活動レポート

活動レポート

『よみがえれ! タナゴたち!』展目前 タナゴ透明標本到着

盈進中学高等学校環境科学研究部 (広島県)

活動日:

2012年10月01日

実施場所:

盈進中学理科室

参加メンバー&サポーター数:

17人

活動の分野:

  • 自然・生物多様性 自然・生物多様性
  • イベント・交流会 イベント・交流会

SDGs:

活動内容

 20年以上も前から絶滅危惧種1a類であり、最近「種の保存法」に指定されたスイゲンゼニタナゴの飼育と人工繁殖をもう一人のサポーターがコツコツと続けています。本種の寿命は自然界で1年、飼育下でも3年が限界です。飼育中に当然寿命が尽きてしまいます。
 それらは、これまですべてホルマリン標本にしてきました。しかし、この標本は専門外の人たちにとっては気味悪いものにすぎません。
 そこで今回、芦田川に生息する他のタナゴ4種と死んだばかりのスイゲンゼニタナゴを誰でも手にとって観察できるように「透明標本」にすることにしました。
 丁度、広島市在住の尾野彩華さんが『透明教室』を開いておられることをHPで知り、お願いしてみることにしました。

参加者のようす

 快く承諾していただきました。ただし、完璧な標本にするには時間が足りないとのこと。最低1カ月はかかるところを3週間で行っていただきました。状況も懇切丁寧に説明していただき、「不十分なままの標本でごめんなさい。」とのこと。
 いいえ、謝るのは依頼が遅れたサポーターの方です。明らかに判断ミスです。
 昨日、我が家に丁寧な梱包とともに届きました。一人で開けずに部員たちと開けました。「おおーっ」と歓声が上がりました。きれいです。触ってじっくり観察できます。

感想・気づいたこと・考えたこと

 尾野さんにとっては「不十分な標本」かもしれませんが、むしろ硬骨部分が赤く、軟骨やコラーゲン状の部分が青く染まり、みんな「むしろこの方がいい」と喜んでいました。
 飼育室で20年以上も飼育を続けることにより、遺伝子の偏りも当然あり、自然界へ戻すこともできず、譲渡・採取・販売もできないスイゲンたちの知名度をあげていく手段として有効であると思いました。
 また、何よりも快く協力していただいた尾野さんの懸命な作業に感謝です。本当にありがとうございました。

その他

 ほぼ、準備完了です。あとは模造紙を張りながら誤字脱字を確認すること、もう一つは、サポーターの書斎からタナゴ関連の書籍を発掘することです。2階の3部屋と階段に、魚の本があふれています。
 ああ、どうしよう・・・クタクタじゃし・・・

【メンバーの皆さんへ】
タナゴたちの展示目前、あわただしいなか、またまた、サプライズがでましたね。
臨場感あふれる報告、ありがとうございます。
丁寧な梱包が開けられた瞬間、「おおーっ」という歓声!「きれいです。触ってじっくり観察できます。」との記述と写真を拝見し、納得しております。
日頃の地道な活動が、大きく花開いたできごとでしたね。本番頑張ってください。
【サポーターの方々へ】
「ほぼ、準備完了です。」の文字が躍っていますね。おつかれさまです。本番を前にして寝込まないでくだいね!
展示に向けて、次々とアイデアを実現されてきた企画力と実行力に敬意を表します。
「透明教室」を広島で開かれている尾野彩華さんの協力を得られたのも、皆さん、特にサポーターの方々のこれまで取り組んでこられた情熱に共鳴されたものと拝察致します。
しかしながら、透明標本1本につき、約1万円の費用がかかり、スイゲンゼニタナゴ2本、その他のタナゴ4種・8本の計10本の予算確保の折衝は、書かれていませんが、如何に大変であったかと勝手に心配しております。
ご関係者のチームワークにより、「よみがえれ!タナゴたち」展、本番は成功間違いないと確信しております。
エコまる
盈進中学高等学校環境科学研究部のみんな、報告ありがとう!
環境に関することならどんなことでもエコロジカルあくしょん!
これからも一緒にがんばろう! がんばってるなと思ったら拍手をしてね★
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クラブのプロフィール

  • クラブ名盈進中学高等学校環境科学研究部
  • 所在地広島県
  • クラブの種類学校のクラブ

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