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【2020 壁新聞道場!】たのもーーーう!大阪府 その2

2020.07.01 掲載

大阪府からは11枚の壁新聞が届いたよ!
今週はせいわエコクラブさんからの3枚をご紹介。中西師範、よろしくお願いしまーす。

大阪府 その1 その3

大阪市「せいわエコクラブ」


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せいわエコクラブ①の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!

この新聞のデザインが、すばらしいと思いました。中央に、大きく1本の木が描かれてあり、水と木の関係が、直感的にとてもよく伝わると思います。淀川と琵琶湖との関係も、図でしっかりと表現されていて、おそらく、他県の人からも理解がしやすいのではないかと感心しました。
みなさんは中学生なんですね。今の日本の森林の現状とか、なぜ森の手入れが必要なのか、よく掘り下げてあると思いました。それと、SDGsとの関わりもよくわかります。みなさんが、現地で学んで、自分なりに知ったことや考えたことが書かれています。廃プラの問題、外来種の問題、森林の放置の問題、、、環境問題が網の目のように関わり合っていること、それが日本、世界へとつながっていることが多くの人にきっと伝わるのではないかと思いました。

とっておきのゴシドウ★

本当に、アドバイスが必要ないと思うほどよくできていると思います。特にこのような大胆でスケールの大きなデザインは、先生もとても思いつきません。森や水をめぐる様々な現状の問題をまずは知ってもらえると思います。
もう少し掘り下げてみるとすると、日本の森林(植林地)で、手入れが不足している理由はなぜなのでしょう。また、美しい魚、イタセンパラが絶滅の危機に追いやられたのはなぜなのでしょうか。そして、廃プラの問題について話し合った時に、どうしたら解決ができるかということに対して、どんな意見が出てきたのか、是非きいてみたいと思いました。みなさんなりに、そうした問題のさらに深い所まで詳しく調べてみたり、書いてみたりすると、読んでくれる人にとってもいろいろと考えるきっかけになるんじゃないかな。

地域事務局からの応援メッセージ【大阪市】
一つ一つの活動が写真と文章(活動の目的と成果を簡潔に表現されている)で、うまくまとめられています。多くの森を守る活動と水を守る活動が生きものを守ることにつながっていることが読み手にしっかりと伝わってきます。SDGsの考え方がそのバックに散りばめられてもいます。自分たちの主張が一本の木として明確に表現されています。


せいわエコクラブ②の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!

とても楽しそうな写真と絵、そしてみなさんの体験した記事を読むと、春夏秋冬で自然のなかで自然を楽しんでいる様子がよくわかります。見ている方も、楽しい気持ちにさせてくれる、とてもすてきな壁新聞だと思いました。山菜の天ぷらが美味しそう、それにクワガタを見つけたり、スイカを食べたり、バッタ競争をしたり、大変な間伐をやってみたり、うらやましくなります。間伐は、なぜしなければならないかも、ちゃんと勉強したことが書かれていましたね。地球からの私たちへ宿題という一文に、はっとさせられました。私たち人間がもともとあった森の木を伐って、スギやヒノキを植えたのですから、その手入れをしっかりしなければならないことは、本当にその通りですね。でもそのあとのごほうびのことも書かれていました。自然は、どこまでもやさしく私たちにいろいろなものを与えてくれますね。

とっておきのゴシドウ★

みなさんはきっと年に何回かこの場所に行って活動をしているのでしょうね。それぞれの会で、大きなまとまりのタイトルをつけてみたらどうでしょう?一番伝えたいことや感動したことを一言で伝えられるような題名ですね。難しいかもしれないけどチャレンジしてみて!
昔の人は、山菜を山から採ってきて食べていたんですね。どんな植物が食べられるのか、昔の人はちゃんと知っていたのですね。この新聞にもコゴミ、コシアブラ、ノカンゾウ、・・・いろいろな種類の山菜の名前が書いてありました。どんな植物なんだろう。きっと見たことのない人がたくさんいるでしょうね。どんな植物か、写真などがあると「へー、こんな植物なのか」と興味を持ってくれるかもしれないですね。
琵琶湖の近くでゴミ拾いをしたんですね。どうして陸に近づくとゴミが多くなるんだろう?どんなゴミが多かったのかな?ゴミをポイって捨てちゃだめだなって、思ってくれるかもしれないね。

地域事務局からの応援メッセージ【大阪市】
琵琶湖・北小松での環境保全活動、そして堺市共生の森での環境保全活動を中心に、一人一人がどれだけのことを体験から学んできたかがよくわかります。楽しかったことが絵や写真から伝わってきます。これからも自然となかよくしていってください。
 


せいわエコクラブ③の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!

せいわエコクラブのみなさんは、いろいろな楽しい環境活動をしているのですね。楽しみながらエコを学んでいることがすばらしいと思いました。そうした一つ一つの実践体験を、写真とコンパクトな文章と、実施した日付を添えて統一した形でまとめてあり、読みやすいと思いました。みんなで書き方をそろえたチームワークのおかげだね。
今回、3Rのこともよく勉強しましたね。海のプラスチックゴミにも関係していることを学んだのですね。交流会では、どうしたらプラスチックゴミが減らせるのか、とてもいい話し合いができたのだ、と思いました。みんながどんなことができるか、一人一人自分の生活の中で具体的に考えることは、環境問題ではとても大事なことだと思います。
牛乳パックで紙を作ったり、玉ねぎで染めてみたり、しめ縄を作ったりした様子も、とてもかわいいイラスト入りで、くわしくわかりました。他の人もこれを見ながら試してみることができそうですね。

とっておきのゴシドウ★

真ん中にタイトルがあって見やすく作られていますし、一つ一つの記事もていねいに書かれていますね。言うことはありません。ですので、考えるヒントだけ書いてみます。
玉ねぎの皮で布が染められるなんて、面白いね。昔の人は、草や木の皮、葉っぱなどを使って、布を染めていたのですね。なぜそんなことをしたのでしょうね。草や木の成分には殺菌・殺虫効果があるので病気などにかかるのを防ぐためという話もありますよ。赤ちゃんのうぶ着に草木染の布を使っていたんだって。そんなことも調べてみると、昔の人たちの生活がわかりますね。
しめ縄のことも、調べてくれていますね。なぜお正月に飾ったんだろうとか、なぜだいだいを使ったんだろうとかについても調べると面白いことがいろいろわかりますね。そうした昔の人の生活は、とても物を大事にしたし、自然の素材を使ってつつましく生きていましたね。今の生活で、3Rを実践していくうえで、ヒントになることもたくさんあるかもしれません。そうしたヒントを探してみてください。

地域事務局からの応援メッセージ【大阪市】
一年間のエコクラブとしての多くの活動を一人一人の文章としてまとめられています。一人一人の文章の中に、がんばったことや感想だけでなく、エコ活動を通してわかったことも書かれています。それが 写真とうまく組みあんさっています。

中西師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!

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大阪府 その1 その3

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