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【2019 壁新聞道場!】たのもーーーう!高知県 その3

2019.11.06 掲載

高知県は7枚の応募があったよ!その中から2枚をご紹介。
今週は岡本師範です。よろしくお願いしまーす!

高知県 その1 その2 その4

香美市「香美市こどもエコクラブ みどリサイクル②」
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香美市「香美市こどもエコクラブ 自然とふれあい隊」
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香美市こどもエコクラブ みどリサイクル②の新聞を書いてくれたみなさんへ
師範から一言!

夏をどうしたら涼しく過ごせるか?と言うことでエアコンをできるだけ使わずに過ごす方法として、「服の色」と「住まい」についてヒアリングと実験を行い、答えを見出そうとしました。みどりリサイクルのみなさんが壁新聞として、自ら実験をしたり、ヒアリングをするなどで答えを見つけようとした姿勢は、とってもすばらしい。ほかの人、グループにも大変、参考になるやり方だと思います。どこかの情報や記事だけでまとめるのではなくて、自ら体験、実験するのはすばらしいです。

夏にエアコンなしで涼しく過ごす方法の調査実験もおもしろいですね。
もっとも、涼しく過ごす方法ですから、人間がどう感じるかを調べる実験だと考えれば、うまいやり方だと思いますが。涼しく過ごすというより涼しく感じるかの実験でしょう。
涼しく過ごすと言うことでは、首にぬらしたタオルをいたり、保冷剤を首にくなどは、ある時間、涼しくなるので良いでしょう。アイスを食べたり、氷水に足を入れるのは、その時だけの涼しさであり、涼しく過ごすというのは無理かな?窓を広く開けることは、昔、最高温度が30℃の時代には、ある程度有効でした。それは一つには、空気がそれほど温度が高くなく、窓を開けて風を通すことで、身体からがして体温を下げたので有効でした。
しかし、最高温度が35℃をこえる今日この頃では、風の温度も高く、をさせただけでは、涼しく感じないでしょう。むしろ、35℃を越えるような日には、窓を開けずにいたほうが、少しは涼しいのかなと思います。外の空気の温度より家の中の空気の温度の方が低いかも知れません。そんなことを調べてみるのもおもしろいかも知れません。

クールビズファッションショーはおもしろい試みですね。これは涼しく感じるかのファッションショーですね。おおよそ予想通りの結果だったと思います。

「ガラス2重の家は涼しい」ことの実験もおもしろい結果が出ていますね。これらの実験結果をどう考えますか?住宅展示場のや窓ガラスが3重、4重になっていることとみなさんがミニチュア模型で実験した結果、ガラス、レースのカーテン、すだれはどれも1枚より2枚の方が箱の中の温度が低いことは、どう考えますか?
みなさんの実験と住宅展示場の場合で共通することは、2枚あるいは3,4枚にして間に空気があることです。窓ガラスが熱を通しにくくしていると展示場の人は言っていますが、正確にはどういうことかと言うと、空気が熱を伝えにくくしていることです。ですから、みなさんが行った実験でも2枚にしたほうが、間の空気が熱を伝えにくくしているので、中の温度が低くなります。
この現象は、実は服を着る時にも当てはまります。冬場は厚着をすると寒さを防げるのは、服を重ね着すると服の間に空気ができて、自分の熱が外ににげないので温かく感じます。

もう一つ注意したいのは、ガラスとレースのカーテン、すだれを同じ視点で考えるのは、むずかしいかなと思います。外の太陽の光が通ってくることと、上でのべたように熱が通りやすいか、通りにくいかのちがいになっているので、比較がむずかしくなります。ガラスは光が通って来るが、レースやすだれは光をさえぎっているので、温度のちがいが出てくることがあります。

まとめに書いてあることで気になるのは、エアコンをなるべく使わずに暑い夏を涼しく過ごすには?が問題提起ですね。室内での過ごし方を検討することですから、太陽の光をさえぎることは、室内環境では、涼しくなるはずですが、壁新聞に書いてある結論は、ガラスとレースのカーテン、すだれでは、ちがったことが書いてあって、ちょっと分かりにくかったですよ。

みなさんが実験で確かめるはとてもすばらしいです。これからもぜひ続けてください。

とっておきのゴシドウ★

ところで今回の活動のは、エアコンを使わずに過ごすと言うことは、室内環境での問題提起かと思いますが・・・この点に着目して新聞を見てみたいと思います。
実験をやるに当たって、計画段階での準備をそれなりに考え、実行しました。
服の色の調査をしました。これは実験と言うより、夏の暑いりにどんな服、どんな色の服を着ているかを調べました。親が服の色を決めている場合もあるだろうと思います。その時に暑いからこんな色の服を着て行きなさいと言っているかな?

1年生から6年生までの児童112人の服の色を調べたら、全体では白色の服を着ている児童が24%、27人と言う結果でした。学年ごとにも差があって、6年生と1年生が白を着てる児童が多い。6年生は自分で決めている、1年生は親が決めていると考えるとある程度納得がいきますね。逆に白を着ている児童が少ないのは、3年生で、黒を着ているのが多いのが4年生でした。白と黒のちがいは、日光を通す、通さないではなく、白や白服は日光のすべての色や光を反射する、黒や黒服は日光のすべての色や光を吸収します。従って、白色は表面温度が上がらない、黒色は表面温度が高くなります。
これを実験で調べるのをTシャツを着て、Tシャツの下の温度を測るのは、ちょっと無理があるようですよ。と言うのは、Tシャツの下の温度が高くなれば、体は温度を調節するために汗をかいて、すなわち水分をさせて温度を下げようとするでしょう。したがって、Tシャツの色と表面の温度の関係を調べても良く分からないかと思います。
代わりに、住まいの実験でミニチュア模型を使ったようですが、これを使って、電球(太陽モデル)に面した所を白や黒、いろいろな色のTシャツでおおい、内部の空間の温度を測るとちがいがはっきりと出るのではないでしょうか?模型は汗をかきませんので、内部の温度は、外側の色の影響を受けますから。ただし、Tシャツの色や電球のワット数を、少しくわしく調べる予備検討が必要かと思います。


香美市こどもエコクラブ 自ぜんとふれあい隊のみなさんへ
師範から一言!

自ぜんとふれあいたいのみんなが作ってくれた「エコクラブ 大すき わたしたち」のかべしんぶんをよみました。とってもびっくりし、かんどうしました。とってもすばらしいかべしんぶんでした。

水ナスをとりました。ハウスの中でナスをとったのですが、ナスいがいにトマトやピーマンもありましたが、トマトはまだあおかったので、とりませんでした。ナスがおおきいのがたくさんなっていたようですね。それをいっしょうけんめいにとったので、つかれたけど、やすみながらたくさんとりました。いえにもちかえり、ごはんのときにたべましたが、たくさんあったので、まいにち、たべたようですね。ナスはこどもたちは、あまりすきではないとききましたが、そうではないようですね。まいにち、たべてもまだたべたいとのかんそうがかいてあり、わたしはビックリしましたよ。でもわたしもナスは大すきですよ。おいしいよね!

お茶をつみました。お茶の木があることと、はっぱがお茶になることがわかってよかったですね。ウーロン茶みたいなあじがしたとのこと、じぶんでつみとったお茶をのんだのは、ふつうはできないけいけんですから、よかったね。お茶はすこしにがいですから、おとなはすきですが、みんなのようなちいさいこどもには、なかなかおいしいとはならないかな?

ししとうをとりました。ししとうもたくさんとったようですね。みんなががんばってとったことが、ここでもわかりました。いえにもちかえって、りょうりをしてたべて、おいしかったとのかんそうには、わたしはビックリしました。みんなのようにちいさいこどもには、にがてなやさいであるときいていましたので・・・でもやっぱりじぶんでとったやさいは、おいしくなるものであることをみんながしょうめいしてくれたようです。

ちいさなアユをとって、川の上のだんにはなしてやったようですね。なかなか上にのぼるのはちいさなアユにはできないので、みんながたすけてあげたようです。でも水がつめたかったので、とちゅうであたたかい石であしをあたためながら、やったようで、すばらしい いきものたすけになったとおもいます。でも、台風がきたときに、まっさきにみんながしんぱいしたのは、アユがどうなったかでしたね。じぶんたちでたすけたので、しんぱいになりますよね。たぶん、アユもなんとかいきのびようとがんばったとおもいますよ。おおきくなってみんなのところにかえってくるとおもいます。

イカダ作りにもちょうせんしたのですね。ペットボトルで作れるのですね。バラバラにならないように、そしてイカダにのっている人がこけないようなくふうもしました。さいごにみんなはイカダにのったのですか?ちょっとこわいなー!川ではなくて、あしのとどく いけ などでためしにのれるとうれしいですよね。

とっておきのゴシドウ★

日記を書いたよ!ひとりひとりがたくさんのことをやりました。それをひとりひとりがじぶんのことばで、じぶんのきもちで、じぶんのじでかいてくれましたね。これをよんで、またビックリしました。なにがびっくりしたかというと、みんながエコのことをかんがえながら、せいかつをしている、あるいはくらしていることがたくさんかいてあったことです。

じぶんちのいえはだんねつざいでかべをつくっています。ふくのいろであたたかくなったり、すずしくなるよとわかりましたね。よるおそくまでおきていないで、はやくねるとでんきをたくさんつかわなくてよいのでエコです。あさがおをまどのところでおおきくすると、日ざしをさえぎってくれて、エアコンをつかうのがすこしでよいからエコです。エアコンのおんどをさげてくらすとエコです。あぶらをはいすいとしてながさないと、ちきゅうがよごれないよ、ペットボトルはりさいくるにだす、にんじんをかわごとたべるとごみがすくなくなる、水をたいせつにつかうこと、しかが木のかわをたべて木をだめにすることや、でんきはどうやって作るのか、などなどたくさんのエコにきがつきましたね。5さい、1ねんせい、2ねんせいのみんながこんなにたくさんのエコをかんがえてくれるのは、とてもすばらしいですし、ビックリしました。

ヘチマのしゃしんもいいねー。アユをたすけたしゃしんもみんなのかつどうがよくわかっていいねー。りょうりのしゃしんも、こんなにたくさんのりょうをみんなでつくったようですばらしいです。ほうちょうでけがをしなかったかな?そしてじぶんでつくったりょうりは、とてもおいしいとおもいます。どうでしたか?わたしもたべたいな―!!

これからもひとりひとりがやったことやきがついたこと、こうしたいことなどをかいてかべしんぶんとして作って、おくってくれるとうれしいです。がんばってね!!

岡本師範、ありがとうございました!次はどこの地域かな?お楽しみに!

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高知県 その1 その2 その4

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