていて当たり前のようにエスコートしていました。中には、3択クイズに変える部員もいたり、小さな子にははじめから答えが分かるように「ヨン! ヨン!」と叫んでいる部員もいたりしました。
1.確かに形や特徴のよく似た生物を見極めるのは難しいし、そのことで結局知られないまま滅んでいく生き物が、特に水中の場合多いなとみんな実感した。
2.正解してつりぼりができたのは小さな子ばかりだった。小学生でも高学年にはきちんと、小さな子に対してはやさしく対応した結果だといえる。
3.つりぼりの売り上げが10850円だったので、お金を払ってくれた人は217人になった。全部で300個以上用意していたのでクイズの正解者は100人近くなったことになる。みんなクイズを簡単にしたんだと思った。
リサイクル景品つりぼりの収益金は、すべて東日本大震災への募金とさせていただきます。


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