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 生活・省エネ
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毎年恒例の「どんぐりクッキー」を焼く時に、今回は縄文時代のスタイルで「石」の道具を使ってみよう、ということになり、川原に石を探しに出かけた。
昨年の「壁新聞」で「どんぐり」をテーマに書いた時、縄文人が「すり石」「石皿」という道具を使ったことを調べていたので、それにあった石を探してきた。(※2枚目の写真は、昨年の「壁新聞」の一部)
良さそうな石をいくつか拾ってきて、タワシで洗い、念のため、熱湯で煮沸消毒した。
 
 
「すり石」「石皿」にぴったりの石を見つけるのは、かなり骨が折れた。最初は使えそうな石を手に取るだけでも大変で、ヘトヘトになった。
ただ、1時間くらいして目がなれてくると、次第にコツがつかめてきた。川原にある無数の石のなかから、使えそうな石に、さっと手が伸びるようになった。
昔の人は、自然の素材を見る眼がきたえられていたのだろう、と話し合って感心した。
「石皿」は、ゆるやかな「くぼみ」が必要で、なかなかぴったりのものがなかった。
また、カクカク角ばった石は、たぶん、まんべんなくどんぐりをつぶすことが出来ないだろう、と予測を立てて拾わなかった。どうしても小さな死角が出来て、ツブが残るだろうと考えたからです。
また、石の形だけでなく、石の質も大切だ。試しに石同士をすり合せてみると、ボロボロくずれるものや、石の粉がでるものがある。これでは粉に石つぶが混ざってしまうので使えない。
また、「すり石」と「石皿」はペアで組み合わせて使うので、1個ではだめだ。ちょうどいいペアの石がないと使えない。
また、実際にどんぐりをつぶしてみると、石のサイズや、手にもつ部分の形も重要だと分かる。手でにぎる部分の形が悪いと、すりつぶす時に力が入らず、うまく粉にならない。
こういったことは現場で実際に試してみて分かってくる。
石を探しながら河原でいくつかの生きものに出会った。
石をめくると、同じ種類のゴミムシがいくつか見つかった。
あとで専門家の方から、河原の普通種・ノグチアオゴミムシだと教わった。石の下が少し湿った場所で見つかった。
また、河原ちかくの(舗装されていない)道で、トノサマバッタ、マダラバッタ、ヒナバッタが見つかった。道路わきには背の低い草が広く生えていた。
トンボでは、マユタテアカネがいた。赤トンボの仲間では、もっともよく見られる気がする。


 

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